秋季特別展「日本爆誕!壬申の役」を観にいきました。壬申の乱に興味のある私はどんな展示か興味津々で行ったのですが、内容は壬申の乱の後に生まれた藤原京が中心のものでした。期待と違っていたので少し残念な半面、ああやっぱりとも思いました。壬申の乱が起きたのは今から1350年前なので当時使われた鎧や刀などが残っているとは到底考えられませんから。 常設展示の方は縄文時代から江戸時代までの品々が展示されていますが、やはりメインは新沢千塚126号墳の出土品でしょう。私も実際この地に来るまではこのような素晴らしい副葬品が出土していたとは全く知りませんでした。一番驚いたのは指輪です。以前読んだ『アクセサリーが消えた日本史』という本に日本では指輪の出土例は一件しかないと書かれていました。恐らくこの本が書かれたのはこちらの古墳が発掘される前だったろうと思いますが、ここにはなんと金銀合わせて8個もの指輪が出土しているではありませんか!これはまさに歴史を塗り替える発見ではないでしょうか? もう一つ注目したのは副葬品の中に青銅製の熨斗(のし)があることです。熨斗とは今のアイロンですが、金製銀製の装身具や刀やガラスの器のような権威権力を示すものではないはずです。なのにどうして一緒に埋葬されたのでしょうか?もしかしたらこれは被葬者が日頃愛用していたものではないか?そして被葬者自身が自分と一緒に埋葬するように遺言したのではないか?私はこのように思います(あくまで個人の見解です)。 こちらの博物館は「歴史に憩う橿原市博物館」という名前なので何の博物館なのか、今ひとつ分かりにくいきらいがありますが、こんな感じなので古墳好きの人には大いにお勧...
Read moreコロナ禍でこれなかった歴史博物館は入館料300円で 熱意のある学芸員の方にお話をお聞きする事が出来ました 尚、レプリカでない出土品がむき出しで見れるのは此処だけ
新沢千塚は、約600基もの古墳が集まって形成されている古墳群です。 古市 高市郡高取町との境界にある吹山から伸びる丘陵上に広がって築かれています。 新沢千塚に古墳が造られ始めたのは4世紀の終わり頃、今から 1600年ほど前です。 これ以降、6世紀の終わり頃までの約200 年という長期間にわたって、この地に古墳が造られ続けました。 新沢千塚の古墳は、ほとんどが直径1020m 高さ23 m程度の円墳ですが、 他にも数は多くないものの前方後円墳、円墳などバラエティ豊かな古墳が存在しています。 その中の一つ、126号墳は長方形(東西約22m 南北約16m、高さ1.5m) という、この時期には珍しい形で小さい故に盗掘から免れています。 長さ約3.1mの木棺を用いた施設からは、ベルシャ地方 中国東北部、朝鮮半島といった海外から運ばれてきた貴重な副葬品が数多く出土しており(硝子器など)、 新沢千塚古墳群の代名詞 ともされている古墳です。 126号墳が造られた時期は...
Read more毎年11月の関西文化の日も無料です。 今年は2022年11月19,20日
まず最初に、常設展示の映像の上映時間の確認をしましょう。 ↑↑超重要です!!
20分おきに「新沢千塚古墳とその時代」と「藤原京の世界」を交互に上映しています。上映時間が10分程度なので待ち時間が10分。特別展示とかを見てから映像を見ようとすると待ち時間が結構つらいです。終わった瞬間に当たると映像見るのに10分+10分待ちです。(T_T) 上映頻度を上げてほしい。せめて15分間隔とか・・・。ボタンでスタートが一番うれしいかも。
ガイダンスホールの映像を見るのに生年月日を入力させられるが嫌!カメラで撮られるのも嫌!それを占いすると言うのもどうなのか・・・。それも他人が居る前でスピーカで大きく再生されると言う羞恥プレイ。性格とか占ってんじゃないよ(ーー゛)。 入力の後に座って見てたら進まないのでなんでだろうと思ったら「次へ」ボタンを押さないと進まない。正面の巨大モニターには「次へ」は表示されないで、タッチパネル付きモニターにのみ表示されてる。 この顔の画像と生年月日は消去されているのか不安になる。
そんなに大きくないので展示の数もそこそこだけど、ガラス越しでなくまじかで見れるのは良い。(特別展示はガ...
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