麺家むら田 — Restaurant in Numazu

☆むら田☆

こちらは沼津の住宅街にあります。 家系店とは謳ってないけど気になっていたお店です。

豚骨醤油ラーメン+海苔増しを。 麺硬めでお願いしました。

厨房内には大、中、小の寸胴がそれぞれ1つずつ。 でもスープは雪平鍋で温めていました。 寸胴の中は見ていないけど、炊き置きしてるんですかね？ 製麺所は不明。 麺はテボで茹でていました。

スープはバランス型です。

油は多めに浮いていますが鶏油の風味は弱め。 豚本来の材料から出る脂もあるかな？ ちょっとオイリーな印象です。

豚骨感はほどよい強さ。 獣感が少しあって鶏感も感じられます。 濃厚なタイプではないけど、出汁感がしっかりあってコクのあるスープです。 見た目では醤油感は控えめな色合いだけど、 混ぜるとちょうど良く主張してきます。

全体的には優しめなバランスなんだけど、 若干油が重め。でも美味しいですね。 スープ量は気持ち少なめでした。

麺は太麺で平打ち。少しウェーブしています。 茹で加減は普通寄り。 少しツルツルしてて、適度な弾力とコシがある食感でした。 スープとの絡みはイマイチだったけど、麺自体は悪くないですね。

チャーシューはバラで大きかったです。 トロトロに柔らかく、味付けはちょい強め。 脂身が多いのでこれくらいでいいと思います。美味しかったです。

ほうれん草はデフォでなし。

海苔は増して8枚。増しは5枚100円です。 少し緑がかった海苔は大きさは普通。 スープに浸すと弱く、口入れると溶けます。 磯の香りが強いタイプで、風味はまあまあ良かったです。

薬味のネギは先入れの輪切りが適量と、 後乗せで青いネギの輪切りが多め。

先入れの分は辛みがあっていい薬味。 後乗せのネギは多めだけど、辛味はなく主張しません。

うん。なかなか良かったですね。 接客や雰囲気もいいですし、

味が濃いバラのチャーシューと後乗せの青ネギ。 ほうれん草がデフォでないというと 石川家系譜のあのお店を彷彿とさせますね。...

辛味噌魚介ラーメンとねぎチャーシュー飯をいただきました。 まずラーメンなのですが、名前の通り魚介の出汁がよく効いてて味わい深く、辛さも十分感じられました。また、麺が中太麺ほどでモチっとした食感なのですが、スープが濃厚な為、麺とよくと絡んでいました。トッピングも最低限な為、邪魔してるものはないと感じられました。

次にねぎチャーシュー飯ですが、思ったより千切りネギが乗ってて、ネギ好きの人にはたまらないと思います。また、本命のチャーシューも一粒一粒の味がちゃんと染みついており、噛むほどチャーシューの旨みが出てくるので、ご飯が止まらなくなりました。ただ、ネギの辛味が結構強いので、そういうのが苦手な人にはあまりお勧めできないかもです。

写真にもあるのですが、辛味噌魚介ラーメン、ご飯物を食べる時に辛味噌、にんにくダレをもらったのですが、後半の飽きが生じてくる時にこれらを使うと、また食欲が湧きますね。特に、にんにくダレは病みつきになりました。

テーブルは4席(4人)、カウンターは7〜8人ほど入れます。11時の開店時は空いていましたが、12時近くになってくると、仕事休憩の方々等が入り、混み始めます。(平日) ...

麺家と頭に付くと「家系らーめん」かと思う方が多いでしょう。

家系と言えば、豚骨醤油のこってりのスープに太麺の麺が入っていて、キャベツやホウレンソウ、大きめのノリなどの具材が載っているというガッツリ、コッテリしたイメージで、その豚骨の臭みや背脂を好んで食べに来る方がほとんどだと思いますが、それを期待してくると評価が落ちるかもしれません。

でも醤油豚骨以外のラーメンを食べれば、店主のその仕事の丁寧さ、ラーメンにかける思いがわかるかと思います。

もちろん豚骨醤油だってめちゃくちゃ美味しいです。

この『麺家むら田』の店主は家系の元祖「吉村家」の直系のお店「石川家」から派生した「石本家」（かつて沼津にあり今は閉店）で修行を積まれた方とのこと。

店主は家系のベースがありつつ新たな味やラーメンの種類に挑戦しているのです。

ぜひ色々なラーメンを試して頂きたい。

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