一瓶塚稲荷神社(いっぺいづかいなりじんじゃ) 主祭神 豊受姫命 配祀神 久久能智命 猿田彦命 草野姫命 大宮能売命 境内社 厳島神社 西宮大神宮 八幡宮 織姫神社 旅料飲三業稲荷 神明宮 笹森稲荷神社 愛宕神社 社殿右後方の合殿(月読宮、淡島神社、天満宮、染殿神社、市廛神社、太子神社、八坂神社、浅間神社、雷電神社)
由緒 一瓶塚稲荷神社の前身は、藤原秀郷が天慶五年(942)に創立した五社稲荷の一つで、当初は唐沢山城南の富士村にあったとされています。 歴史的な経緯は不詳ですが、文治二年(1186)佐野荘司成俊公が唐沢山城南の冨士村(犬伏町冨士)にあった稲荷大明神を今の地に遷し祀り、佐野荘百数十郷の総社として尊崇したといわれています。 大栗の関東五社稲荷神社社伝に「文治二年(1186)五月田沼に分靈を遷坐せしより小野寺まて渾て十ヶ所は皆本社より遷祀」とあります。
文治二年(1186)佐野成俊が唐沢山城を再興した際に、城の後口の固めに塚を築き、社殿が創建されました。 その折、各地の人々が瓶に土を入れてこの地に運び、塚を築いて社殿を造営したので、塚を一瓶塚と呼び、社を一瓶塚稲荷神社と称しました。
国認定重要美術品「銅製鳥居」 武将庶民の信仰も厚く、延享三年(1746)には、佐野荘の人々の協力によって銅製鳥居(国の重要美術品)が奉納されています。 拝殿の「佐野総社正一位一瓶塚稲荷神社」額は、寛政十二年(1800)神祇総管領白川資延の揮毫によるものです。 また、一瓶塚稲荷神社では、狩野探幽十二天尊図掛軸十二本を所蔵しています。
昭和四十年(1965)境内の社殿の前面が非常に狭かったので、後方に土を盛り一瓶塚を延長して社殿を移し境内を整備するための境内模様替奉賛会を結成し、社殿を始め一瓶塚、鳥居、社務所、神庫、その他一切の建物、工作物を移轉、改修或は新設して、境内の模様を一新、昭和四十八年(1973)この歴史的大事業を達成しました。
佐野市指定文化財(建造物)「一瓶塚稲荷神社及び西宮神社社殿」 本殿は、延宝三年(1675)、寛政三年(1791)四月の火災後に再建され、現本殿は寛政十年(1798)の再建です。 幣殿・拝殿・向拝は、天保五年(1834)一月の火災後に造営されたものです。 境内にある西宮神社社殿は、一瓶塚稲荷神社再建の頃の建造と伝えられています。 (サイト「栃木県神社庁」及び「境内案内板...
Read more栃木県佐野市、東武佐野線田沼駅付近に鎮座する『一瓶塚稲荷神社』さん。 幼少の頃から、夏祭り等で度々訪れた事があったが、真面目に参拝したのが今回が初めて。 趣のある重層な一瓶塚稲荷神社。 参拝すると、拝殿の中に、金色の狛狐が置かれていました。 ちょっと可愛いかも。 今回、県道115号線の入口から参拝したのだが、昔の記憶だと逆側の田沼駅からも拝殿があったような気がしたので、参拝後に社務所で確認したら、拝殿の背後、赤い垣の中の本殿は朱に塗られた流造だが、本殿の背後に千鳥破風のある変わった形状。 本殿の後ろ、垣の中央に神門があり門の両脇に狛犬、参道の階段や鳥居もあるらしい。 両面神社ですかーww 社務所で御朱印をお願いすると、可愛らしい茶トラの猫ちゃんが🐱❤️ 神職さんと猫ちゃんトークで小一時間盛り上がってしまいましたw ●社名:一瓶塚稲荷神社 ●住所:栃木県佐野市田沼町1404 ●造り: 銅板葺入母屋造 ●御祭神: 宇迦之御魂神 伊弉諾尊 素盞嗚尊 大国主尊 拝殿の周囲には、下記の境内社があるそうですが、参拝した日は時間が無かったので、未参拝です。 西宮神社、八幡宮、織姫神社、旅料飲三業稲荷、八坂神社、神明宮、笹森稲荷神社、愛宕神社。 ●由来: 942年 藤原秀郷が、相州鎌倉松ケ岡稲荷大明神を詣で関八州管領の地に四社を勧請し「関東稲荷社」と称した。 その四社とは、武蔵国鴉森、武蔵国王子、上野国新禞院と下野国富士村の『関東五社稲荷神社』 1186年...
Read more佐野ラーメンと佐野厄除け大師で有名な栃木県佐野市の田沼にある、俵藤太秀郷勧請の稲荷神社です。読みは「いっぺいづか」となります。 日本七社(七大稲荷神社)の一つを称してはいても、全国的な知名度はゼロに近いと思われます。国宝は言うにおよばず国重文もありはしませんが、社殿を飾る精緻な彫刻が素晴らしく、わざわざ足を運ぶに足る見ごたえを有しています。社殿の手前にある青銅の鳥居の根本にはミニサイズの狛犬がいて可愛らしいです。 佐野市の中心部からは外れていますが、東武田沼駅からは徒歩一〇とかからず、バスも併用すれば不便を感じない程度のアクセスは確保されています。近くには佐野ラーメンの名店である岳乃屋もあります。ちょいと足を伸ばすならお店の選択肢もさらに増えます。近辺には唐沢山城跡に出流原弁天池といった、知名度はさほどでなくとも味わい深い名所もあります。
首都圏在住でも佐野の田沼まで来るのはなかなか面倒ですが、来たならば是...
Read more