Yoshinoya — Restaurant in Anjo

8月末〜10月に出されるいちじく会席をいただいてきました。 いちじくの会席料理と聞いて一種の「変わり種」と思って伺ったものの、最高の素材と最高の技術が一皿一皿に詰め込まれた最高の体験でした。 以下一品ずつの感想です。

いちじくサイダー:無糖の炭酸水＋生いちじく。飲み物自体が甘くないので食前にぴったり。いちじくがシュワシュワする。いちじくのための飲み物。

湯葉よせいちじく:湯葉のソースが少し味噌が入ってて美味。それだけでも美味しいのに出汁につけたいちじくを殺さない優等生。ピスタチオがいい仕事してるんだけど、圧倒的に和食の味。何故だ。すごい。

八寸: ごんぎつね(いなり寿司):ごんぎつねの概念メニュー。びくの中に鰻入りのいなり寿司。鉄砲をイメージした生姜を添えて。なにこれ泣いちゃう！いなり寿司自体が既に美味しいのにウナギと刻み甘辛いちじく(刻むのサイズじゃない。でかい)で天を仰ぐ。 生ハムいちじく:間にガリが挟んでるのでちょい和風でスッキリ味。これがいちじくの甘みの活かし方ですよ！ いちじくワイン煮:これが入ったパフェが来たら絶対優勝。はちみつや黒糖入ってると思われるセミドライいちじくでできた濃厚風味だけどいちじくが強い。そしてでかい。何で？？天才！？

いちじく豆腐:ジーマーミー豆腐みたいなプルプルとろとろないちじく豆腐に葡萄とピーナッツソース。ちょっぴりのわさびも美味しい。一緒に食べていいものなの？とぱっと見は思いましたが、絶対一緒に食べてください。ハーモニーの勝利。

いちじく田楽:ものを食べておいしさのあまり手が震えたことがありますか？ありました。箸を入れた瞬間に美味しいことがわかった上に実際食べたらその斜め上を飛んでいくお味。白い方を舌に乗せた瞬間に美味しいとかどういうこと。炭火焼きの風味とろとろ食感、味噌との相性の素晴らしさ。一生食べてたい。皮ごと焼いて皮を剥いて出してくれてるそうです。最高。天才。最高。

鶏といちじく中華風:上に乗ってるいちじくだけを別で食べてはいけない！混ぜろ！混ぜるんだ！鶏とジュレといちじくを！！一緒に食べるんだ！！飛ぶぞ！！お肉の上に乗っているソースではない無花果を、お肉を一口食べた瞬間に「これは混ぜねばならぬ」と思わせるテクニック。無花果への信頼と、お店への信頼が私の中で構築されている。

赤味噌味ムースで食べるいちじく:ムースが美味しすぎてうちの子になって欲しいんだけど賞味期限10分以内みたいなやつだった！！野菜につけてまずは感動を味わう。そんな美味しすぎムースと美味しすぎいちじくのマリアージュなど最高に決まってる！最高ですね！

酢の物:いちじくをきゅうり、にんじん、大根で巻いた酢の物。ちゃんと酸っぱいのに野菜の味もいちじくの味も生かされてるの何なの！大根のが最推し。いちじくを活かしつつ大根の風味もちゃんとあって、キレイに美味しい。

揚げだし無花果:見た目で分かる、触って分かる、そしてその斜め上の突っ走る美味しさ。パリパリ衣にとろとろいちじく。生姜と大根おろし、お出汁と一緒に食べてこそのいちじく。いちじく料理の美味しさが更新され続けるの何なんだ。後味も美味しい。上顎から喉にかけて残る後味も美味しい。

いちじく茶のうなぎ茶漬け:うなぎが既に美味しいのはうなぎ屋さんだから信頼できるし、わさびもさっき食べたのが美味しかったのもわかってる。そこにかけるいちじく茶の香りがバキバキに立ってるの最高すぎる。これだけ全部の味が立ってて調和のある作品になってるのがすごい。

デザート: いちじく茶ゼリー:あっさりめのゼリーにコクのある胡麻クリーム。それぞれが美味しいのに合わさると2倍以上の美味しさになる。 いちじく赤ワイン煮:ワイン煮と赤ワイン煮は違う食べ物です！！こっちはフレッシュ無花果を赤ワインで綺麗に煮てあるスタンダードスタイル。ただ胡麻クリームと合わさると仰け反る程美味い。 丸ごと愛す:いちじくの皮の中にいちじくアイスが入ってて、レモンをかけて食べるんですが、アイスはもちろんのことながら皮が美味しいのはなぜ？？飾りではなく皮も主役だったのが衝撃。

無花果×料亭の技術=天井知らずの感動！ 一品一品のクオリティと無花果に対する理解、一品ずつ出てくる会席料理としての完成度が圧倒的感動につながる素晴らしい食の体験でした。無花果を通して大将との対話がなされた気がします。どう食べたら美味しいか、どう食べさせたいか、どう感じて欲しいか、それを料理で表現されて、我々はそれを受け取ったのではないでしょうか。「創作料理」の「創作」という意味を初めて知った気がします。食べ進めるたびにこちらのお店への信頼と感謝が湧き上がる体験。食べるごとに身悶えたりガッツポーズをきめたり天を仰いだりしながらの2時間半でした。食べながら何度も「素晴らしいものを口に入れた」「終わってほしくない」と泣きそうになりました。 もともとは鰻屋さんのこちらのお店、何故こんなにも無花果に対する理解が深いのか。地元に対する愛情と、料理や食材に対する真摯な姿勢からではないかと、Instagramを見ながら感じました。 来年もこの最高な体験を...

Good, good unagi diner, good taste, reasonable price.

taste 4+ facility atmosphere 4 service 4+ classification...

安城駅近くの鰻屋さんです。 三河ではあまりひつまぶしのお店は多くないのと、普段からひつまぶしがあっても土用の丑の日は限定メニューで無いことも多いお店があるなか、このお店は土用の丑の日でもひつまぶしがありますのでとても貴重です。 店内はとても静かで雰囲気があります。 鰻はもちろんとても美味しいです。 表面はパリッとしているのに中はフワッとしていて食べやすく、味も優しめでいいですね。 ひつまぶしは出汁茶漬けか安城特産のイチジクを使ったイチジク茶かを選べます。 イチジク茶はフルーティーなお茶でした。 錦糸卵がひつまぶしに敷いてあるのも独特ですね。 混み合うので電話予約は必須ですし、調理時間もかかるので予約時に注文すると良いです。 駐車場は６台くらいが店から数十m...