ブラタモリを拝見。 遙二十年以上も昔の当時を、朧げながら思い出した。あの頃は、国指定史跡とあって、期待して訪問したのだが、茫漠たる原っぱに、礎石が点在するという、あまりにも寂しい光景に落胆したものだった。今を調べれば、何やら資料館が建っているのだとか。あの頃、もし在ったのなら、間違いなく入場料を払ってでも入館したであろう。 この辺りで宿泊した際、同宿の旅人たちはよく、「伊根の集落は良い所だよ。」と話しているのを、聞き耳を立てて聞いていたが、予定コースは海岸沿いではなかったので、少々残念に思ったのだった。しかし、番組で当地にも舟屋があった事を知って、これはもう著しく悔やむしかないのであった。 また、何よりも悔やまれるのは、今ならバッテリーの続く限り撮影し放題の写真が、当時はフィルム式とあって、失敗の許されない、枚数に限りがあるといった制約があった事である。これから先の余生、恐らく訪問はかなわないだろうが、あわよくばもう一度...
Read more天平時代の聖武天皇は命によって古代の分国ごとに建立された国立の仏教寺院「国分寺」。 丹後国においてはここに建立されたと言われている。 当時の丹後国の首府はここ府中に置かれていて、中央から派遣される統治者(国司)もこの東側の政庁で勤務したのだろう。 ただし現在ここに残っている寺院の建物の礎石は、室町時代に再建されたものの痕跡。 天平時代に建てられた国分寺はそれまでに衰微してしまったようだ。 この国分寺跡から丹後国府跡と推定される場所などを経て籠神社に至る「天平の道」が整備されているので、車を「ふるさとミュージアム」の駐車場に停めてのんびり歩いてみるのもいい。 途中にある小さな寺院が意外に古い歴...
Read more聖武天皇の天平13年(741年)の国分寺建立の詔で全国的建てられた寺院ですが、こちらの史跡は鎌倉時代末に再建された時代の金堂や塔の礎石が残る所ですので注意が必要です。 伽藍配置も創建期とは明らかに違うのは他の国分寺跡を知っていれば直ぐに分かると思います。 高台からの眺めはとても良いので桜をもう少し増やしてもらったら最高のお花見...
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