念願のさわやかデビュー。 平日の18時に入店し 噂のさわやか待ちも1組待ちで5分くらいで案内されました。

とりあえず定番のげんこつハンバーグを注文。

しかしサラダバーとか無いのにこの値段設定は強気ですね。

注文から料理の提供までの流れはよくあるステーキ店やハンバーグ店とほぼ同じ。

テーブルで半分に切ってジュウジュウ焼いてくれるのが珍しいとこか。

そしてこの時、油や油脂が飛ぶ飛ぶ。 これもさわやかの洗礼か。

さて

早速ハンバーグを半分に切ってみると･･･

赤い！

赤すぎてびびるくらい赤い！

大丈夫とわかっていても口に運ぶのをためらうほど。

オニオンソースはかけてもらわずに自分でかけるべし。 と言う情報は事前に仕入れておいたので

まずは 塩のみで食べてみる。

う、美味い！

なんだこれは！

一口目でもうお肉の旨味が口の中に広がり 次にいい感じの食感が歯を通して脳みそに響き渡る！

ステーキを食べるよりももっと肉々しさを感じる。

これはもう

ハンバーグを食べるというよりもさわやかを体感していると言っても過言ではない。

食べ進めるうちに体の中にさわやかが蓄積されそれが昇華して脳に記録される。

その記憶を無くさないように次のさわやかを口中に補充し続ける。

これはもう依存症と言ってもいいレベルではないだろうか。

その手を止めて、 オニオンソースをかけてみる。

ジュワッと香ばしい香りが鼻腔をくすぐる。

これまた美味しい！

玉ねぎの甘味と旨味がハンバーグと相まってまたも脳に突き上げてくる。

これなら何分も待って食べたくなる気持ちは分かる。

おそるべしさわやか。

気づけばもうハンバーグが最後の一切れ。

じっくり味わいこの記憶を体に染み込ませて

付け合わせの野菜で鉄板を掃除するふりをしながらハンバーグの残り味を惜しむかのごとく噛み締める。

放心状態になりながらも会計をすませ待合いの人をすり抜けながらお店を出るとそこは現実世界。

さわやかと言う異世界をたっぷり堪能した充実感を背に足取りも軽く今日の宿に帰るのでした。

翌日

タップリと消臭スプレーしておいたはずの上着をはおるとハンバーグの香りがかすかに感じられ

何となくニヤリとしてしまいました。