生ラムが食べられる数少ないお店なのですが、口コミの評価が分かれているのは、多分色々残念な所があるからだと思います。
まず、ジンギスカン1人前が1000円なのは安価に感じますが、小さなラム肉が6切れほどなので、女性でも2~3人前位は食べれてしまいます。でもそれだと、もやしが多すぎて食べきれないので困ります。ラム肉だけの追加注文もできますが、それだと4人前位は軽く食べられるので、とてもコスパが悪くて悲しいです。残念。
普通のジンギスカンは、タレで味付けされたラム肉をジンギスカン鍋で炒め、ジンギスカン鍋の縁に落ちた肉汁とタレに絡めながら、もやしなどの野菜といっしょに焼いて食べます。
しかし、このお店は、穴の空いたジンギスカン鍋を七輪に載せて、タレを漬けていないラム肉を焼いて食べます。
タレが無いのでラム肉が鍋に張り付くのを避けるため、サラダ油を引いてからお肉を焼くのだそうです。
ジンギスカン鍋の上方には換気ダクトがあるため、油を引くと炎が大きく燃え上がり、油によるけむりがさっと上がるのですが、これが店名の由来だそうです。確かにインスタ映えはしますが、一瞬なので写真は撮りにくいです。たくさん油を引けばもっと燃え上がるのでしょうが。
しかし、このくだらないこだわりが最悪だと思うんです。
ドーム形の上に油を引いて焼くので、ジンギスカン鍋の縁には肉汁ではなく、このサラダ油がどんどん落ちて溜まっていきます。
少しずつ食べようと、何度も油を引きながらラム肉を焼くと、ジンギスカン鍋の縁には焼けて酸化した油が溜まるので、焼いたもやしが縁に落ちると、黒くなった油まみれの不味いもやしを食べることになります。
全然ヘルシーではありません。
これなら、鉄板焼きか溶岩板の上で焼いて食べる方が絶対美味しくてヘルシーです。
ジンギスカン以外にも豚肉や鶏肉のメニューもありますが、そんなものを食べに来店しないでしょう。
熟成ラムチョップはとてもおいしかったのですが、メニューには小800円から~とありましたが、注文すると小さいものはなく、有ったのはもっと高いお肉でした。騙された感じがして少し悔しかったです。
他にも色々な単品メニューがありましたが、サラダは2種類しかなく、チャンジャとか、なんで?というような物もありました。料理に統一感がないですね。
アルコールなどドリンクは種類も価格普通で、料理を美味しく食べさせようという工夫もなかったですね。
最後に、お会計はテーブルで行うスタイルでおしゃれな感じなのですが、そのくせ、支払いは現金のみ!
バーラウンジや高級フレンチでも無いのに、手書きで金額がかかれた小さな紙切れをテーブルに置かれて、伝票明細もありません。
もしかすると、レジの設備がなくて、厨房で電卓で計算していたのかな?
2~3人だと結構なお値段になるのですが、テーブル席で万札を出すのがなんか妙にかっこ悪かったです。
精算金額も全員にわかってしまい、帰りながら「ラム肉は美味しかったけど、高かったね」ということになりました。アカンでしょ。
なんとかペイとか大流行なのに、いまどき現金だけなんて...。
色々残念なところが、結局、評価が分かれる原因なのでしょう。
美味しかったけど、なぜかこんなに残念な気持ちになるので、私はたぶんもう行かないです。