Trattoria Maezawa

吉野山・高見の郷への観光ついでに東京から来訪。 パスタがアルデンテ・フランチャコルタをストック。この2点が気に入り2日間連続でお店を予約した。

初訪問のイタリアン店では必ず麺はアルデンテで、と事前注文する程のアルデンテ好き。レビューでかなり固いとあっため期待したが、期待通りでパスタ中心部に髪の毛ほど僅かな芯を残した絶妙な正にこれぞイタリアンアルデンテ。チベットやヨルダンで、うどんの様なフニャフニャパスタが出てきた時は閉口したが、日本でも軟かすぎるパスタが多すぎる。だから生パスタは苦手。パスタに関しては味よりも触感を私は大事にする。スタッフが少し硬めですと説明していたが、丁度いい硬さで日本一のアルデンテでした。「ＳＭＡＰ×ＳＭＡＰ」に出演したソフィア･ローレンが「パスタはアルデンテよ、アルデンテでなければパスタとは言わない」と言っていたが、彼女もきっと満足する事でしょう。

料理は総じて良好。素材にこだわりが感じられ、滋味深い。どこのレストランに行こうが全ての料理が素晴らしくパーフェクトという事はあり得ず、好き嫌いもあるため不可能。イタリアンと言っても地方の郷土料理は多彩だ。心臓外科の名医が眼科の手術を上手に出来ないのと同じ。この店のこれが私のレコメンドだ、と思う料理が数品お店にあればそれで良いと思っている。今回はスパゲティーはもちろん、魚料理の桜ダイはフワフワで軟かく、ハンバーグの食感も良いし、サラダ、デザートも美味しかった。生ハムは味が好みではなかったが、コストの問題もあり、大した問題ではない。それでも生ハム好きなので2日連続注文した。カツレツは妻の好みでオーダーしたが、私の好みではないのでノーコメントで興味が無い。

マイナス点はどの品もボリュームが多く、少品数でお腹が一杯になってしまう事。少ない量で多くの品数を楽しみたいタイプなので、スペイン・バルのピンチョスのようなスモールポーションであれば理想だが、ここはイタリアン、仕方がない。しかし人によってはプラスと評価される事項。 パスタのペペロンチーノは辛さが足りなかったが、恐らく大きな緑と赤のペペロンチーノを齧って自分で調整してくれとの心使いだと思いたい。

フランチャコルタのハーフボトルが無かった事。またフルボトルの値段がフランチャコルタにしては高く折角のコスパが反映されていないのが残念。仕入れが高いのだろうか。銀座ブルガリレストランのSA(NV)Ca’del Boscoと同じ価格で、この値段以下でもモエシャンやブークリクラスのメゾンのシャンパンを都内でも飲めてしまう。持ち込み可なら有料でも是非これを利用したい。 しかし初日に残したボトルをシャンパンストッパーでしっかり栓をしてくれたおかげで、翌日もおいしく頂く事が出来た点は良かった。私の我儘にも対応してくれて大変ありがたい。 スタッフの対応はGood。 また是非訪問したい。