公共交通機関を利用したアクセス面の解説です。令和7年9月時点での情報です。4月1日〜11月30日の期間限定でシャトルバスが1〜2時間に1本出てます。 上田駅から上田電鉄別所線で駅に行きます。令和7年9月までは下之郷駅、令和7年10月からは塩田町駅です。本数が少ないくてシャトルバスへの連結が悪いので時間は調べて行くべきです。両駅でのバス乗り場はどこにも書いてないのですが、いずれも小さい無人駅なので、駅にいればシャトルバス来たかどうかわかります。 シャトルバス乗り場は無言館から350mの位置にあります。 令和7年10月になれば、シャトルバスが下之郷駅より無言館に近い塩田町駅発になります。バス乗り場の時刻表の写真を載せてしまいましたが、令和7年10月からは発着駅が塩田町駅に変わるので、当然時刻表も変わりますので、ホームページから最新の情報を仕入れてくださるようお願いします。 行きについては、無言館のバス乗り場に着いたら、バス乗り場から駐車場を突っ切って、公園突っ切って、信州の鎌倉の立て札から右に上がると無言館別館があり、さらに奥に進むと無言館があります。 帰りについては、バス乗り場は無言館別館から少し下がって左手にある「信州の鎌倉シャトルバスのりば」と書いてある方向に進んで、公園を突っ切って、さらに駐車場を突っ切った所にある上田バスと書いてある赤いのが立ってるバス乗り場です。無言館側のバス乗り場は変わらないと学芸員さんが話してました。 私は行きは塩田町から徒歩で無言館まで行きました。40分かかりました。住宅街を突っ切る感じです。無言館に行くなら車有る方は車推奨ですね。無料駐車場ありますので。塩田町駅からタクシーという手はあるかな?と思いましたが、無いです。行ってみると塩田町駅は無人駅で、タクシーなんているわけも無く、無言館まで交通量の多い道路すらありませんでした。上田駅から無言館まで公共交通機関で行けるのですが、本数が少ないので上田駅からタクシーも有りかな?と思いましたが、無言館まで4,000円くらいかかるようで、止めました。上田駅には常にタクシーいます。 ちなみに、塩田町駅から流しのタクシーに乗ればいいのでは?と誰もが思うところですが、行けばわかるのですが、塩田町駅も下之郷駅も同じですが、流しのタクシーなんているような土地柄ではありません。のどかな住宅地です。絶対にタクシー呼んでおかないとタクシーでは無言館に行けません。私は塩田町駅から無言館まで行きは40分歩きましたが、流しのタクシーは1台も見ませんでしたよ。
無言館に入ると、いきなり展示があります。「あれ?入館料1,000円はどこで払うのかな?入り口間違ったかな?」と思いましたが大丈夫です。こちらは出る時に支払うシステムです。 無言館の展示スペースは小さいです。適当ですが、本館は縦幅10m✕横幅6mくらいのが4つ縦横に組み合わさった、上から見るときっと十字架の形の建物です。でも、見応えはあります。私は本館と別館合わせて3時間滞在しましたが、いようと思えばいくらでもいれる感じでした。館内の写真撮影は禁止ですが、出口ではポストカードを売ってます。全部の作品があるわけではありません。
展示から、戦地に赴かなければならない無念さ、大切な人への想いを受け取りました。お客さんの中には、すすり泣く方もいらっしゃいました。そういう気持ちになり、日常生活への感謝について考える機会になりました。印象に残ったエピソードです。 ・おばあちゃん子の方が戦地に赴かれる際に、もう会えないだろうからと言っておばあちゃんの絵を遺し、おばあちゃんは黙って涙を浮かべた ・今まで書いたことの無い妻の裸婦像を書いた ・18歳になる妹の絵を遺し、戦地に赴いた兄。妹自身も戦争で夫を失くしたが、母子で生き抜き、80歳なっても兄の遺した絵と共に生きてきた。 ・貧乏な農家の出身だったが、絵の中だけでも上流階級を想像した家族を描き、美大に行かせてくれた家族に感謝を表した。 …上手い下手とか難しいことはよくわかりません。伝わるのは気持ちです。私は戦争のような強力な力に人生を左右されずに日々を生きていられること、今まで強力だと思っていたものは強力ではないこと、自分の人生を自分で切り開いていける環境にあることを感じました。私が辛いと思っていたことは、戦没画学生の方々に比べれば、何のことは無く、改めて周囲や環境に感謝して生活することの...
Read moreWe went all the way out to this place, which doesn't look so big from outside, to find the admission was 1000 yen and almost didn't go in. So glad we did, although the exhibits are almost unbearably sad. You might expect scribbles and sketches from art students, but there are some straight up masterpieces on display along with personal effects of some of the artists. It really drives home the futility of Japan's war and how much it wasted not only young lives but the cultural inheritance of...
Read more長野・群馬の旅で、立ち寄りました。前日、別所温泉に泊まり、翌日朝イチで伺いました。開館時間は9:00〜17:00、毎週火曜日が休館日で、入館料は、全館共通券(無言館・第二展示室)1000円です。扉を開けて入館すると、館長のご挨拶が飾られています。「あなたを知らない。遠い見知らぬ異国で死んだ画家生よ。私はあなたを知らない。知っているのは、あなたが遺したたった一枚の絵だ。あなたの絵は朱い血の色にそまっているが、それは人の身体を流れる血でなく、あなたが別れた祖国の、あのふるさとの夕灼け色、あなたの胸をそめている父や母の愛の色だ。どうか恨まないでほしい。どうか咽かないでほしい。愚かな私たちが、あなたがあれほど私たちに告げたかった言葉に、今ようやく五十年も経ってたどりついたことを、どうか許してほしい。五十年を生きた私たちのだれもが、これまで一度としてあなたのせつない叫びに耳を傾けなかったことを、遠い見知らぬ異国で死んだ画家生よ。私はあなたを知らない。知っているのは、あなたが遺したたった一枚の絵だ。その絵に刻まれた、かけがえのないあなたの生命の時間だけだ。」1997年5月2日、開館日の、窪島誠一郎さんの言葉です。館内は十字形になっていて、壁には絵画が飾られ、展示ケースには、手紙、写真、ノート、筆、パレットなど、遺品が数多く展示されています。絵画の横には、亡くなった年齡と場所が刻まれ、20代から30代前半の若者ばかりでした。学徒出陣は、歴史の教科書で習いましたが、改めて肌で感じることが出来ました。無言館に、寄付・寄与された遺族の気持ちを考えると、心が痛みます。私たちは、戦争を知らない平和な世の中を生きていますが、忘れてはいけないこと、知らなくてはいけないことが、まだ沢山あると思いました。去年12月に、知覧特攻平和会館を見学し、特攻隊員の手紙に涙しましたが、ここ無言館でも、画家生の思いを知り胸を打たれました。この旅の目的の一つだったので、来れて良かったです。プチ情報ですが、共同館主は、以前樹木希林さんが就任していて、現在は娘の内田也哉子さんが、その意志を受け継いでいます。ぜひ上田に来たら、...
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