荻窪の本店が富士そばに経営譲渡してしまったということで、ふとこちらのお店をふと思い出して「これは開店時間にちょうどいい」と平日の朝、秋田方面に向かう東北道を郡山で降りて向かうことに。 スマホのラーメンの写真を調べたら、なんと2015年の夏以来の訪問だと思う。 その2015年の時もスタッフさんの感じが良かった記憶があったが、今回も同様で開店と同時に入店しての丁寧な接客に、すぐにその時の記憶がよみがえってきた。 やはり長く地元に愛される名店。

前回訪問時にはあった開店時の行列は今回は無かったが、開店すると続々とお客さんが入ってくる。 席に案内されてメニューを見ていたら、新中華そば1000円に目がとまり、裏面の説明書にお客さんが最近煮干しの出汁が弱くなったと感じるとの話から開発、というような内容が書かれていたので「よしこれだ」と新中華そばの大盛りで即決。 運ばれてきた新中華そばは香りもよく、早速スープを一口。 春木屋のスープに、さらに煮干しや鶏ガラ等の出汁を追加した感じは確かにある。 ただ普通盛りで1000円、大盛り1150円という価格は、たしかに物価高騰しているとはいえちょっと高いかな、 と感じてしまう。(中華そばも荻窪でも高いかなと感じる900円と同じだし、)

美味しいスープのラーメンなのだが、何度となく食べている春木屋というビッグネームのせいか、1000円オーバーという価格のせいか、出汁を強くしたと書かれていた裏の説明書を読んで勝手にハードルを上げていたせいか、出汁は強めなのかもしれないが、バランスが良くないような気がする。 せっかくの春木屋の味がいまひとつ弱い。 あとは、麺が本店よりよくないと感じた。 食べ終わった時に、ふつうの中華そばにすれば良かったと思ってしまった。

本店は譲渡してしまって、この先どうなるのか不安だが、こちらもやはり長く続いて欲しい名店だ。