総じて悪くはないのだがモヤモヤ感が残る店。 再訪しそうなしなそうな何とも言えない星4。 詳しく書きます。
まず入口がとても分かりにくい。 マンションの駐車場を抜けないとお店が見つからない。しかし、駐車場を抜けると東京にしては趣のある佇まい。 最初から評価が分かれそうなアプローチであるが、私は高評価。 打ち水なんかもされていて、ジャパニーズイタリアンへの期待も高まる。
出迎えは普通。普通に丁寧な接客。フレンドリー接客が苦手な人は評価が高くなると思う。
しかし、席の配置がよくない。 半分弱の席が他のテーブルの人と目線が合うような配置。 何を考えてこんな配置にしているのか不明なため、多分あまり考えてない店なんだな、と思わせてしまうのはかなりマイナス。
ドリンクのメニューはワインに偏っており、アルコールが苦手な人は行きにくい店。 ただ、店のコンセプトからすると客側が事前に調べてから予約しないのが悪いとも言える。
乾杯は店名が入ったロゼのスパークリングに。 悪くはないけど、まぁグラスのワインってこんなもんだよなというレベルの味。 オリーブと肉のフライは中々気の利いた味なのだが、今日の食事に対する高揚感を高めるものではなく、これが星5の店との大きな違い。
ワインはボトルではなく料理に合わせたペアリングを頼む。 おそらく5杯で1.2万円前後だったのではないかと思う。 華美な服装をしない我々なので、懐を気にしてくれたのかもしれないが、最近の人気店の値付けを見るととても安く感じてしまう。 若干料理に負けているセレクトもあったが、全般としてとても美味しく飲めたので、とても満足であった。
ウニとコンソメジュレ。 最近の洋食は、フレンチとイタリアンの境界が分かりにくくなっているが、舌ではなく身体に訴えかけてくる優しい味。 旨みの重ねがけが当たり前の時代になって、フレンチに行くと、同じような料理でもコンソメの味はもっと濃く、ムースの味もより多層的にすることが多い。ウニも高級品を使い、安価な塩水ウニという選択肢をしたがらない。 もちろんイタリアンに来て、上記のような仕立てはもちろん食べたくない。 世間に流されず、自分がよいと思うものを提供しようとしているように見え、とても好感が持てる。
アワビとキャビアとマッシュポテト。 個人的にはあまり好みではなかった。 それぞれの素材をオリーブオイルがバラバラに分解する感じだったが、これは狙っているのかもしれず、単なる好き嫌いな気がする。
オマールをフライと焼きの2つの仕立てで。 アメリケーヌソース風に香ばしいほどのしっかりとした焼き。 コンソメの良い記憶が一気に上書きされる。 アメリカンフレンチのような一品に、イタリアンにきてこんなものを食べたいんじゃないんだよ、と思い、店内を見回して、コンソメはまぐれあたりか、と思うようになる。
キノコのパスタにたっぷりの黒トリュフ。 下品な味になっておらず、とても美味しく食べられた。
そして、メイン料理。 ここで最大のモヤモヤポイント。 予約した時のコース紹介は「小さな前菜2種、前菜2種、パスタ2種またはリゾット、メインディッシュ、デザート、小菓子、カッフェ」。 皿数足りなくね? 足りなくてもいいけど理由を説明すべきだよね。 こういうモヤモヤを抱えると、もう食事は美味しく食べられない。 ※後日調べると「食材によって品数、料理の順番が変更になる場合があります」との注意書き。
メインの馬肉とデザートは消火作業。
最後まで別テーブルの女性と目線があう居心地の悪さを感じながら席を立ったのでした。 席指定が出来る常連でもない限り、もう訪れないだろうな、と確信し店を去る。
しかし、ふと考える。 十分ワインを飲んで1人3.5万円弱。 山手線の下半分に住んでいる我々は交通手段も入れると1人4万円弱の出費。 近所で4万円にて、このレベルの食事を食べられるかというと首を捻る。 居心地の悪さと遠さを天秤にコスパを取るかという貧乏人根性が再訪しないという確信を揺るがせ、...
Read moreこの日はイタリアンの名店でランチだよー🤗💓
【Ristorante La Barrique TOKYO リストランテラバリック東京】@江戸川橋
オーナー様の坂田さんは、イタリアのトリノにあったミシュランひとつ星「リストランテ ラ バリック」で働かれてたんですって。 「フォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナ」にも勤務されてたよ🤗 本店からのれん分けして頂く形で東京に開店したのがこのお店なんですね。
日本家屋を改装したレストランは、とっても素敵な佇まい。 これがオーナーの生家だというから驚き✨
テーブルには何も言わずともグリッシーニが。 スタートのお料理はこちら。
・オリーヴェ...
Read more大変美味しい料理、静かで寛げる空間、品のいいサービスでした。
ランチで、記憶では次の7品でした。 どの料理も美味しく、一つのお皿の中で調和している印象を持ちました。アミューズから食欲を引き立ててきます。リングイネは、口の中でタコの味もシラスの風味・塩気もしながらかみしめました。 サービスも素敵で、記念日にもとても良いのではないでしょうか。
オリーブの肉詰めパン粉あげ ガスパチョ(べにずわいがにの身入、トマトのシャーベット乗せ) 真鯛炭火焼(ソースは、パプリカベース、オリーブとアンチョビソースベース。つるむらさきの炭火焼添) リングイネ(タコ、しらすを使ったみその様なもの?とうがらしが効いたピリッとしたパスタ。フェンネルがあしらわれている) リゾット(焼きあゆ、ケール しその花) イチボのグリル、ズッキーニのグラタン パイナップル(焼きと、マリネと。ミントアイス添、ヘーゼルナッツとかラメルのプラリネ添) (最後に飲み物とプチガトー付)
入口はマンションのピロティ部分を通過して奥を右手に入る。欧州のマンションの中庭に入る感じに似てるかも。
靴のまま上がる民家で、和風でありつつ、「和風の空間を作った映画の中のレストラン」のような不思議な感覚に囚われました。美味しい料理を簡潔にテンポよく説明してくださるのも嬉しい。飲み物もいいタイミングでサーブしてくれるし、とても素敵なお店です。 BGMがフランク・シナトラなのは何故…?
他の口コミも、また来たいと仰るのが良くわかる、素晴らしい体験でした。ごちそうさまでした。 Grazie, era...
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