総評：値段に見合った満足感は残念ながら得られなかった

平日にディナーで訪れた。 すし大臣の鳥栖本店が休みだったので、この店まで足を伸ばしてみた。 メニューは全体的に高めだが、鮮魚店が経営する回転寿司との謳い文句なので、味は間違いないだろうと思っていた。 店員さんに案内され、テーブル席に着席すると、すでにいくつかの寿司ダネは品切れだと言われた。まだ閉店の1時間以上前だったのだが、ないものは仕方がない。ややテンションが下がる。 ここの注文方法は、用意されているメモに希望する寿司ダネの名前と数量を書き込み、ホール係の方に渡すという方式だった。名前が事前に印刷されているわけではなく、客が書き込まなければならない。 タッチパネル方式も設備投資が必要だし、そう簡単に導入は難しいかもしれない。せめて事前に名前が印刷された注文表を用意することはできないものだろうか。 実際に、頼んだものが提供されなかったり、頼んでいないものが届いたりしたので、ぜひ改善を望みたい。 さて、実際に寿司を口にしてみたものの、この味ではかなりの割高感を覚えずにいられない。 握り寿司の魚自体は悪くないものの、シャリは小ぶりでなんとなく不揃いであり、バランスがとれていない。巻物も頼んでみたが、形がいびつであった。 正直、この値段でこの寿司を食べるよりも、1皿100円の回転寿司や、スーパーの鮮魚コーナーのパック寿司の方が、はるかに満足度は高いと思う。 ここに来るお客は、刺身が食べたいのではなく寿司を食べに来ているのだ。鮮度の良い魚を使っているからといって、良い寿司が出来るとは限らない、そう感じた次第である。