なんでこんな市の端っこに位置してるの?と思いますが、ここの建物の前の通り沿いには千葉県の隠れた名物(?)である江戸時代の野馬除け土手が現存するため、敢えてここに建設したのだと思われます。 このように、資料館のすぐそばには史跡や遺跡が存在する場合が多く、当たりを付ける一つのヒントになっています(ガイダンス施設を兼ねているんですね)。
さて、敷地内に入ると、血中鉄分が上昇しそうなD51が屋外展示されていて、家族連れや我々のような暇人をお出迎えしてくれます。
建物はちょい年季が入っているようですが、中は数年前にリニューアルされたようで、とても清潔感のあるクールでオシャレな空間です。 受付を済ませて二階の常設展示室に上がると、まずは大型スクリーンと床面の地図を流行りのプロジェクションマッピングで映し、大きな歴史の流れがわかるような映像が上映されてます。
また、ここの資料館の大きなテーマとして「都市と交通」というものがあるようです。 確かに船橋は首都圏屈指のベッドタウンであるとともに、多数の鉄道や高速道路が張り巡らされていますので、このテーマ設定は納得です。
しかし、在来馬の実物大模型や江戸幕府直轄の野馬放牧場、近年の競馬場の解説など「馬」の展示も充実して…。 はっ!もしや、馬も「交通」くくりとなっているのでは! 確かに明治大正までは馬は農耕のみならず、馬車や乗馬など乗り物としても大活躍でした!
また、出来が素晴しく秀逸だったのが、頂いたパンフレットの「調べてみよう!船橋 調べ方の手引き」です。 丁寧な書き方やルビの振りを見る限り、小学校高学年〜中学生を対象としているようですが、中身はガチの学芸員のノウハウが詰まってます! 例えば資料の見方は「最初から細部に注目せず、まずは力を抜いて全体を眺める感覚で」とか、分析方法として「時期・地域・作者など、ちょっと違う資料で比較。資料を比べる時は相違点だけでなく同質点もよく考える」など、修論や博論でも使えるテクニックが惜しげもなく披露されており、船橋市の学芸員さんの意気込みが感じられて素晴し過ぎます!
これを読んだ船橋のちびっ子の多くが影響を受けて研究職に就き、数十年後の博物学界は船橋出身者で...
Read moreWe didn't visit the museum, but the locomotive was well maintained and very interesting to see, with clearly displayed information (in Japanese). I would like to visit the museum...
Read more郷土史に興味があるので、通りかかったついでに寄ってみました。船橋の歴史について一通り網羅してますが、大した史跡が無いのかショボい施設と展示内容でした。船橋の歴史を知るには良いキッカケになると思いますが、私の評価が低いのはそこではありません。 市内各地にそれぞれの郷土資料館がありますし、この程度の内容なら船橋市の他の施設との併設で良いと思います。隣接する公園の管理も兼ねているのでしょうか?それならもっと施設内容を充実させるとか、市内各地の郷土資料館に触れるなど、更なる工夫も必要だと思いました。 現状では、建物や職員の配置に無駄が生じてると感じてしまいます。そうではないとしても印象が良くないです。駐車場に展示してるD51蒸気機関車も意味が分かりません。予算が足りなくての現状なのか、無駄遣いの現れなのか良くわからな...
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