洋菓子のプラッツエル — Restaurant in Kurume

創業して約40年になる、地元の方々から愛されている町の老舗ケーキ屋さん。 先代がドイツで修行されたからか、現在でもドイツゆかりのケーキが扱われていたり、他店では滅多に見られないサバラン・バタークリームケーキ・くるみのロールケーキが取り揃えられており、揺るぎない個性を感じます。 接客も、ケーキやお店のシステムの説明を詳しく話して下さるなど気さくな対応で、よかったです。 きらびやかで流行の最先端を行くケーキではないのですが、温故知新な古典ケーキを扱わせたら右に出る者はいない感じで、堅実さと安定感がすごいです。

今回は「プリン」「ガトーマダム」「サバラン」「イスタンブール」「フランボワーズ」を買いましたが、予想以上の旨さでびっくり！

「プリン」はオーソドックスなカスタードプリンで、卵のコクがじんわり広がるのどかな味わい。 焼きプリンに近いやや固めの口当たりですが、それだとどうしても生まれるボソボソ感がなく、蒸しプリンと同じプルッとした舌触りでした。

「ガトーマダム」は、ダークチェリーの瑞々しい甘酸っぱさと、ダークチョコレートの相性のよさに驚く、キルシュの風味が上品に香るケーキ(←ダークチェリー特有のほのかな渋みが、かえって深みを出しています)。 中でも驚いたのがスポンジで、水分が多く含まれている訳ではないのに「ふんわりした口溶け」と形容するしかない独特の食感で、それが甘さ控えめな生クリームとしっくり馴染んでいました。

「サバラン」は硬そうな見た目に反し、洋酒の風味が強いシロップがジュワッと口の中に広がってほどける、100%大人向けのケーキ。 しっかりした生地ですが非常にジューシーで、表面に塗られたアプリコットジャムの爽やかな甘味とフルーティー酸味が生クリームと共にとろけ、いいアクセントになっています。

「イスタンブール」はしっとりしたやや甘めのチョコレート味のスポンジと、サラリとしたコクのあるバタークリームの相性がいいです。 表面の削りチョコが風味豊かで、あっさりしつつも余韻の残るリッチなケーキでした。

「フランボワーズ」は、華やかに甘酸っぱい木苺のソースとムースが舌の上でしゅわっと優しくとろけ、後からサクサクのボトム生地やふわふわのスポンジがゆっくり広がっていくのが秀逸な味。 下の方に挟まっているベリー系ジャムの素朴な甘味がいいアクセントで、結構甘めなのに酸味のバランスが絶妙なせいか、パクパク食べられます。

昔懐かしくておいしいケーキを食べられる、今のご時世では大変貴重なお店です。 シュークリームやティラミスも人気みたいです。 ※バタークリームは冷蔵庫から出した直後だと固めなので、少し室温に戻してから食べら...

学生時代から愛すべきプラッツェルの【エンガディナー】は庶民でありながら当店の銘菓と云えます。今はもう私も他県に住まい幾年ものブランクをへて大切なパートナーを伴い前もっての依頼を入れておき【エンガディナー】を焼いてもらいました。煙草でいうならスカスカの紙巻きとは違うハバナシガー（キューバ葉巻）のようにガツンとくる濃密さ。いま他県に住まい色白なエンガディナーを銘菓に焼く店舗に出会いましたが私は見向きもできません。本場がスイスのトルテらしいですが白いのか黒いのか。当店プラッツェルのエンガディナーをザクザクかじるべし。ぜひストロングな珈琲と合わせて。幸福感と満足度は250%に膨らみ葉巻なみの愉悦に満たされること間違いなし。自信を持ってオススメい...

クラシカルな佇まいで昔からあるみんなのケーキ屋さん！という不動の立ち位置っぽいです。 生クリームがずしっとしていて、いくつか種類買ったけど、全体的に甘いです。 チョコレート系がお得意なのか、チョコ系沢山あるので、お好きな方はぜひどうぞ。

プリンのカラメルがあまり煮詰まってなくて、サラサラした状態で入っていて、カラメルというより砂糖水を煮た感じだったので、この星の数です。 (素人にこういう感想言われたらプロは腹立たしいですよね、一個人の感想です。)

よく車止まっていて、常連さんは沢山いらっしゃるので、駐車場の留め方高難易度です。 空きがある時はラ...