宇都宮北部の環状線を走っていると蜂の巣のような穴の開いた巨大な岩山が姿を現して驚いた方も多いんじゃないかと思います。
長岡百穴古墳と呼ばれ古墳最終末期の七世紀に造られた52基から成る横穴墳墓で県指定遺跡となっています。
凝灰岩の岩山に掘られた多くの横穴墳墓は迫力があり古墳の前面に広めの専用駐車場があることでも県や自治体が重要視している遺跡であることが分かります。
惜しむらくは岩質が柔らかい軽石質のため長い年月のうちに侵食されて羨道はほぼなくなっており、玄室やかなり後年に造られた玄室内の石仏まで劣化が進んでいます。
全国に点在する横穴墳墓はどれも軟質の岩山を掘削して造られていますが、その中でも長岡百穴は水が容易に染み込むようなスポンジ質で特に柔らかそうな感じがします。
関東各地にある横穴墳墓は国指定史跡となっている所も多く、もう少し常態が良ければ長岡百穴も国指定史跡となっていたと思われ、その点では残念です。
とはいえ重要な遺跡であることに変わりはなく県や自治体はなんとか保存に関した施策を進めて欲しいものです。 なお見学者は5人程度なのに駐車場は満杯という不思議...
Read moreJR宇都宮駅から徒歩1時間程度の場所にある、洞穴の古墳です。
一つの穴は高さが1メートル程度、奥行きは2メートルくらいで、なかなか奥深く彫られています。 およそ52個の洞穴全てに仏様が彫られています。 雨風による侵食が進んでおり、面影だけが残るものもありますが、風格は失われていません。
驚きなのが、穴の中に入ろうと思えば入れるところです。
地域の方にとても大切にされているようで、 ゴミの一つも落ちておらず、 目立った落書きなどもありません。
洞穴のすぐ隣に、百穴観音堂があります。 ここには、ひっきりなしに地元の方がお参りにきます。 側のベンチで私が休んでいると、地元の方が声をかけてくださり、 ここのお堂でお祈りすると、願い事がよく叶うよ、と教えてくださいました。
宇都宮から少し離れていますが、 百穴古墳の目の前には広い駐車場もあり、 周囲には食べるところもたくさんあります。
まだ来たことがなければ、 ぜひ一度足...
Read moreかなり変わった古墳です。
古墳といえば、小高い山がこんもりしただけ … と思っていたのですが、ここの古墳は高い山の斜面の岩部分 (凝灰石露頭と言うらしい) に、いくつもの横穴が掘りこまれた古墳です。
横穴の奥には仏さまが掘られています。 (全ての横穴ではなかったかな?)
が、この仏さまは当時の物ではなく、後から掘られた物だとか?🤔
当時は掘られた仏さまは無く、全ての横穴には扉があったという話も …...
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