南蛮とは、蛮の字に「虫」があるように虫を食う人々であって、その虫とは「禾虫」であると香港の某記者は書いている。(それもそうなのかしら・・・)とも思うが、ここでその「禾虫」が食べられ、その正体はゴカイの仲間のイソメである。これを葱やモヤシ、韮ともに炒めては大蒜、唐辛子、およびフェンネル?で整えた何となくニラレバ炒めに似ている料理。香港某記者のいう「天下至味」というほどではないが、ある書にいう「滋味」とは言える。徐珂の記した『清稗類鈔』(1917年)にも《閩人之飲食》としてこちらの料理が出ており、「馬江去海僅八十里,故海鮮至夥。文蛤也,香螺也,珠蚶也,江瑤也,雖謂之曰珍錯,尚不足異。惟有一物如蜈蚣,色綠而多足,長寸許,以油炙之,和鹽而食」とあるのでそう変わりはなさそう。ただ、採取や砂を吐かせるなど種々手間などがかかって供給が追い付かず、現在は年々高騰しているとも。
ここはそうした金門や周辺の特産海産物を扱っているレストランであるが、とにかく大人数でわいわいがやがや食事を楽しむところであって、凡そお一人さんはお呼びでない。そもそも1皿の量も少なくとも2人前はある。なので宿の人を誘って人数を増したり、開店・閉店間際に行くなど、店のビジネスモデルの邪魔にならないようにし、そして食べるときは大量に注文してはぺろりと平らげて店の売り上げに貢献するとともに、東夷のここぞという貪欲な健啖ぶりを赫赫と顕示するのである。なのでこうした「炒沙虫」の他に「酸白菜牛肉(金門特産の牛肉と麹漬白菜炒め)」「閩式蠣煎(これを食べると台湾本土のはもう食べられないっす)」「炒千仏手(亀の手)」「高粱蟹(金門特産の高粱酒に漬けた特大蟹の冷製。蟹肉がゼリー化している)」などここでしか食べられないものを頼むと良い。どれも極めて美味であるが特にカメノテは食が...
Read moreOld school style eatery. The best part is dining under the stars in the open.
This is the place to be and to eat, lovely environment which is so natural.
In years to come we may not be able to see such...
Read moreThe clam we ordered is one of the seafood specialties in Kinmen. Locals call it Buddha’s hand. Difficult to eat, and they didn’t have many clams in it. It was a good experience to try, but I don’t think I will...
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