本来は、朝起きた際に備え付けのベッドから西側の窓を通して、水辺を見ることができるよう、湖沼の東側に立てることを念頭に設計されたヒヤシンスハウス風信子荘。玄関は南側。
さいたま市が政令指定都市にならず、別所沼公園が埼玉県の管轄のままだったら、ここにヒヤシンスハウスは建てられることはなかったろう。
ただ、さいたま市が政令指定都市となった2003年当時、湖沼の東側エリアは、すでに民間の土地となっていたため、南側の玄関の位置のまま、湖岸の西側に、残っている図案をもとに、2004年に建てられることとなった。
よってベッド脇の出窓からは、水辺は見えず、道造の図案とは異なり、反対側の東側に水辺が見える配置となる。
来訪時、「&Premium」という雑誌が北側の窓に面している机に置かれていた。2022年12月号の最新号で数ページに亘って紹介されていることから、見学者も増えているとのこと。
下町生まれ下町育ちの立原道造。恋人と別所沼を訪れた翌年の昭和14年(1939年)、24歳で、小さな週末別荘、ヒヤシンスハウスの五十枚ほどの図案を残したまま、結核により夭折。
風の強い日で、針葉樹であるが、メタセコイアやラクウショウがハラハラと落ち葉となって盛んに絶え間なく、散って落ちて...
Read moreとある日、たまたま訪れた別所沼公園にて、「美の巨人たち」で紹介されていた小屋は、もしやこの湖の公園内にあるのでは?と思い出した。 湖周辺を周回すると、この小屋が鎮座していた。 平日の早朝なので、湖をランニングする人は多いがこの小屋を気にする人はおらず。 当然ながら、雨戸が閉まり、中の様子は全く見られないが、建物自体の慎ましい存在感はそれだけでも見応えある。 看板はあるものの、いつ開館しているのか説明は全くない。 どこかにあったのかもしれないが。 ウェブサイトには、開館の予定が書いてあったので、その時...
Read more別所沼公園にある「ヒアシンスハウス」に行ってきました🪻🏠
ここは東大の詩人であり建築家の「立原道造」氏が自らの別荘用に設計した家ですが、ご本人は24歳で肺結核で亡くなってしまったので、建てることができなかったものです🏠
後年になって、さいたま市政令市記念市民事業の「詩人の夢の継承事業」として2004年に完成した施設です😃
入り口を入ると、友人たちと過ごすスペース。振り返るとプライベートスペース。シンプルで機能的に作られた内部は狭さを感じさせないゆったりとしたスペースでした😃物...
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