穏やかでおおらかな雰囲気のいい古墳でした!県内最大級の前方後円墳だそうで、逗子を愛する者として誇らしい気持ちになりました笑 前方後円墳が造られたということは、ここにいた豪族は、ヤマト政権との強いつながりがあった訳なのですね。
逗子駅から歩いて、六代御前不動院を右に折れた先の急な山道を歩きに歩き、蜘蛛の巣をかき分け、倒木にビビり、二号古墳を堪能し、木の根を掴みながら道を登ったりした末に、やっと辿り着いた一号古墳。 ここまでの道のりが結構アドベンチャーなので(すごく楽しかったけど)、多少汚れてもいい服装と滑りにくい靴で行くのがおすすめです。
古墳を間近に見るための古墳の整備工事が中断されてしまっているようで、古墳のまわりにロープ柵が回されていました。古墳の側面には防草シートが貼られていましたが、古墳に登るための擬木階段は既にできているようでした。 しかし、ここに来るまでの道の険しさを思うと、そんなに集客の見込める場所でもないし、市の財政が厳しいのなら整備の再開は難しそうだなぁ〜と、思ってしまいました。
古墳のまわりの草原を、オンブバッタやなんとかコオロギがピョンピョン跳ねていてとてもかわいかった。いつか古墳が整備されたら、ここでのんびりお弁当を食べるのも良さそうです。
また、古墳の出土品や詳しい解説を期待して逗子市郷土資料館の方にも行ってみましたが、こちらは閉鎖...
Read more長柄桜山古墳は、逗子市と葉山町にまたがる前方後円墳群で、全長約90メートルの1号墳と2号墳から成り、神奈川県内最大級の規模を誇ります。築造は4世紀後半とされ、相模地域の有力首長の墓と考えられています。周囲の斜面を利用して築かれ、相模湾を望む立地は当時の権力を象徴しているそうです。
この古墳群は平成11年、住宅造成工事の際に偶然発見されました。工事で一部が破壊される危機に直面したのですが、地元住民や研究者の保存運動が起こり、その後の調査で埴輪や葺石の痕跡が確認され、学術的価値の高さが明らかになったことで、平成14年に国史跡に指定されました。
令和6年に、墳形が比較的明瞭に残る1号墳が史跡公園として整備されました。周囲に散策路が整い、案内板も設置され、後円部の展望スペースから江の島も眺められ、古代のロマンを感じることができます。調査では円筒埴輪や形象埴輪の破片、須恵器などが出土したそうです。2号墳は樹木に覆われ、古墳の真上をハイキングコースが通っており、気を付けないと通り過ぎてしまいます。注意して見ると、前方部と後円部の形がなんとか確認できます。 アクセスルートは複数ありますが、いずれも山道で急な階段と坂が続きます。標識は整備されているのですが、一部なくてわかりにくい箇所もあります。軽い気持ちで出かけると結構苦労します。歩きやす...
Read moreこの古墳の発見譚は広く知られているが、東家洋之助氏の功績は超ファインプレー、まさにクリティカルヒットだと思う。 聞き齧った話だと、もともと怪しいと睨んでいたらしいが発見に至って本当に良かったと思う。
さて、古墳そのものについてだが、もう何年も整備中の様相を呈したままだ。 保護なのか整備なのかも判別しかねる状態であり、好きな人以外には説明されても古墳と認識出来ないありさま。 上部に上がる為の階段もあるが、現在古墳部への立ち入りは禁止されている。 最終的には復元整備がされるのか気になるところだが実現は厳しそう。
⭐︎5は古墳自体の価値に対してであって、現状などを鑑みるともっと点数は低くせ...
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