4/29/2025 「至高の宝蔵」展を観た。この日から北条実時以下4代の金沢氏の肖像画(いずれも国宝)の同時展示が始まった。 @@@
1/08/2025 2度目の「運慶展」。同時開催された鎌倉、横須賀の展示と比較してここの展示が圧倒的に充実している。 (特に実質浄楽寺の5体を並べただけの横須賀展は詐欺的だった) 今回は専門家ボランティアの解説を地下の集会室で聞き、意義ある参観になった。 京都の清水寺や静岡の願生寺からの展示品も興味深く見たが、もっと知りたいと感じたのは、京都・海住山寺から展示された「四天王立像」。 運慶一門が総力を挙げて制作したが、今は失われた東大寺大仏殿の四隅を飾っていた高さ12メートルの巨大な立像。そのミニチュア版として出品された「大仏殿様」の四天王像の中では、1番大きな「毘沙門天像」(個人蔵)の雄渾さを見ながら、しばし想像の世界に遊んだ。 @@@
12/06/2024 2年ぶりの「運慶展」のせいかいつになく入館者が多い。それでも金曜日午後で数十人。東京の展覧会と違い、じっくり鑑賞できる。しかもシニア料金で200円。1月末まで少なくとも3回は友人と来る予定だ。 @@@
2/04/2024 「称名寺の賢聖衆(げんじょうしゅ)」を見た。日曜の雨上がり。6、7人の参観者。いろいろ難しい説明が書かれていたが、今回の出品はすべて金沢文庫・称名寺の所蔵、保管品。展示資料によれば、国宝は15点、重文は21点。ありがたい展示なのだ。 @@@
12/20/2023 「中世寺院の書物」を見た。いままでの展示で、最も面白くなかった。昔読んだマックス・ヴェーバーの講演録「職業としての学問」に学者の資質として、文献のシミ一つ気にして意味を考えるようでなければ学者に向かない、といった趣旨のことが書かれていたと思うが、まあ、今回の展示はそんなところか。 しかし、またシャーシャーとこうした展示をするところが金沢文庫の素晴らしさかもしれない。 @@@
11/10/2023 落ち着いて観覧できる。題名は「廃墟とイメージ」。鎌倉幕府滅亡後の金沢文庫の荒廃と日本の古典文学や宗教美術が荒廃をどう描いてきたかをかけ合わせた、ちょっと無理筋のテーマ設定。それを敢えて試みる面白さといったところか。 @@@
5/13/2023 久しぶりの観覧。土曜だが時折激しく雨が打ち付けるあいにくの天気で、観覧者は少なかった。 「金沢文庫の肖像」の題で、金沢北条氏4代の肖像、叡尊、忍性、審海ら真言律宗の関係から奈良・西大寺流諸僧の肖像などが、展示されていた。70年近く前、称名寺から駅に向う途中の天使幼稚園に通い、しばしば金沢文庫には来ていたが、当時金沢文庫が入っていた、あのボロビルにこれだけのオタカラが収納されていたとは信じがたいことだ。 @@@
2/08/2023 「旅する、大藏経」を観た。昼すぎ、2階の展示スペースは20分ほど、私1人。 称名寺にはかつて「経蔵」があり、中国・南宋で印刷された「大蔵経」が収められていた、という。大蔵経はインドで編纂された「三蔵」の漢訳と中国での著作物で構成されていた。 ジジのような門外漢にはもったいない展示なのだが、文化財をかくも静かな環境で、じっくり見られる(しかも、シニア割引で入場料は200円)贅沢はここでしか味わえない。 @@@
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Read more2018/01/16(火曜日)に称名寺を参拝した後金沢文庫に寄りました。 平成30年1月13日(土)〜3月11日(日)の期間で特別展「運慶」ー鎌倉幕府と霊験伝説ーが開催されています。 館内には慶派に関わる仏像や古文書などが目白押しでした。
称名寺の庭園側から隧道(すいどう)を抜けると金沢文庫のエントランスに行ける。 エントランス正面左手に受付があります。観覧料は65才以上のシニアは200円、一般(20才以上65才未満)800円、20才未満、学生600円、高校生100円。 展示室は右手から入館する。 最初に対面できるのは「東大寺南大門の金剛力士立像」の寄せ木雛形が目にとまりました、暫くしゃがみ込んで眺めてしまいました。 この金剛力士像(阿・吽像)は東大寺の南大門に納めた像の雛形として造られており阿形が像高33センチ、吽形が24.6センチですが縦方向に寄木断面の胸部で共に5ピースの縦筋が見えます。 運慶チームが69日で完成させた話は余りにも有名ですね。 金剛力士像の左には、厨子入りの薬師如来坐像と両脇侍立像・十二神将立像・四天王像がありましたが細かな細工で見事でした。
メイン展示の称名寺金堂ご本尊の「弥勒菩薩立像のレプリカ」と背後の壁画のレプリカが展示されています。
2階に上がると今回の特別展のコーナーです。 右側に運慶の父の康慶作「地蔵菩薩坐像(静岡県の瑞林寺)治承元年(1177)」、隣のガラスケース展示の十二神将像(曹源寺の重要文化財指定)が並んでいました。
中央のガラスケース展示が運慶作品ですが右側展示が「厨子入 大日如来坐像(栃木・光得寺)鎌倉時代」。展示は智拳印を結んだ大日如来坐像本体のみの展示です。本来の特徴は厨子や蓮華座の荘厳さです。 中央展示「梵天立像 伝運慶・湛慶作 一躯」は木造 彩色 像高106.5cm 正治3年(1201)頃 愛知・滝山寺。 愛知・滝山寺の本堂にかって安置され、現在は収蔵庫に安置される小観音菩薩立像の脇侍像。帝釈天立像と一対になって、三尊像を構成する。この珍しい尊像構成は、宮中仁寿二間で修される秘法「二間観音共」の本尊に由来すると考えられている。 正面左手に「大威徳明王座像」が展示されており、裏側に内蔵されていた墨書きが展示されています。かっては称名寺光明院に所蔵され、子院一ノ室に弘法大師作として安置されていた、本来は六面六手六足で、水牛の台座に跨った姿だったと見られる。近世には称名寺の霊宝の一つとして重んじられ「探幽縮図」「黒木家旧蔵本」にも描かれている。平成十九年の春、保存修理により大威徳種子等及梵字千手陀羅尼の巻物、蓮実製舎利容器や丁子、抹香などの像内納入品が取り出された。そのうち大威徳種子等及梵字千手陀羅尼の奥書から、木像は建保4年(1216)11月23日「源氏大弐殿」の発願により、大日如来・愛染明王・大威徳明王のうち1躯として、「法印運慶」により像造されたことが判明した。「源氏大弐殿」とは、甲斐源氏加賀美遠光の娘で、将軍源頼家・実朝兄弟の養育係を務めた「大弐局(だいののつぼね)」である可能性が高い。 今回の目玉になる出展です。(2018/01/27のNHKの夕方ニュースで放送されていました!!)
この2階出口廊下の右側には休憩ベンチがあり、その奥には仏教関連の図書閲覧室があります。この図書館には漫画から専門の仏教関連図書や郷土資料などのが余す事無く蔵書されています。 階段を1階に降りればエントランスに戻るます。 1階入館口の左側には喫茶と軽食が頂けるレストランと奥にトイレがあります。 ------------------------------- 平成30年1月13日(土)〜3月11日(日)の期間で特別展「運慶」ー鎌倉幕府と霊験伝説ーが開催されます。昨年の東博の平成館で「運慶」興福寺中金堂再建記念特別展に次ぐ第2段の特別展示になります。 注目は運慶佛の「大威徳明王像」で源実朝ゆかりの最晩年作(建保4年・1216)です。 今...
Read moreトンネルで繋がった称名寺と共に、金沢北条氏(当時はかねさわと読んだらしい)が創建した物とのことで、徒然草で有名な兼好が若い頃に金沢北条氏に仕えていたというのは驚きでした。京都の人と思っていました。この東国の文庫には古今東西?の書が集められ、王朝時代に好まれた詩歌、物語、唐の漢詩など昔の栄華を語る書籍などが収集されいたそうです。 それを読んで育った兼好が後に、いろいろな視点で滑稽な話、不思議な話、少し世の中を斜めに見たような話などなどをテンポよく並べて連歌のお手本ともいわれる書を著し、江戸時代には大人気となったというのは、何かルネサンスの話しのようで、興味深いです。 称名寺に残った文書は貴重な記録で全体的に国宝になっているそうですが、兼好の名の書かれた部分などが展示され、思いを馳せることができます。 場所は小山を背に南向きで鎌倉時代らしいですが、横浜市内であることもあり、びっしり住宅に囲まれていますが静かな風情です。 今も研究が行われていて、奥の図書館では、その成果や、かなり充実した地域の歴史、中世史、仏教関連の書籍がゆっくり閲覧できます。佛教関連では、仏典そのものまでありましたが、懐かしい漫画日本の歴史も...
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