子どもの頃から川沿いや海辺を歩くのが好きで、大人になってからも休日の過ごし方の一つとして散歩やサイクリングは欠かせない習慣になっている。ここ葛西臨海公園は、自分にとってそうした日常を少し豊かにしてくれる場所のひとつだ。最初に来たのは、たしか自転車で荒川を下ってきた時だった。広大な敷地に圧倒され、正直なところ方向感覚を失って迷子になりかけたのをよく覚えている。けれどもそれもまた公園のスケールの大きさを物語っているようで、都市の中にありながら自然に包み込まれる不思議な感覚を味わえた。
以来、この場所はサイクリングの目的地や途中休憩のポイントとして何度も訪れるようになった。ロードバイク仲間と走ることもあれば、一人で思いついたように出かけることもある。嬉しいのは自動販売機がしっかり揃っていることだ。真夏の炎天下を走った後、冷たいドリンクをすぐに手にできるありがたさは言葉に尽くせない。コンビニや売店に寄る余裕がない時でもここなら安心できる。ただし食べ物については園内の売店やキッチンカーで事前に調達しておくのが鉄則だ。芝生に腰を下ろして補給し、ゴミをその場で捨ててまた走り出せるのも便利な点だと思う。
自転車やランナーの姿が多い一方で、家族連れや散歩を楽しむ人たちも大勢いる。ベンチに座って風に当たりながら人々の様子を眺めていると、時間がゆっくりと流れていくのを感じる。特に夕暮れ時、水平線に沈む夕日を見ていると、今日一日の疲れも不思議と軽くなる。休日にこうした時間を過ごせるだけで贅沢だと思える。
公園の一角には展示物や案内資料が置かれていて、周辺に生息する野鳥や季節ごとに見られる生き物について学べるのも面白い。自然観察が趣味というわけではないが、目の前を飛び交う鳥の名前がわかると、不思議と親しみが湧いてくる。まさに「野鳥の楽園」という言葉がしっくりくる。海鳥が群れをなして飛ぶ様子や、水辺で羽を休める姿を見ると、心が穏やかになる。
天気の良い日にはフードトラックが出ていて、軽食を楽しみながら芝生に寝転がるのも心地いい。レストランや観覧車もあり、家族連れや観光客にも人気だと聞く。実際、自分も子どもを連れて遊びに来たことがあるが、芝生で凧揚げをしたり、観覧車から東京湾を一望したりと、大人も子どもも満足できる場所だった。ホテルや庭園も見えて、都市と自然が共存している景色はやはりここならではだろう。
もちろんすべてが完璧というわけではない。例えば自販機の中にはICカード対応が限られているものがあって、現金を持たない自分には少し不便に感じることもある。また夕方には一部の施設が閉まっていることがあり、思い立って寄ったら利用できなかった、なんてこともあった。ただ、それを差し引いても...
Read morenice weather, food trucks, nice track to ride a bicycle.....and the scenery is great.....what else do you...
Read moreNice park & beach, restraunts & food trucks,...
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