秩父三十四観音霊場七番札所。
牛伏堂といわれるのは諸説あるが一説には牛が伏して動かなくなり、 去った後から十一面観音像があらわれたことに由来するともいわれている。
由来には諸説あるが中でも注目すべきものとして、 平将門にまつわる伝承は後に鎌倉幕府という武士政権のもとに結集した東国武士の心のあり様を伝えるものといえる。 花園左エ門という人の家来が平将門と戦って敗れこの地で亡くなった。 やがて天慶の乱が終り世の中がおだやかになったので、 その人の妻がこの地を訪れると夢に夫があらわれ、 「将門と戦ったため、いま村のある家の牛の子に生まれて苦しんでいる」...
Read more秩父三十四カ所観音霊場の参拝でお伺いしました。 曹洞宗のお寺で青苔山法長寺といい、霊場第七番札所になります。 御本尊は十一面観世音菩薩です。 門前には二基の石標があり右側の石標には「法長禅寺」、左側の石標には「不許葷酒入山門」(くんしゅさんもんにいる)と禅宗寺院の戒律が刻まれています。 本堂は平賀源内の設計と言われており普通の寺院では建物の中央に唐破風を付けた礼堂を持ちますが、法長寺の唐破風は左側に寄った珍しい左右非対称の造りになっています。 また花頭窓も上の方が尖った独特の意匠をしています。 法長寺は秩父札所の中で本堂が一番大きなお寺です、正面の柱間が十間、奥行きが九間で本堂の中に観音...
Read more札所7番 青苔山法長寺は、埼玉県秩父郡横瀬町横瀬の苅米地区にあります。本尊は十一面観世音菩薩。
国道299号線の横瀬橋のすぐそばで、横瀬川や横瀬橋からは右岸を一段上ったところにあります。山門のある正面は法長寺の東側ですが、国道から南側を上がる坂道の途中にも入口(階段)があります。
もともとの札所は牛伏堂(牛伏観音堂)であり根古屋地区の牛伏にありましたが、江戸時代に別当の法長寺に移されました。長享2年(1488年)の秩父札所番付(長享番付)では「三十二番 牛伏 十一面」と記されています。
本堂は平賀源内の原図によるといわれており、秩父札...
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