Chukamen Egawatei Musashimura Yamaten — Restaurant in Tokyo

2017/09/30追記 客を値踏みするような店員どうしの無駄話が多く、客当人に聞こえるような声で話をしており、たいへん耳障りで不愉快でした。 臭みなくコクがありうまみが強い豚骨スープと、歯ごたえのしっかりした麺がとてもおいしいお店です。 3年ぶりくらいの訪問。7月の暑い日のランチ時。自販機でもやし麺700円のチケットを購入して店内へ。先客は数名で空いている印象。グラスを運んできた店員に食券を渡し、太麺を注文する。店員ははきはきしているが、大声を張り上げていないので、他のラーメン店よりも静かで品が良い。また江川亭は黒に近い木目の茶色を基調とした内装で、華美ではなくそれでいて安普請でもない、しっかりとした店のつくりをしているように思う（構造的にしっかりしているかどうかはわからない）。変な内装や無駄に洒落た内装に凝る店もあるなかで、ちょうどよい感じがする。 5分ほどでラーメンが運ばれてきた。黄色い丼の透明なスープに脂がたっぷりと浮かぶ江川亭のラーメン。まずは油を含めてスープをすする。強力な豚骨スープでありながら、クセや臭みは全くなく、するりと喉を通る。そして醤油や薬味的なラーメンスープの香りが喉から鼻へ戻ってくる。豚骨スープは村山ホープ軒と同じくらい濃厚なのに、動物的なにおいが全くない。これが江川亭のスタイルだと思う。もちろん、このほうが好きだという人もいれば、香りがないとつまらないという人もいる。これは好き好きである。 そんなスープと油をモヤシにまとわせて、シャキシャキと食べる。モヤシの量は、二郎系や同じ通り沿いの一二三よりは少ないが、これも店のスタイル。 チャーシューは大判の薄切りが一枚。少し薄味だが、チャーシューの歯ごたえや旨味は十分である。 メンマは塩辛く硬めのものが乗っている。かなり味が濃いので、これとモヤシを合わせて食べてもうまい。 江川亭では細麺と太麺を注文の際に選ぶ。私は太麺を選んだ。というか細麺は頼んだことがない。まっすぐな歯ごたえのある麺。硬めのちゃんぽん麺に近い食感であるが、もう少しとよい麺である。武蔵野うどんの麺に近いというか、二郎系の麺を丸く伸ばしたような麺というか、小麦の風合いを感じる麺である。だからツルツル食べるというよりも、モサモサ食べるという感じだ。この感覚もしっかりとした豚骨スープにとてもよくあっている。 最後のほうになると、スープがかなり塩辛く感じられるが、スープのうまみが強いせいで思わず飲みつくしてしまう。体に悪いと思いつつも、うまいスープを残してしまうのはもったいない。 江川亭のラーメンはやっぱりうまいなぁと思う。

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