親鸞聖人の関東時代における高弟のうちの一人、西念房の吉川市「清浄寺」を訪問いたしました。 お寺の境内には西念房のお墓があり、現在24輩寺院の中で唯一埼玉県にあるお寺のようです。
昔の常陸国や下総国の真宗寺院を訪問していた時には気づきませんでしたが、調べてみますと武蔵国は政治的支配層の栄枯盛衰が激しく、寺院の存続ですら一筋縄にはいかない厳しい場所だったということが分かります。 特に後北条氏の治世は真宗寺院にとっては非常に厳しく、改宗や廃寺を余儀なくされたお寺もあったそうです。 この清浄寺もいつしか真言宗のお寺になっていましたが、後になって旧跡の部分を真宗に戻したという歴史があり、千葉県野田市の「長命寺」を訪問した際にも思いましたが門徒様の並々ならぬ熱意をここでも感じました。
事前に訪問させて頂きたい旨をお伝えしてから訪問する。最寄り駅の吉川駅からは歩いて10分もかからず到着します。 住職様がお忙しい日だったため対応は難しいですが自由に参拝していってくださいとのことでした。 (住職様はとても優しい方でした)
比較的こじんまりとしたお寺で、綺麗にされた境内を見学した後、本堂にてご本尊様を参拝。 寺縁起の資料を頂き、謂れのある史跡も見学できました。 お忙し...
Read moreコンパクトに整備された庭が良いです。 浄土真宗親鸞聖人の直弟西念が、下総西念寺より移り住んだのが1288年。この時が開山という。 「清浄寺略縁起」によると、翌年3月親鸞真影の前に端座合掌し、念仏と共に108歳で示寂...
Read more浄土真宗の改組である親鸞聖人の関東における高弟『二十四輩』の1人西念が開祖。 左官職人であれば一度は耳にした事がある位有名な漆喰鏝絵の達人『伊豆の長八』と呼ばれた入江長八の『漆喰造親...
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