なんかこの店、おかしい。 てか、店やってる人酒吞みじゃないんだわ。

そう感じざるを得ない出来事があったので、少々長いが下に記す。 ぜひご一読し、残念な酒を回避する参考にしていただきたい。 ーーーーー 東京から友人三名で宴会4,000円コース予約の上での利用。 (席だけの予約は不可) 三週間前から予約を入れていた。

来店し席に座り、一杯めを注文。 その一杯めが来る前に刺し身盛り(※画像参照)が来る。 「いきなり刺し身か？」と首をひねりながらもその刺し身で一杯めを飲んでいると、しばらくしてから驚いた事に 「ハイこちらお通しです」 とエダマメが運ばれてくる。 「順番が前後して申しわけありません」などの言葉は何もない。

今まで経験した事のない不可思議な展開に友人と顔を見合わせる。

その後矢継ぎ早に料理が運ばれて来て、二杯めを注文する頃にはテーブルはいっぱいに。 「二杯めを注文する頃には」である。 とてもじゃないが、和んだ雰囲気の中で飲むような空気だとは言えない。 「和み家」という店名だったという事は、このレビューを書くまで忘れてしまっていた。

それでもこちらは東京から観光で来ているのでできればクレームを付けるような事はしたくなく「まぁ忙しければこういう事もあるか。」などと友人と話しながらせっせと飲む。

その後「こちらシメになりま～す」とお茶漬けが運ばれて来て、１時間半後にラストオーダーになる。

ラストオーダー終了後に店員さんが来て「あと一品来ますので少々お待ちください。」との事。

規定の２時間がそろそろというタイミングだったので、アイスでも来るのだろうと待っていたが、果たして最後の最後に運ばれてきたのは、ホカホカと湯気の立っている「若鳥のユーリンチー」であった。 （※画像参照）

4,000円宴会コースの最後の料理が若鳥のユーリンチー。 シメのお茶漬けの後に運ばれてきたのが、アツアツの若鶏ユーリンチーであった。

もう一度言う。 ・〆のお茶漬けは既に来ている。 ・その後の最後の一品が「若鶏ユーリンチー」である。 ・・酒は既にオーダーストップとなっており、飲み物はない。

そして、これが最も不可解なところ。 「その事実に関する店員からのコメントが一切ない。」 「不自然な事をしている」と感じているフシが一切ない。 サラっと持ってきてサラっと「若鶏ユーリンチーで～す」と告げ、サラっと置いて戻って行った。 〆の茶漬けもドリンクラストオーダーが終わった後のそれを。

※三週間前から予約を入れていた宴会コースである。

「バカにでもしているのか？」 と、そう感じる事に、どのような理不尽があるだろうか。

人生長く生きていればいろんな経験をするものだと思いつつ、鶏肉を口に詰め込んで支払いを終わらせ、店を出た。

なんかこの店、おかしい。 店としての当たりはずれの領域を超えたなにかがある。 実に不可思議な店であった。

何を言われても、もう自ら選んで行く事は決してない。