「やはた」の地名の由来となった神社。旧社格は県社。

御祭神は ・帯仲津日子命（タラシナカツヒコノミコト） ・誉田和気命（ホンダワケノミコト） ・息長帯比売命（オキナガタラシヒメノミコト） ・宇遅和紀郎子ミコト（ウジワキイラツコノミコト）

創建は推古天皇の御代と言われ、新羅が任那に攻めてきた為、大和朝廷が援軍を送る事になり、洞海湾で軍団を整えている際、八幡大神の御神託があり、前田村（西本町付近）に八幡大神を祀る神社を建てたのが始まり。

平安時代、光孝天皇の御代に、宮司の岡県主年麻呂が御神託を賜り、神功皇后の伝説が残る豊山に遷座、現在に至ります。

神功皇后が三韓征伐を終えて朝廷に戻る道中に、岡県主熊鰐が御衣を献上。 いたくお喜びになった神功皇后は、自身の弓矢を山中に納め天下が豊かになることを祈られ、この山を豊山と名付けたという伝説があります。

明治時代、周辺の村々が合併することとなり名前を決める際、それぞれの村がこの神社から勧請した八幡神社があった事から「八幡」と名付ける事となりました。

境内下にある社号碑は、黒田家当主の侯爵黒田長成公の謹書。 鉄のしめ縄と鉄の弓矢を備えた神門は、日本製鉄のある鉄の町だからこそ。

社殿も立派で摂社も多く、素晴らしい神社です。