言うまでもなく尾張徳川家の財宝を保存管理、展示している美術館です。大名家の財宝がこれほどまとまって残っているところはここと彦根城博物館ぐらいだそうです。
特別展「国宝 初音の調度」を観にいきました。行った日は平日だったのですが、来館者は結構大勢いました。やはり「初音の調度」の人気は高いようですね。「初音の調度」とは徳川三代将軍・家光の娘の千代姫が尾張徳川家二代目の光友のところに嫁いだ時に持ってきた嫁入り道具です。全部で70件ほどあるようですが、一括して全て国宝に指定されています。 多分私も全てを見るのは今回が初めてだと思いますが、どの道具にも美しい金蒔絵が施されていて本当に素晴らしいものでした。まさに当時の技術の最高水準の工芸品だと思います。 ショップには図録『大解剖 国宝 初音の調度』が販売されていました。これは「初音の調度」の解説書というよりも初音の調度の修理、科学分析の報告書といった感じの内容でしたが、観にきた記念に購入することにしました。 2025.5.23
秋季特別展「人間讃歌」を観にいきました。今回はサブタイトルの「江戸の風俗画」が示すように江戸時代の風俗を描いた絵画の展示となっています。作品保護の観点から照明がやや暗くしてあるので作品がよく見えなかったりするのが少し残念ですが、それは仕方ないですね。 数ある名品の中で一番私の気を惹いたのは久隅守景筆の「納涼図」です。これは農民の家族がのんびりと夕涼みをしている場面を描いたものですが国宝に指定されています。私はこの絵は小学生の頃に事典で初めて見たのですが、なぜか強く印象に残っていました。今回初めて実物を見ましたが本当に素晴らしい絵だと感じました。 今回も前期と後期で展示替えが行なわれるので、できれば後期も観にいこうと思います。 2023.10.4
夏季特別展「徳川家康」を観にいきました。今回は蓬左文庫、徳川美術館の両方で展示が行われています。 蓬左文庫では家康の生涯についての展示を見ることができますが、説明をよくよく読んでみると、最新の研究成果が反映されていると思われます。 そして徳川美術館ですが、こちらは駿府御分物を中心に家康ゆかりの品々が多数展示されています。家康は鷹狩が好きだったとか健康オタクだったとはよく知られていますが、それらの品々以外にも「家康と古書」とか「家康と囲碁」という幾つかのカテゴリーで分類された家康ゆかりの品々を見ることができます。こうして見ると、家康は実は結構、多趣味な人だったかもしれませんね。 2023.9.8
特別展「よそおいの美学」を観にいきました。普段ファッションにはほとんど興味の無い私ですが、今回の展示もとても面白く観させていただきました。 大名や旗本が儀式や将軍にお目見えするときに着る装束が地位や身分によって違っていて、それらが実物や「男女束帯着図」の絵で紹介されていて非常に興味深かったです。また当時の女性が持っていた豪華な「筥迫(はこせこ)」も展示されていましたが、これは今の化粧ポーチです。女性が常にこういうものを携帯しているというところは今も昔も変らないなと感じました。 2023.6.29
特別展「大蒔絵展 ー漆と金の千年物語」を観にいきました。今回は徳川美術館、M OA美術館、三井記念美術館の3館共同で開催の展示なので、国宝の「舟橋蒔絵硯箱」といった徳川美術館以外の有名な美術品も多数観ることができます。とても嬉しいですね。 数ある美術品の中で一番私の気を惹いたのは蒔絵ではありませんが、三井記念美術館所蔵の「聚楽第図屏風」です。言うまでもなく聚楽第は秀吉が京都に築いた城郭風の邸宅なのですが、建設から8年ほどで破却されてしまったので、史料が極めて僅かしか残っていません。なのでこの屏風はかつての聚楽第の姿を今日に伝える極めて貴重な史料であり美術品です。この屏風の展示は5/7までなので見たい人はそれまでに。 それから常設展示の方になりますが、第2展示室ではあの有名な旧関戸家所蔵の「志野竹の子文筒茶碗 歌銘...
Read moreThis is a wonderful museum about the Daimiyo period. It talks about the lords, vassals, the lifestyle and mentality of the time. As someone who enjoys learning about history I really enjoyed this museum. Beware, the museum is predominantly in Japanese with small labels of English. So the parts of the museums explaining the stories will be pretty much lost on you and there are no subtitles for foreigners. You are also not allowed to take any pictures inside the museum. Mostly it is for security reasons as the objects, scriptures and scrolls you will see on display are from the time period and very susceptible to light. Would highly recommend visiting and be sure to check their lovely...
Read moreThis art museum is unique among similar museums in Japan because it owned and operated by the House of Owari Tokugawa, one of three households owned by Tokugawa Ieyasu. The current director and curator is Yoshitaka Tokugawa. The collection includes many artefacts, artworks, priceless swords, and household heirlooms many of which are designated Japanese national treasures. The collection includes many items that have never been displayed publicly. Some of these become part of special exhibitions each year. It is best to do some reading about the collection beforehand to get the most out of the exhibitions. The English language resources are ok but don't do the...
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