枚方市楠葉から自転車で訪問。自宅から電動アシスト付きのママチャリで40分程の移動時間で到着できました。 神社鳥居のすぐ横に、広めの露天駐車場があります。車の駐車場料金は、無料のようです。自転車もこちらの駐車場に停めさせて頂きました。 ここの神社は、大阪府で唯一の名水百選の地下水が汲める場所として有名です。この一つしかない蛇口の前に沢山の方が並んで、おのおので持参されたペットボトルやタンクに水を入れていました。案内看板によると、無料ではありますが、取水量は一人当たり20リットルまでとの事です。 当神社は、国宝の紙本著色後鳥羽天皇像や後鳥羽天皇宸翰御手印置文を所持されているとの事ですが、一般公開はされておらず残念ながら見ることは出来ません。訪問の前に神社のホームページで確認したところでは、唯一公開してそうなのは、重要文化財指定の燈心席と名付けられた茅葺き屋根の建物のみのようです。こちらの燈心席も、拝観するには５人以上による申し込みが条件となっており、拝観実現のためにはなかなかのハードルで、当日も外観をみて廻るのが精一杯でしたが、本殿で魔よけが目的なのか獣のような姿をした飾りを発見したり、神社の中では製作年が最も古い客殿の床に数多くの風鈴が並べられ愛でることが出来て、個人的には、それなりに楽しめたと思います。とはいえ、この日は物足りなさを感じながら、神門を出て振り返り頭を下げようとしたところ、門に向かって右上の箇所に、石川五右衛門の手形と書かれた説明書の立札を見た時には正直驚きました。説明書によれば、石川五右衛門が神社神宝の大刀を盗もうと企んでいたそうですが、神威にうたれ、結局神門にすら入ることが出来ず、門に手形を残して立ち去ったとのことです。この立札の上に、柱一面に金網が張ってあり、どうやらこの中に手形が残っているようなのですが私には見分けがつきませんでした。それでも、NHKのBSで再放送中の大河ドラマ「黄金の日々」を毎週楽しんで視聴している自分としては、「五右衛門、お前はここにも出没していたのか！」と、根津甚八さん演じる石川五右衛門に自分勝手ながらも思いを馳せることができました。BSで放送中であったとはいえ、個人的には石川五右衛門ゆかりのものに出会えただけでも訪問した甲斐がありました。