【実に良いお店】
百数十年続く人気の老舗日本料理店なのに「らん亭 美日庵(ビビアン)」とは、何とポップな店名なんだろ、と思いつつ予約して初訪問。
18時スタートに合わせて郡山駅から17時半過ぎにタクシーで出発。結構の渋滞にハマり、予定では15分前に店に到着予定が割とギリギリになってしまった。(タクシー料金2200円くらい)
靴を脱いで店内へ。2人なのに大きな個室に通され恐縮至極…。
予約したコースは上から4番目、下から2番目の税込17600円(+10%のサービス料)のコース。
まずは生ビール(税込800円)で乾杯スタート。
料理はまずは❶「からすみ餅」…上には自家製の普通のからすみ、餅の間に2年もののからすみを挟み炙り、有明の一番海苔を巻いていただく。…もう絶品のひと言。餅の食感もからすみの塩分も申し分なし。
からすみ餅と一緒にと❷「厚岸のホタテの半蒸し」…半蒸しとは煮ると蒸すの両方の調理工程を組み合わせたもの。茶碗蒸しの中に厚岸のホタテ、梅肉のあんがかけられている。…これも適度な酸味と茶碗蒸しの甘みのバランスが良く、美味しい。
最初の2品でこの店のレベルも高さが分かり期待感が上がってきた。
続いて彩りの鮮やかな❸「八寸」。中身は①「鯛の白子にジュレ掛け」…ジュレは酸味だけでなくピリッと辛さが来る。この辛い刺激が美味しい。 ②「ホタテのヒモと肝、うるいの胡麻和え」…胡麻のまったりとした甘さと具が合う。ホタテの食感やうるいのシャキシャキした食感とぬめりが美味しい。 ③「ピンクの衣を纏わせたシラウオ」…桜の季節に合わせて衣が目に楽しい。 ④「玉子焼き」…濃厚にも程がある。味噌につけてたのかしら、まったりと濃厚で味も相当濃厚。 ⑤「自家製スモークサーモン」…長時間かけて作る温燻で水分も多く美味。養殖スモークサーモンとは食感も違う。 ⑥「鶏の松風」…表面にだけケシの実をまぶした一品。甘みも感じる素朴な美味しい料理。 ⑦「生湯葉の上にホタルイカの叩きタルタル」…この料理、シンプルだけど美味しい。 ⑧「そら豆」…皮もむいてくれている。もちろんシンプルに美味しい。
❹「お椀」…蛤とホワイトアスパラの椀もの。添えられた穂紫蘇を後半にかけると鮮烈な香りで華やかに味変する。
❺「お造り」…①「初鰹」は銚子産。塩を振り、藁で炙ったもの。味付けされているのでそのままいただく。その炙られた皮のパリパリ食感、香りが素晴らしい。
②「塩釜本鮪」…わさび醤油でまったりと美味しい。 ③「青森ひらめ」…ひらめ、えんがわをポン酢でいただく。 ④ 「名残りのふぐ」…ふぐを得意としているご主人の料理を少しだけだが味わう事が出来た。てっさのネギ巻きをおろしポン酢。…美味しいな。煮凝り…案外甘くなくスッキリした味でとろける。
❻「焼き物、揚げ物」…熱々の焼石の上の「とり貝」は肝ごと焼かれ旨みがたっぷり。 平貝は汽水域で採れた有明産の海苔で巻いて磯辺巻きでいただく。海苔の風味が素晴らしく、印象に残る。焼かれた平貝の味も海苔とよい相性。 一番下には甘辛煮して、さっと揚げた車麩。これが麩とは思えない美味しさ。また食べた〜い。
❼「炊き合わせ」…筍と焼いたひらめ、ホタルイカに出汁をかけて炊き合わせとした料理。大阪泉区の筍をこの店で毎年使うのだそうで抜群に美味しいと説明される。そして食べてみると柔らかさが半端なく、味も旨味がたっぷりで、今まで京都から毎年取り寄せていたけれどこちらに変更しようかと思うほど。ホタルイカもふっくら膨よかで味も濃厚。ひらめは肉厚でズッシリした質感。
❽「温かなチラシ寿司」…生米から炊き、l合わせ酢で作ったチラシ寿司。具材には海老、穴子、カットしたサヤエンドウ、錦糸卵。少し芯が残るくらいのご飯も美味しく、少し強めの酢の味も決まっている。
「赤だし味噌汁」…豆腐、三つ葉を具にした赤だしもチラシに合う。
❾「デザート」は「苺の入ったゼリー」…甘さは控えめでゼリーも硬め。甘さではなく落ち着ける最終着地食。
うー、満腹。そしてサービス担当の奥様のホスピタリティと優しい言葉遣いと振る舞いが気持ち良い。福島県産の食材にこだわっているテロワール的な店ではなく全国から美味しい食材を取り寄せている店ではあるが、今度からは美味しいから郡山に来たら、いつも寄りたいくらい。
店主の五十嵐公さんは四代目。曾祖父の方が須賀川市で料理屋を開業してから(屋号「亀蜂」)百数十年余りの歴史があるという。 その後、郡山市駅前に1981年に今のご主人が屋号を改め「割烹らん亭」を開店。かれこれ44年経つ。最近は東京で料理人を務める五代目の息子さん(六本木の「茶寮...
Read more過去にお祝いでこちらを利用した事があり、その際はとても良かったので、今回はこどものお食い初めで予約。予約時にはお食い初めのお料理は可能かを事前に確認しての予約をしました。こどもの初めてのお祝いなので家族で楽しみに伺いました。
席に付くなり「飲みものどうしますか?」と聞かれ、部屋には飲み物のメニューも置いておらず、出されてもなかったので、「何がありますか?」と、聞いたら「えっと、色々あるんで」とだけ言われ、「お酒飲めない為ノンアルコールのものはありますか?」と再度聞くと一旦フリーズ。おどおどしていた店員に女将さんがドア越しに無言でメニューを差し出してきました。
ノンアル欄にあったライムトニック頼んだ所「わかりました」と言って退室。その後すぐに「ライムがないからライムのつくもの出来ません」と言われて、違うものを頼む事に。飲みものを頼むだけでもなかなか結果待たされました。
その後、店主が料理の説明に来た際に『今日はお誕生日ですか?』と聞かれ、『お食い初めです』と返しました。すると『おめでとうございます』と返されましたが、
お食い初めで予約しているにもかかわらず、作る人はそれを知らないのか? 今思うと、この時点でおかしい。
そして、お食い初め膳が運ばれてきましたが、説明が一切なし!膳にはおにぎりよりも小さく盛られた赤飯、茶碗蒸し、お吸い物、ひと口大のタコの煮物だけでした。 歯固めの石に関しては皿にものっておらずお盆の角に直乗せで渡されました。
大人2人のコース料理、こども膳、お食い初めのお料理を予約していたのですが、こども膳は冷え切っており、1時間半経ってもお食い初めに必要なお頭付きの鯛(有頭の焼物)等も出て来ず、お食い初めが初められずにいたので、「お食い初めのメインの鯛とか他のものはいつ来ますか?」と聞くと、「確認します」といい、しばらくしてから、女将さんらしき人が来て「うちのお食い初めには鯛は付きません」と言われました。「お食い初めに鯛がないなんて聞いたことないんですけど」と言うと今度は、「鯛は別に注文になります」と言われたので、
「では別料金でも良いのでだしてもらえますか?」と言うと「今日はないです」と言われ、お食い初めをしたくてお食い初め膳付きのコースを予約したのにメインの鯛がないという自体。この時点でもぅ2時間も待っていました。
「お食い初めで予約してるのに鯛がないなんて聞いた事ないですし、別料金なら予約の際にそのように案内が欲しかったです」と伝えると、「うちのお食い初めはこれなんです」とかなり強気で言われました。
こんな事ありますか?
お食い初めとはこどもが生まれた際に行う 日本の伝統儀式で、どの地域でも必ず以下の物を用意するものです。 【一汁三菜、赤飯、煮物、汁物、有頭の焼物(鯛や海老)、歯固めの石】がお食い初めのお膳です。
お食い初めで鯛なしなんて聞いた事ないですし、懐石料理店として記載していて、お食い初めの儀式やお料理を知らないなんて、和食の料理をする方としていかがなものでしょう。
女将さんに関しては強気な口調で、私と話してる時もずっと立ったまま、見下ろすような接客で、個室なのにもかかわらず、毎回失礼しますなど声がけもなく入ってきてサービス料までしっかり取る店として、チェーン店以下でした。
何より、お祝いの席でこどもに申し訳ない気持ちでいっぱいになり、非常に憤りを感じたので、コースの途中で、料金を全額支払い帰宅しました。
帰宅後にはお店から着信があり、途中で帰ったから謝罪かと思って出ると、「藤田さんですか?」と言われて「違います」と言うと間違い電話だと言うのです。そのついでに「今日は大丈夫でしたか?」と聞かれ、お食い初めで予約したのに誕生日ですかと言われ、肝心なお料理もきちんと用意されず、1人数万円のコースの料金はしっかりとられ、大丈夫なわけありません。どこまでも失礼な対応にモヤモヤが消えません。
後日、他店でお食い初めをやり直しましたがやはりお膳は比較にならない程...
Read more週末の18:30に妻と夕食を頂きました。お店に隣接している専用駐車場は広くて10台以上車が停められそうでした。
お店は広い一軒家で個室に通して頂きました。掘りごたつ式の和室はとても広くて、およそ12名は座れそうな部屋でした。
事前に電話で16,500円(税込)のコース料理を予約していました。実際に頂いた料理は以下です。
・ホタルイカと豆腐 with 山椒のアクセント ・前菜盛合せ: 平貝、燻製サーモン、 カラスミの磯部焼きなど ・ウニと豆腐のお吸物 ・お刺身盛合せ(まぐろ, ヤリイカなど)、とらふぐ ・銀鱈の西京焼きと麩 with 山わさびスライス (妻の料理: ホワイトアスパラガス with 卵黄) ・うねめ牛(うねめ: 地元の伝説の女性) ・黒ムツ、鯛の白子、麩の入った昆布出汁のスープ with 柚子風味 ・ちらし寿司、お吸い物 ・わらびもちと抹茶のソルベ with 和三盆シロップ
それぞれとても美味しく頂きました。素材の旨みを感じられる料理で出汁も美味しかったです。 器やお椀も綺麗でした。プレゼンテーションも素晴らしくて、特に前菜の盛合せに桜の枝をアレンジ頂いたのは印象的でした。
日本酒は以下を頂きました。 ・にいだしぜん酒 純米吟醸 郡山地酒@1,450円 ・浦霞 純米吟醸 宮城県@1,500円 ・玄宰(げんさい;会津若松;...
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