補陀落山 鉄舟寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、本尊は千手観音菩薩です。 飛鳥時代に藤原氏出身である久能忠仁が現在の久能山東照宮付近に建立した堂が始まりで、その後奈良時代の僧侶 行基が来山して久能寺と号したといいます。平安時代に天台宗に改め繁栄しました。永禄13年(1570年)武田信玄が久能山に築城する際に現在の位置に移転され、宗旨も新義真言宗になります。明治時代に山岡鉄舟が、臨済宗の僧侶今川貞山を招いて復興し、鉄舟寺と改められた。 国宝の法華経(久能寺経)19巻と、重要文化財の平安時代の錫杖。鉄舟ゆかり...
Read moreここには、江戸無血開城、一刀正伝無刀流(無刀流)の開祖として有名な山岡鉄舟の銅像とお墓がある。 鉄舟の実際の墓は、東京谷中の全生庵であるが、ここのは支墓とでも言うべきか。 明治初期に廃寺となっていた名刹久能寺を鉄舟が復興し、寺号も鉄舟寺と改められた縁により、ここにお墓も作られたのであろう。 廃寺となった久能寺は行基作の観音菩薩像を安置した「駿河七観音霊場」の六番「駿河33観音第22番」札所であり、それを引き継いだ当寺の本尊も千手観音菩薩であるが、現在の菩薩像は行基作で...
Read moreお寺の敷地は日本平から東に延びる尾根の端、清水の市街地よりも50m位高い丘の中腹に位置しています。ここからはお寺の敷地・清水市街・清水港を前景に据えた富士山の展望を楽しむことができます。紋切り型観光目的の訪問をお勧めするところではありませんが静寂な雰囲気の中でのんびり風景を味わいたい向きには推しのスポットです。展望の良い所まではやや急な石段を登るのでラフな履物は避けたほうがよいと思います。...
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