二上山登山にやってきた。二上山神社口駅で下車しマップをたよりに駅の道を経由して登山口に向かう途中で、大きな傘の姿をした休憩所の様な建物に興味津々、なんだろうと立て看板の内容を文字変換してみた。 ↓ 真柱一本で宝形造木瓦葺の屋根を支える独特の姿から傘堂と呼ばれる。部材は総欅作りで、真柱東側上部に は、阿弥陀仏を納置し、北側軒下には梵鐘が吊り下げ られていた。基壇中央に礎石を二重に据え、柱穴を掘 り、約六十センチメートルの深さで真柱を挿し込み、 元の四隅の添板で支えている。 この建物は、江戸時代前期に当地を領していた郡山藩 主本多政勝(一六一四~一六七一)の没後、延宝二年(一 六七四)にその「影堂」「位牌堂」として家臣の郡奉行吉弘 統家らにより建てられたことが、梵鐘(明円寺保管)や 露盤の刻銘、棟札から判明する。影堂はその後、吉弘統 家らが開さくした大池により益を蒙った三大字の人々に よって守り続けられ、現在も九月初旬には大池(傘堂) の施餓鬼が三大字によって営まれている。またいつの頃か らか、真柱周囲を巡って安楽往生を願う風が生じ、五 月十四日の當麻レンゾには多くの人々がこの堂を訪れる。 この傘堂は、民俗的に価値が高いばかりでなく、建造...
Read more二上山の奈良側、當麻山口神社の⛩️鳥居の前にある、不思議な一本の柱で立つ傘のようにお堂です。この傘堂は郡山藩主だった本田政勝の菩提を弔うために1674年に建てた位牌堂で300年も大切に地元の三地区(今在家、新在家、染野)の方々に守られてきたそうです。傘堂を建てられた本田政勝の家来吉弘統家が作った目の前の大きな溜池(大池)への感謝の気持ち...
Read moreユニークな建造物ですが、地味なので素通りしていくハイカーが多く、ちょっと残念。傘堂の真柱に触れながら三度周って祈願すれば、長い病による下の世話を人にかけず、自分も苦しむことくあの世に行けるという「ぽっくり信仰」の風習が伝えられています。但し、真柱に触れられるのは、當麻寺で行われる「練供養会式」の日...
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