JR阪和線百舌鳥駅と上野芝駅間にあり線路の東側で住宅地に囲まれています。古墳はかなり大きくそれとみて前方後円墳とわかります。北側は水がなくなっていて泥が露出しています。北東側が児童公園になっていて碑と案内板があります。堺市のHPによると「百舌鳥古墳群のほぼ中央に位置し、前方部を西に向ける3段築成の前方後円墳です。周囲には一重の濠が巡り、墳丘には埴輪と葺石(ふきいし)のあることが確認されています。埋葬部分の構造や副葬品は不明ですが、墳丘の形や埴輪の状況から5世紀中頃に築造されたと考えられます。周囲には陪塚(ばいちょう)とよばれる小形の古墳があり、善右ヱ門山(ぜんえもんやま)古墳が後円部の東側に現存しています。消滅した陪塚には吾呂茂塚(ごろもづか)古墳、播磨塚(はりまづか)古墳がありました。 いたすけ古墳は、昭和30年頃に土取り工事で破壊の危機にひんしましたが、市民による運動で保存が決まり、昭和31年に国指定史跡になりました。現在も濠の中に残されている橋げたは、土取り工事が行われようとしたときの名残です。保存運動の際に後円部から採集された冑形(かぶとがた)埴輪は実物の鉄製冑を忠実に模したもので、堺市の文化財保護のシンボ...
Read more住宅街の中にある古墳。 朽ちたコンクリート橋の上でかわいいタヌキが見れます。
もともとは私有地で造成されて壊される運命だったのを、 市民運動が守った歴史的な遺産です。 春には桜がとてもキレイでお花見の名所になっています。
2024年3月追記 古墳は樹木がすべて伐採されて形がよく分かるようになりましたが、タヌキも見かけなくなりました。
古墳北側の公園は綺麗に整備されましたが、桜の木が減り、 少し残念ではあります。
An old tomb in a residential area. You can see cute raccoon dogs on a decayed concrete bridge.
Originally it was destined to be destroyed on private land, It is a historical heritage protected by the civil movement. In spring, cherry blossoms are very beautiful and a cherry blossom...
Read more墳丘長146mの前方後円墳、築造時期は5世紀前半と推定。 いたすけ古墳は古墳保護のシンボル的な存在。 「いたすけ古墳は、昭和30年頃に土取り工事で破壊の危機にひんしましたが、市民による運動で保存が決まり、昭和31年に国指定史跡になりました。」(堺市HPより) 保存活動は市民運動にまで発展し、全国の文化財を守る保存運動のさきがけとなった」(石碑より) このときの市民の頑張りがあったから、世界遺産登録へのチャレンジにつながったのかも。 ( ̄o ̄)/ ところで、古墳の南側に土取り工事のための橋が残されています。 橋は朽ち果てていますが、ここにタヌキが現れます。 堺市は古墳保護のため墳丘を傷つける樹木の伐採を行っていますが、ちょっと発想を変えてみたらどうでしょうか。 とかく古墳は「ただの小山」なんて揶揄(やゆ)されがちですが、タヌキが住む古墳って結構いけるんじゃないでしょうか。 タヌキが生きていける程度の樹木...
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