それほど大きな博物館ではありませんが、一宮市の歴史と文化をコンパクトに紹介した博物館です。 単に歴史だけではなく、自然、暮らし、祈りという視点からも一宮市を紹介しています。とても興味深いです。 常設展示の見どころの一つは「紫白糸威仁王胴具足」の復元品でしょう。実物の入念な総合調査によって当初の姿に作製したものです。この具足は地元では山内一豊の父である山内盛豊所用と伝えられていますが、総合調査によって天正・慶長時代のものらしいというのが分かったので、澤井雄重のものではないかという説も浮上しています。
企画展「尾張の文人画」を観にいきました。森林商店の森林兵衛と森清次が収集した尾張の文人画家による絵画や森家で使われていた煎茶道具などが展示されていました。展示室内は撮影禁止というのが残念でしたが、絵画といい煎茶の道具といい旧蔵者の趣味の良さを感じさせる素晴らしい品々でした。一回と言わず是非また観たいです。 常設展示では特集展示として「古文書にみる近世の一宮」という展示が行われていました。ここには長年尾張藩の北方代官所で働いていた墨八百八の『記録』に描かれた「石塔磨き」なる謎の妖怪(?)の話が面白かったです。名前の通り石塔を磨くというなんだかよく分からない行動をするものだそうですが、博物館では『記録』に描かれた絵を元に製作した「石塔磨き」の缶バッジを販売しています。興味のある方はお買い求め下さい。 2023.11.8
特別展示「横井庄一さん 絵本原画とグアム島生活資料」 今回久々にここを訪れたのは横井さんの特別展示が見たかったからでした。 会場には、かめやまえいこさん作製の横井さんの生涯を語った絵本『よこいしょういちさん』の切り絵の原画と横井さんがグアム島で作製した道具のいくつかが展示されています(余談ながら博物館ではその絵本も販売されています)。展示品は魚取り籠や食料貯蔵籠などいくつかありますが、中には横井さんがパコの繊維から作った服、所謂「ヨコイスーツ」もあります。実物が展示される機会があまりないので久々に実物を見れて本当に嬉しかったです。 それにしてもいくら横井さんが出征前に仕立て屋をしていたからといって道具はおろか布すらないジャングルの中であのような服を作ったとは本当に驚きです!これは本一見の価値どころか、百見の価値はあると思います。 絵本の最後は横井さんの
このつぎは いくさなき世に 生まれきて 父母子らと...
Read moreVery nice local history museum with a great display of artifacts. The exhibits cover many different facets of the area's history and offer a great introduction to Ichinomiya. No English translations in the museum, but artifacts still...
Read more●「ドライブ中の休憩所として」…〇 南駐車場に、公衆トイレがあります。 ●場所 隣の「妙興寺」が有名。紙の道路地図にも記載あり。 JRの右が県道190号線、名鉄のすぐ左が65号線。博物館の下が513号線。 岩倉・小牧方面からは若干複雑です。来館時に、『医療MAP・一宮市』の入手をお勧めします。 ●駐車場 南と西にあり。南は使い易い(車椅子含む)ですが、少しだけ歩きます。西は、入口が分かりにくい…かな? 共に無料。 ●バリアフリー対応 全く問題ありません。 ●入館料 常設展示(企画展含む)と、特別展の二種類。前者は300円、後者は内容により変更。 ●年間パス 600円で、一年間有効。(特別展は無効)企画展が年4~5回開催されるので、かなりお得度が高いです。 ●体験の森・わくわく体験 土・日・祝日に開催。物によっては、大人(100円)もハマれます。中学生までは無料。 ●無料の展覧会 三岸節子記念美術館・荻須記念美術館の様に、博物館が使用してない期間、施設(部屋)の貸出をしています。 昨年度、4回ほど見に行きました。工芸が中心でしたが、超ハイレベルな展示ばかりで驚愕! 主催した団体様、今年も期待しています! ●近隣の観光施設 少し遠いですが、先の二つの美術館。...
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