野島崎灯台の周りの遊歩道を歩いていたら、こちらの看板を目にしました。 興味本位で近づいてみると、立派でオシャレな和風の建物が見えてきました。
いい感じだなと思ったものの、入るのにはためらいがありました。 美術館の周囲は木々に囲まれていて、遊歩道からも、表の車通りからも、全く見えない場所にあり、なんでこんな目立たない場所にあるの?といった疑問がちょっとした恐怖につながりました。
また、googlemapで調べたところ、入場料金は500円でした。規模からしてすぐに見終わるだろうし、500円とはいえガッカリしたら嫌だなとも思いました。
ただ、旅先の事ですし、記念にと思って入ることにしました。
受付には人がいませんでしたが、奥から老婦人が歩いてきました。入場料を支払い見学を始めたら、その老婦人が解説をしてくれました。
この美術館は、「萬祝(まいわい)」を展示するために自分たちで作ったもので、60年前に新築で建てたとのこと。 始めはもっと規模が小さかったけど、もとから増築出来るように設計してもらい、増築して今の大きさになったそう。 御婦人は90才を過ぎているとのこと、元気なので驚きました。
萬祝の説明など一通りしてもらいました。
昔は修学旅行生とか、観光客とかたくさん来たのですが、最近は少なくなってしまったとなげいておられました。
まあ、そうですよね、野島崎灯台を見に来る人も昔ほど多くないでしょうし。仮に野島崎灯台を見に来た人でも、こちらの美術館の存在に気付かない人も多いと思います。
ダラダラと長くなってしまいましたが、御婦人の案内もあってとても楽しく過ごせました。お客さんが多かったりすると案内などされないでしょうし、そうすると規模は小さいので、今回ほど満足はしなかったかもしれませんが、...
Read more2024/03 開館日にやっと行くことが出来ました。(火・水・木...
Read more房総半島を発祥とする大漁を祝って作られた万祝を中心に海にまつわる工芸品を展示。手が空いていればオーナーが説明しながら案内してくれます。絵柄の一つ一つにも意味があり、興味深く拝見しました。しかもこの美術館、55年前(1965)に房総の伝統文化を遺す為にオーナー夫妻が創設との事。館の外はカフェになっていて、緑の中で一息つくことも出来ます。野島崎のロータリー付近の喧騒が嘘のように静かな時間が流れていました...
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