世の中大して変わってない、と思いつつもふと気づくとガラリと様変わりしている。なんて事とはしょっちゅう出くわしている。何年か前、息子から野球のルールを教えてくれと問われた事がある。 えーっと、守備と攻撃に分かれてピッチャーが投げた球をバッターが打ったら一塁に走って、打てなきゃ空振り3回でアウトでアウト3回で交代して… と、説明するのが難しいのだ。サッカーなんて相手のゴールに蹴り込むだけの単純なもの、難しいところなどひとつもない。オフサイド?あれは難しいのではなく、納得がいかないだけだ。 だいたい、野球のルールなど教わるまでもなく、なんとなく体得していたではないか。犠牲フライ・インフィールドフライなんて特に訊かずともなんとなく理解していた。それだけ身の廻りに野球があったのだ。野球しかなかった、というべきか。まさかジャイアンツの優勝をYahoo!ニュースでなんとなく知る時代が来るとは思わなかった。 そういえば、このところ時代劇を見かけなくなった。NHKではちょこちょこと放映しているようだが、民放ではほぼ全滅ではないか。子どものころは銭形平次・大岡越前・遠山の金さんその他、チャンバラものが身近にあったものだが、現在は再放送でちょっと観られるくらいだろう。 私はあまり観ないが、義父が好きでたまに始まる時代劇の再放送を観ており、息子も一緒に観ていたから、あいつはもしかすると頭巾被って旅するのを"お侍さん"と思っているかもしれない。 侍あるいは武士とはどのようなものか。 彼らと接したことがあるわけもないので、どのようなイメージを持っているか、という程度のことだが、私はどうも"武張る"イメージがある。 武張る、あるいは武張ったという言葉を使ったのは池波正太郎だったか。侍は勇ましく振る舞い、武人らしく堅苦しいのだ。 無論、それは字面からくる思い込みかもしれないし、またそんな者ばかりではなかったと思うが。とはいえ武士階級には、それなりに堅苦しく"武張"らなければならない事情もあったようだ。磯田道史「武士の家計簿」という書には、江戸時代の侍たちのやり切れないほど圧迫された日常が活写されている。 「飯 さかい」 御代田町、浅間サンライン沿いにある小さな定食屋さんである。こちらの魚を中心とした定食が評判ときき、いそいそとやってきたわけだ。週末は混雑すると聞いたので、11:30ぴったりに到着したが、すでに前客2組。さすが人気店だ。 定食は焼魚メニューが3種、揚げ物が2種、そしてカレーという構成だ。 「さわら唐揚げ...
Read moreこんなに美味しい炭火焼き魚は食べたことがない。 美味しい漬物、味噌汁、ご飯すらついて1000円にはあまりにも安い。炭火でじっくりと焼かれた魚は甘味すら感じる。こんなに美味しい魚を初めて食べた。下手な高級料理店よりよほど美味しかった。 他の方の言う通り、店主の方は無骨で余計な会話や愛想はない。しかしその手から作られる焼き魚は絶品で、その質実剛健な様は好ましくすら思えた。 丁寧な「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」といった接客じゃなきゃ嫌なら、サービス料込みの他の店にでも行けばいいと思う。
追記 夜に行ったが相変わらず最高の美味しさ(ランチと値段変わらず1000円……このボリュームと質の高いご飯で)でした&店主の方もにこやかに、そして気恥ずかしそうに私たちお客に話しかけてくださいました。一見無愛想ととれる書き方をしましたが、昼は多くのお客さんに出す魚の焼き時間をお一人で必死に考えていられることもあるのかもしれません(同じテーブルに座っている者には同タイミングで提供してくださいました)ということを記しておきます。どちらにしてもと...
Read more定食屋さんはたまに行くけど、こんなにちゃんとした日本食久しぶりに食べました。 美味しかったぁ(...
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