近くの駐車場はシステムパーク遠見塚1丁目がある。方墳の入口まで徒歩3分220mくらい。 東北地方第三位の大規模前方後円墳。大型前方後円墳の北方限界線に位置する古墳になる。西暦300年頃の地方豪族の墓と伝えられている。 残念なことに、1941年と1947年の霞目飛行場の拡張工事で古墳のたくさんの土砂が工事用に運び出されて後円部分の半分がなくなり不完全な形になってしまった。その後コンクリートで固めてもとの形に復元したそうだ。仙台バイパスの工事でも方墳の一部が削り取られた。 60年代までは周りが畑で67年頃に公園として整備されたが、自転車で斜面をかけおりる者、段ボールでそりすべりをする者、凧あげする者など季節を問わず近所の子供達の遊び場であった。 68年75年に発掘調査が行われた。西隣にある遠見塚小学校には出土品の一部が保存れているそうだ。 見晴らしは霞目自衛隊駐屯地のおかげで周囲がビル開発されずに、昔...
Read more仙台駅の南東約3.5kmにあり、標高10m前後の広瀬川北岸の自然堤防上に立地する。県内第二位の規模を持つ前方後円墳で、主軸長110m、後円部の径63m、前方部の幅37m、後円部の高さ6.5m、前方部の高さ2.5mである。前方部が後円部に比べ著しく低いのが特徴であり、周囲には幅10数m~40数mの不規則な形の周濠が巡る。 埋葬施設は、南北方向に長い2基の粘土榔(割竹形木棺)で、後円部に排水施設を伴う竪穴式の墓壙を掘り、東西に平行して同時に埋納されていた。副葬品は、東榔から碧玉製管玉1点、ガラス小玉4点、竹製黒漆塗り竪櫛18点が出土しただけで、古墳の規模に比べ極めて貧弱であった。築造時期は、古墳の形態や主体部、墳丘外表の出土遺物から4世紀末~5世紀初頭と推定され、被葬者は仙台平野を治めた首長と考えられている。 現在は、歴史公園として復元整備され、出土遺物は仙台市...
Read more何十年も前から、ここの前を車で通るのですが、駐車場が見当たらない為中々訪れる事が出来ませんでしたが、息子と散歩の途中、やっと立ち寄る事が出来ました。 お恥ずかしい話しですが、つい最近までここは単に、昔、一定の距離に設けられた遠見塚だと思ってましたが、名前に古墳?て付いていたのに、今さら気が付いて、航空写真見たり調べたら、何とあの大阪の仁徳天皇陵古墳と同じ、「前方後円墳」。バイパスでちょっと削られちゃってるけど、鍵穴マークが見てとれる。高貴な御方のお墓とは知らず、古墳に上がって、「当時の人はここから遠くを見渡したのか~」なんて、とんちんかんな事を思ってました。 半分は、復元された物と書いて有りましたが、貴重な古墳に皆が普通に上がれる様になってますけ...
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