津和野の山あいに佇む、医療と食を学ぶ場所「医食の学び舎(旧畑迫病院)」
津和野町の中心部から車で約20分、自然豊かな山里に「医食の学び舎(旧畑迫病院)」があります。かつてこの地で地域医療を支え続けた「畑迫病院」が復元され、今は医療史の展示と食を通じて健康を考える体験施設として生まれ変わっています。
館内には、明治〜昭和初期の診察室や病室、待合室などが当時の雰囲気そのままに再現されており、実際に使用されていた医療器具や薬瓶、看護衣、医学書なども展示されています。木の温もりを感じる廊下や、風鈴が揺れる天井飾りなど、どこか懐かしく、心安らぐ空間でした。
特に印象に残ったのは、初代院長・吉田興三にまつわる展示。小さな村で天然痘の予防接種を6,000人以上に行い、感染を食い止めたというエピソードには胸を打たれました。病院の創設者・堀礼造の志や、地域に根ざした医療の歴史を深く知ることができます。
展示を見学したあとは、建物内に併設されたレストラン「糧 -72recipes project-」で、地元の野菜を中心とした優しい味わいの料理が楽しめます。医と食を通じて“健康とは何か”を感じられる、心に残る体験でした。
※Googleマップのナビでは細い山道に案内されることがあります。「道の駅 津和野温泉...
Read more畑迫(はたがさこ)病院は、明治25年(1892年)堀家15代当主...
Read more山あいにある学校のような建築が目を引く場所です。
このような山間の地に明治時代に病院が開設され、当時では非常に珍しいレントゲンの設備や手術室を備えていた事に驚きます。 当時の診療室や病室などが再現されており、黎明期の医療現場の様子がよくわかります。 特に明るさを意識した手術室など、なかなか見ることのできない設備もあります。畑迫病院の歴史は細かい説明は休憩室で上映されている映像で、詳しく説明がされています。
ちょうど、訪問時には江戸から明治にかけての医療の歴史について展示がありました。 また、展示スペースとは別に建物を利用したカフェ?が併設されています。
少し先に進んだところにある堀氏庭園と共通の入館券もあるので、合わ...
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