私が洞川温泉への旅行を思い立ったのは、ほんの偶然からです。今月、土日に有休取りそびれた私は、代わりに平日の11月14日(火)・15日(水)に有休と公休を繋ぎ合わせて一泊旅行を思い立ちました。たった一泊の急な一人旅なので、大阪から近鉄とバスで気軽に行く事が出来、温泉でゆっくり寛げる洞川温泉に行く事にしました。
実は、洞川温泉には夏にも行こうと思っていたのですが、今年の夏は事の他猛暑で、「関西の軽井沢」と称される当地の旅館はどこも予約で一杯。「ならばオフシーズンの晩秋・初冬の平日なら、ひょっとしたら予約が取れるのでは?」と。そう思い、ダメ元で電話したら首尾よく予約が取れました。
そんな「取り敢えずの骨休み」のつもりで来た洞川温泉なので、当初はそんなに期待していませんでした。でも実際に来たら大違い。いまだに残る昭和の旅情にいたく感激しました。
まず値段。洞川温泉の旅館はどこも一泊2〜4万円もする中で、この旅館は1万3千円余りと比較的リーズナブル。それでいながら、晩は鴨鍋、朝は湯豆腐と、手作りの料理が一杯。地元の名水で作った豆腐は、普段、大阪のスーパーで買う豆腐とは違い、非常に味が円やかで身が締まっていて、非常に食べ応えがありました。
しかも、泊まった和室は、畳敷きの部屋に、ストーブと炬燵(こたつ)があり。炬燵なんて見たのはもう何十年ぶりか。もうずっと家賃3〜4万円台の洋間6畳ワンルーム暮らしなので、広い部屋の畳の上で、炬燵に入って、ゆっくりとお茶やお菓子を食べる、そんな昔の暮らしをもう一度追体験してみたかったのです。
ただ難点はエアコンの設備が全くない事。夏は大阪よりはるかに涼しいので、別に無くても構わないのですが。大阪より摂氏10度近くも下がる冬は、さすがに炬燵とストーブだけでは冷え込みます。
洞川温泉は標高835メートルの高地にあるので、私もそれを見越して冬の装備で来たのですが。浴衣に着替えるお風呂上がりは、流石にエアコンが無ければ寒いです。
でも、そこさえ除けば、布団はフカフカで暖かく、提灯で照らされた旅館街の夜景も、幻想的な雰囲気を醸し出して、非常に良かったです。
しかも、元々は修験道の僧や行者が泊まる宿だったので、当時の面影がそこかしこに残っています。例えば、集団で大峰山に参拝する「講」と呼ばれるグループの額や提灯が、まだそこかしこに残っています。帳場の隅には、行者が重宝した「陀羅尼助(だらにすけ)」と呼ばれる漢方薬(胃腸薬)の売り場も併設されていました。
最近は、とかく旅行と言えば、外国人観光客や国内の金持ち連中ばかりが優遇され、彼らの好みに合わせた成金趣味の「和風もどき」「ぼったくり価格」の旅館ばかりとなり、私みたいな貧乏客は、満足に旅行も楽しめなくなってしまっていました。
「和風もどき」と「純和風」は似て非なる物です。幾ら日本風の旅館を装った所で、「和風もどき」はすぐに馬脚を現します。それは今の大阪の黒門市場や新世界を見れば一目瞭然。そこでは、薄っぺらで騒がしいだけの「和風もどき」で「ぼったくり価格」のサービスばかりが幅を利かし、「古き良き日本」の風情はすっかり失われてしまいました。
しかし、洞川温泉には、まだそんな「古き良き日本」の風情がまだそこかしこに残っています。それが炬燵であり、陀羅尼助の漢方薬です。何よりも実際にそこに住んでいる住民の生活の息吹が感じられます。「和風もどき」には全然感じれなかった住民の息遣いが。
確かに、「純和風」旅館の宿泊料や定食屋の値段も、お世辞にも安いとは言えません。駅そばでは500円前後で食べられる「お握り・蕎麦セット」みたいな定食でも、洞川温泉では軒並み千円以上しますから。それでも、大阪の「和風もどき」民泊と比べたら、「純和風」の旅館や定食屋の方が、まだはるかに風情があります。それを堪能出来たのが...
Read more天川村らしいよい旅館です。 修行を終えられた行者さんも泊まられてました。 ごはんもおいしい。 意外にもクレジットカードが使えました。
駐車場は宿から少し進んだところにあり、おかみさんが案内してくれます。 大峯山の麓にあるせいか、神聖な雰囲気がありますが、温泉街なので明るく楽しい雰囲気もあり、情緒があります。 どこのお宿も修行のあとに足を洗って宿に入った名残で、縁側と水場がありました。 入口は開け放されていてとても開放的です。
お部屋は縁側のある和室。 縁側から通りの雑踏が手に取るように聞こえてくるのですが、夜間はとても静かです。 バス・トイレはなしで、金庫・洗面台・冷蔵庫があります。空と思っていた冷蔵庫にはびっくりするほど有料飲み物が!! 付近にコンビニはありませんが、お酒の自動販売機があったので、そちらを利用されても。 お手洗いは廊下を出てすぐで、改装されておりとても新しくて綺麗でした。
お風呂は2箇所あり、内風呂が一つずつです。 地味ですが、心を落ち着けて入れる感じ。 成分については詳しくないのですみません。 透明で無臭のお湯で、肌と髪の調子がよかった。 日替わりなので両方に入れます。 シャンプー等はこだわりのある方は持参された方がいいと思います。
食事はお隣の部屋でよばれました。 親しみやすくて肩肘張らない懐石です。 素朴ですが、とても美味しくいただきました。 朝食は刺身こんにゃく、湯豆腐など、ありきたりではないメニューが新鮮。胡麻豆腐はおかみさんの手作りだそうです。 朝食のあとコーヒーを出してくれるのもうれしい。
今回は日没近くに十津川から出発し、ナビに従い168号→県道49号を走りましたが、落石&木、廃村、街灯がない、森に囲まれておりオバケ感がある、で運転に不慣れな私は非常に怖い思いをしました。このルートを通る際はお気をつけください!
到着が遅くなった私に「怖かったでしょう」と労いの言葉をかけてくださったり、おもてなしの気持ちが伝わ...
Read more2025.5.2に宿泊
予約の段階で、1人宿泊がほとんどないこの地域で、奇跡的に1部屋予約可でした😌
当日の18:00頃の忙しい時間帯に旅館へ到着すると、ご主人と女将さんが温かく出迎えてくれました。
そこで駐車場の場所を聞くと、「駐車場は少し離れているので案内します」というので誘導についていく事に🚙 ※場所は画像添付
案内の車に乗り旅館へ 移動の時に「龍泉寺」の見どころ(八大龍王堂の天井)を教えてくれました。
部屋(竹の間)につき、館内の説明を受けました👇 ・風呂は20:00まで2Fが男性、以降は女性と入れ替え ・夕食は18:30から部屋食 ・トイレ、洗面は共用
部屋に2か所出入口(引き戸)があるので、鍵は2か所になります。 HPでは風呂のサイズ感が分かりませんが、おそらく2Fの風呂の方が広いと思います。
夕食は画像の品物だけでなく、あとから「鮎の塩焼き」「あんかけすり身」「お吸い物」「てんぷら」「アイス」とかなりの量が出てきました かなりお腹がふくれましたが、どれも美味しかったです ちなみにドリンクメニューもあります🍺🍶🧃 ※写真取り忘れました
5月はじめの宿泊でしたが、エアコンの風量が弱く部屋は少し寒いです。 布団も写真の通りなので、夜も何度か目が覚めました😅
朝食も画像の通り豪華でした🍚🐟️🥢 最後はドリンク分のお会計(キャッシュレス対応)を済ませ、お礼の挨拶をして旅館をあとにしましたが、最後まで気持ちの良い旅館でした🙇
一人でも受け付けてくれるので、一人...
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