The Museum of Zen Culture & History — Attraction in Tokyo

建築として評価　まるで屏風です。

文化財登録記念展示がされているタイミングで訪問しました。駒澤大学駅から大学に向かう通学用通路の交通整理をしている警備の方に確認して、記名などは不要でそのまま大学内に入ってＯＫでした。

新しい校舎も多く建っていますが、全景を見るのに邪魔な建て方はしていません。コンビニ近くから全景が見えます。板を90度折り曲げて立てた様な外観はまるで屏風です。

幾何学模様のテラコッタとスクラッチタイルが使われているので、フランク・ロイド・ライトっぽいと聞いていましたが、そんなにライト感はありません。

設計は菅原榮蔵で、ライトの模倣と言われるのに困っていると残しています。パーツはライト感がありますが、もっと目立つ見どころがあるので模倣には見えませんでした。

見どころは天井のステンドグラスです。禅宗大学の図書館には似合わない豪華さなのです。ドーム天井と比べると平面なので閉塞感が出やすいのを克服して...

ユニークな建物の博物館で、駒沢大学と関係の深い禅や曹洞宗、臨済宗などの歴史が学べます。

日本での禅は、鎌倉時代の禅宗が始まりですが（13世紀）、禅の起源はさらに古く、インドの僧、達磨大師（5〜6世紀）が中国で始めたそうです。その達磨大師から現在までの1500年の歴史は、なかなか興味深い内容でした。

大学という研究者向けの施設だからでしょうか、説明文が固いというか、読みにくいですが、誰でも見学させてもらえます。

建物は「耕雲館」という名で、1928年竣工、東京都選定歴史的建造物です。 説明板に建築としての特徴が記されていました。以下に一部を引用します。「立面には、フランク・ロイド・ライト風のモチーフや、セセッション、表現主義など、大正時代に流行した外来の新様式が...

ライフワーク的に石田梅岩と鈴木正三の繋がりを調べていたら、こちらに辿り着きました。 お二人ともに曹洞宗と繋がりがあって、どこか禅に触れるところないかと調べたら都心からもアクセス良く禅文化に触れる事ができた次第ですね。

田園都市線の駒澤大学駅からは、15分程度歩きます。とはいえ無料で楽しめるので、こちらおススメです。

建物の名称は「耕雲館」らしく、関東大震災復興事業の一つとして大正14年（1925年）に建てられた歴史的建造物とのことでした。 この建物だけでも、一見する価値ありますね。

館内も私のような初心者にわか向けに、鳴らしもの体験や達磨との撮影コーナーや理解を促すQRコードへの導線などかなり面白かったです。 （鳴らしものの振鈴で、想像よりデカい音が出てビック...