昔、鎌倉の腰越の浜にうちあげられた大きなおじぞうさんが、漁師の夢の中に現れ「江戸へつれていってくれ。もしも 途中で動かなくなったら、そこにおいてくれればよい。」と頼みました。他の漁師の夢の中にも現れたので、皆でおじぞうさんを牛車に乗せて運ぶことにしました。ところが境木にさしかかると牛車は突然動かなくなり、漁師たちは おじぞうさんをそこに置き去りにして帰ってしまいました。 境木の村人たちはおじぞうさんを見て困って悩んでいると、また夢に現れて「どんな粗末なお堂でもよいから造ってくれ。そうすればこの土地をにぎやかにしてあげよう。」と言いました。村人たちはさっそくその通りにすると、お参りに来る人も出て「ぼたもち」が名物のお茶屋さんもでき、たいへんにぎやかになったそうです。 また、このお堂のあるところには、良翁寺という小さなお寺がありました。そのお寺に釣り鐘を造ろうと、タイゼンという和尚さんが江戸まで資金集めに行ったところ、集まったお金を飲み食いに使い果たしてしまいました。困った和尚さんはまたお金を集めなおすと、前よりもたくさん集まって立派な鐘楼ができ、これ以来「お金の集まるお地蔵さん」として、人々から拝まれるようになりました。 良翁寺は大正12年の大地震でなくなってしまいましたが、今でも境内にある手洗い鉢は、金運の縁起にあやかろうと江戸吉原の人たちから寄進されたもので、その年号などがかすかに読み取ることができます。 このような話は昔話として各地に似たものが伝えられていると思いますが、都市化したこの横浜の地にも、ほのぼのとした史跡が残っていることが何となくほっとさせてくれます。また、おじぞうさんの向かいにある竹林の径を下っていくと、「代官屋敷」があり、その竹林のうっそうとした山と代官屋敷の立派な門を眺めると、歴史と同時にかつてこのあたりの山深さを感じることができます。 商売繁盛、金運の御利益があるという「境木のおじぞうさん」に、ぜひ一度お参りして...
Read more2025/5/23 追記 あらためて境内を見た。ここは保土ヶ谷 浄土宗 大誉山 珂山院 見光寺 の飛び地、その説明の石碑も立つ。浄土宗であるので”宗歌”の碑も立つ。 「月影の いたらぬ里は なけれども ながむる人の 心にぞすむ」 見光寺では宗歌の碑は見かけなかった。(代わりに青木雨彦の歌碑が有る) 地蔵堂内は絢爛豪華と思われる。これだけ大きな地蔵が流れ着いたとは、未だに信じ難い。 境内の入口階段横に地蔵尊と石塔が立つ。 ①六字名号塔(角柱/文字) 「南無阿弥陀佛 ・天下泰平 國土安全 保土ヶ谷町 ◯施主 ・正徳五乙未天 三月三日」 ー1715年建立。
②地蔵尊(丸彫立像/蓮台/角柱台) 「◯奉平◯◯ 六十六部供羪 享保十乙巳天 八月吉日 ・日本中 ◯江戸 ...
Read more旧東海道の権太坂を登りきった境木地蔵前の交差点にあり武蔵国と相模国の境に位置しているそうです。 良く手入れがされていてお堂の中には大きなお地蔵さまがおられました。大欅は上の方の枝が落とされていましたが幹の太さから年代を感じます。 車で何度も通っていたのですが今回初めてお参りすることが出来ました。 駐車場、駐輪場はないので東戸塚駅からバスで来るのが良いと思います。 また境木地蔵前の交差点を下って行く...
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