「ステーキ!」「ステーキ!」と叫ぶ次男を押さえながら車にのせ、脱水された洗濯カゴを積み(これ重要)、コインランドリーに行く、と告げて出かける。
次男は活発で、何か動画などを見て刺激されたのか…9歳になり落ち着いた長男は呆れた表情で四歳年下の弟に目を流している。そんな長男だって、次男の歳頃にはなにかと叫んで私たちを困惑させたものだ。
コインランドリーとステーキをマッチングさせるには広沢だ。どんさん亭の周辺にコインランドリーは乏しい。子供が叫び出したのは21時。これら命題を解くべくステーキ宮を目指した。
重い玄関口に進むと、私の桃色の脳が何かを感じた… そうだ、昭和58年、この子くらいの歳に訪れたことがあった。もう40年たつのか…
隣町同士のお見合い結婚した両親だった。共働きでアパート住まいから一戸建て住宅を建て、姉と私の四人家族で歳を重ねた。
二回目の増築を請負った大工さんの二代目が、落成祝いに我が家を招待してくれたのがここ、ステーキ宮広沢店であった。
いつしか私も年を取り親になって、子供をステーキ店に連れていく様になったのだった。
有難味もなく無邪気に、料理をおもちゃにする息子を尻目に、私はこの落ち着いたお店の変わらぬ佇まいと、家族や住まい、当時関わってきた人々のこと、それから三年余りで病に倒れた父と、残った人生を大きく変えて行った私たち女子供。これらに思いを遣っていた。
パパ!イチゴ(デザート)! 我に帰った。食べ終わった...
Read more自分でステーキをナイフで切る贅沢中の贅沢なころから30年以上通う贔屓筋でしたが、19時過ぎに本当に久しぶりに来たところ、若いアルバイト方が人足不足でバタバタ、スープ、サラダバーもスカスカでせっかくセット頼んでも案内なく…コーナーに行ってもなかなか補充なし… 自慢のポタージュも薄くて粉っぽく化学的な旨味、むかしお皿で出てきて、スプーンでいただくマナーを母から学んだ頃からはもう別の味。そもそもセルフてからっぽだったので、お肉が出て来てからのいただくかお粗末様。 焼き加減も指定できなく、タレの追加もオーダー制。 ある意味ステーキ(だけを)楽しむどこでもあるファミレスに成り下がっていました。 肝心なお肉もぬるい鉄板の上でなんとか存在して、
幼少の頃から通っていましたが、もう終わったと心から感じました。いっそ閉店してもらった方が良い思い出として残っていたと思います。ただ今は店だけあるゾンビ店。 これからはそういもんだと思って楽しんで行かれる方のものに成り果てたのだと思います。私の中ではもうあの頃のステーキ宮は閉店したの...
Read moreランチメニューの時間帯に行くのがオススメです。ライス、スープバーがおかわり自由になってます。240円追加するとサラダバー、ドリンクバーをそれぞれ頼む事が出来、合わせて追加すると420円と20円お得になります。 思い返せば約40年前、別の企業が経営母体の時期でしたが、当時桐生市にステーキ専門店なんて数えるほどしかなく、それはそれは押すな押すなの大繁盛店でした。ほどなく水曜日のディナータイム(当時私は9歳くらい?)に訪問した訳です。着席して商品をオーダーをしてから約2時間、待てど待てど暮らせど商品は提供されず、挙げ句の果てに後から注文したテーブルの商品が先に提供される始末。普段は温厚な父ですが、それに見かねて店員さんに大激怒したのを今でも鮮明に覚えております。 それから時代は移り変わっても、相変わらず同じ場所に店舗を構えて(経営母体は変わりましたが)営業しているのもこれまた事実なのであります。時代、時空の数奇ないたずらに感慨ふけ...
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