igrec — Restaurant in Yamaguchi

令和６年６月１日の正午に予約して伺いました。急に思い立って、前日の夜に、電話で予約にチャレンジしたところ、お昼は大丈夫と言うこと。ランチ営業はなくて、ちゃんとしたコースが設定されていました。昼も夜もショートコースとフルコースが設定されており、お昼のフルコース税込9240円で予約してみました。因みにショートコースは税込6930円と軽めな設定。色々とお聞きしたいので、電話で予約してみましたが、ホームページからの予約も可能で、とても今風、気楽に予約できるようになっていました。夜はちょっとだけお高め。 場所は山口大学方面から湯田温泉街へ向う道の川を越えた直ぐの信号を左折したところに有りました。道が狭いので譲り合ってすれ違うようお願いします。美味しい物が待っていますから、余裕を持って進みましょう。 お店は道の左側（川側）にあって、とてもシンプルでモダンな造り。お店の前に８台程度停められる駐車スペースがございます。看板が小さめなので、思わず周辺に多いコーポやアパートと間違うかもしれませんね。信号を曲がってボトルネックを抜けると直ぐに到着するので、ゆっくりとお進み下さい。 お店に入ると、３０代とお見受けするシェフとお若い奥様が笑顔で迎えて下さいます。アルバイトの女の子も、とても好感の持てる受け答え。家族経営の温かさに先ずは心和みます。店内は大きな窓があって、川沿いの新緑とお庭の植栽に癒やされます。窓側のテーブルに案内されて、じっくりと風に揺れる植栽や栽培されているバジルを見て、蜂や蝶の飛翔音を聞いていると、お食事のスタートです。 グラスでシャンパンを注文。その後、お料理に合わせて、ブルゴーニュの白、そして赤と進めることに致しました。始まりはスナック。イカとフォアグラ。うーん、美味しいー。スープはトマトにアメリカンチェリー、サワークリームを合わせた酸味の効いた爽やかなもの。とうもろこしのババロアにパッションフルーツのソースを掛けた前菜も食欲を増進させます。魚と肉のメインへの入口はフランス産ホワイトアスパラガス。削って掛けてあるパルメザンチーズとサマートリュフが旨さを爆発させます。ワインも良く吟味されています。良いシャトーやクリュのお酒で、お料理と抜群に合います。 メインの魚は甘鯛。鱗はパリパリ、ソースはとろみがあって白身に良く絡みます。肉は赤鶏のグリル。皮と脂身の旨さが絶妙です。フランス産の小さな野菜やグリーンピースが本当に美味しい。 終盤にはカワラケツメイ茶のプディングと甘夏のヨーグルトが出て来ます。締めはコーヒー（ブラジル）か紅茶（アールグレイ）に小さなフィナンシェ。炒り豆でフィナンシェの温かさを維持するスゴ技。炒り豆には塩が振ってあり、美味しく食べさせて頂きました。 シェフはフランスの山中の小さな町に有る三つ星レストランで修行され、東京で腕を磨いたとのこと。コロナ禍を契機に湯田温泉から川沿いの穂積町に移られたとおっしゃっておられました。小さいけれど、自然に囲まれ、静かで食事の美味しいレストランでした。 ワインのペアリングもされていらっしゃるようで、修行の成果が伺えます。食器はフランスリモージュのベルナルド製。センス良いですね。本格的なフレンチが少なくなる中、お若いご夫婦が経営されるこのお店は本当に貴重と思います。そしてお料理の美味しさは本物。さすがに日本なのでフランスのポーションは望めませんし、フランスワインの知識は専門家に及ばないかもしれませんが、家族経営で、このクオリティ、このお値段ならば自分は納得できました。いつか昼でも夜でも、沢山飲み食いして、湯田温泉駅までそぞろ歩きをして、帰宅の途につきたいと思いました。田舎の山口に幸せな時間を提供して下さって感謝。ず...

たまたま利用させて戴いたこちらのお店なのですが、ビックリするくらい美味しくて、ＣＰもこちらが心配になるほどの料金で、湯田温泉に行く時はまた再訪させてもらいたいです。と言うよりも、Igrecさんのお料理を食べに湯田温泉に行きたいくらいに美味しかったです。 美味しい感動を有り難うございました。

１０月２日に再訪しましたが、既に翌週の予約ができない人気店になってました。 確かに、お料理も美味しくて、ＣＰが抜群に高いです。 先日、京都で、自称「ＣＰが日本一のフランス料理店」に伺って美味しく食事させてもらったのですが、IgrecさんもＣＰの高さと、お料理の美味しさ、食材のチョイスは素晴らしいと思います。

11月に連日で、ランチの予約をさせてもらってたのに、諸事情で湯田温泉への旅行がキャンセルになってしまい、igrec さんにも...

ディナーで利用しました。ワインの楽しめる本格フレンチと期待して行ったのですが、失望の連続でした。

1）リストからフルボトルのワインを注文したところ、既に開栓された液体がグラスに注がれた状態で提供されました。ボトルがデキャンタ代わりに利用されていない？混ぜ物はないのか？初手から失望しました。「次回はペアリングを」と思っていただけに、残念。ワインの知識や扱い、愛情はサイゼリヤのレベルかもしれません。 2）料理は繊細で地産地消をコンセプトにしており、好印象。他方、ボリュームはママゴトのような印象。メインの和牛に至っては、焼き加減さえ聞いてくれません。 3）パンやチェイサーが無くなっても、催促しないと追加してくれませんでした。できればテーブルでのスタッフとの会話は、旬の素材を生かした料理の味や宝石のような盛り付け、友人が絶賛してたことを契機とした来店経緯など話したかったな。

私たちは空腹を満たしに貴店を訪れたのではありません。日常から乖離した味覚とスマートなサービスに裏付けられた特別な体験に、少ない貯金を切り崩したのです。コストのかからない改善点だと思います。多くの人が高い評価をなさっているからこそ、今後の伸びしろを期待して敢えて苦言を記します。...