【 2021/05/29(土)訪問 】 「将軍山(しょうぐんやま)古墳展示館」は全国で唯一、古墳の内部:横穴式石室(よこあなしきせきしつ)の復元を見学できる展示施設で、平成9年に開設されたとのことです。
将軍山古墳は全長90m 、後円部の直径39m 、前方部の幅68mの、鍵穴の形をした前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)で、6世紀後半における関東地方最大級の古墳です。
明治27(1894)年、地元の人々によって横穴式石室が発掘され、馬冑(ばちゅう)や旗(はた)さし金具をはじめ、銅椀(どうわん)、環頭太刀(かんとうたち)、馬具(ばぐ)など、多数の副葬品(ふくそうひん→死者と共に埋葬される器物(きぶつ)のこと)が出土しました。
2階は横穴式石室の復元展示、1階には古墳の断面や石室に使われた千葉県富津市(ふっつし)付近の海岸で採取された「房州石(ぼうしゅういし)」、古墳時代の武具・馬具を装着した等身大の騎馬兵の復元模型(→今にも動き出しそうな、とても精巧に作られていて怖いです😱💦)などが展示されています。
「埼玉県立さきたま史跡の博物館」で観覧券(一般¥200)を購入すると、この「将軍山古墳展示館」も観覧できます❗️ ※博物館から展示館までは約750mありますので、徒歩🚶♀️約10分くらいかかりますが、道中に他の古墳もありますので、それらを見学しながら行くと良いと思います❗️トイレ🚻...
Read more将軍山古墳の中にある展示館です。埼玉古墳群の中では初めての採用となる横穴式石室を、この展示館の中からガラス越しに見ることができる稀有な構造となっています。石室の大部分と副葬品などは復元模型であるにも関わらず、全体的に神秘的な雰囲気が漂っています。
初葬・追葬の考え方や、副葬品の配置などには推定も含まれますが、何かしらの意味があると考えると、ロマンを感じますね。
歴史展示館の規模としては、1階2階と別れてはいますが、かなり小さい部類の展示館です。歴史に興味のある方でも、長くて20~30分くらいの滞在時間ではないでしょうか。私の場合は15分程でした。
観覧券は大人200円。ただし、本券は近隣の「さきたま史跡の博物館」の観覧券も兼ねていますので、ぜひそちらにも足を運んで...
Read more埼玉古墳群をぐるっとまわって、最後にやっとここに辿り着きました。古墳を巡りながら、沸々と湧き上がった素朴な疑問(埋葬された人の骨はどこにいったのか?誰のお墓なのか伝わってないようだけど、古墳の存在はある期間忘れ去られたのかな?などなど)を、館長さんらしき方に伺ったところ、とても丁寧にお答えいただきました。色々腑に落ちて、この一日の古墳めぐりがより意味のある、思い出深いものになりました〜☺️ さきたま史跡の博物館の展示を見て、豪族の古墳は仏教伝来を機に造られなくなったのかなと思っていましたが、こちらで、多摩御陵などの近代の天皇のお墓も方墳だと教えてもらい、古墳が現代に繋がっているこ...
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