御勢大霊石神社(みせたいれいせきじんじゃ)は、西鉄大保駅の東700mほどの小郡市大保の七夕通り沿いに鎮座している神社です。式内社で、旧社格は県社です。
神功皇后2年(202年)の創建です。 仲哀天皇8年(199年)の熊襲征伐に当たり、行宮をここに設けました。ところが仲哀天皇が戦線を巡視した時に毒矢に当たり、この地で崩御しました。妻の神功皇后は兵士の士気の衰えることを恐れて喪を秘し、熊襲征伐の後、香椎の宮で発喪しました。 その後、朝鮮出兵にあたって、御魂代の石を軍船に乗せて仲哀天皇の鎧と兜を着せて征途につき、戦勝後に凱旋すると、その石を天皇の御魂代として、また朝鮮半島を守る不動石として祀ったと伝えられています。
社名にある「御勢」の「勢(せ)」とは「夫(せ)」の意味で、神功皇后が仲哀天皇のことを「せの君」と呼んでいたことが由来だと言われています。
飛鳥時代の第29代欽明天皇9年(548年)、白鳳9年(669年)に社殿が造営されました。 平安時代中期(967年)に編纂された格式(律令の施行細則)である延喜式内社筑後四社の一つに定められました。 天永3年(1112年)、安元2年(1176年)にも社殿が造営されました。 室町時代の文明2年(1470年)には筑紫興門が再興されますが、戦国時代の天正14年(1586年)に戦火に遭って炎上、焼失しました。 しかし、その3年後の天正17年(1589年)に宝殿・拝殿・仮殿が再建されました。 明治時代は、御原郡19ヶ村の産土神で、造営は御原郡・御井郡の両郡で執り行われました。
一の鳥居は、正徳5年(1715年)の建立で、大保地区の集落内にあります。 平成時代に入って完成した小郡市のメインストリートの七夕通りが参道を横切っています。 平成10年(1998年)に建立された二の鳥居の先には神池があり、石造りの太鼓橋が架かっています。 三の鳥居は、明治24年(1891年)の建立です。
拝殿前に仲哀天皇御魂代の御霊石があります。
神紋は、平安末期までは菊花菱でしたが、八幡系であるため現在は「三つ巴」です。
御神木は、御霊石に支えられ、「楡欅(にれけやき)」、「もちの木」、「榊の木」が奇跡的に三身一体となり合体し、雄大に日々成長しています。 子孫繁栄、良縁結び、家内安全に御利益があると言われています。
境内にある大きなクスノキ(樹高21m・目通り幹囲6.1m)は社殿の手前、向かって左に聳えていています。 幹をタマヅタが覆い、日光を浴びて、鮮やかな緑色を呈しています。
主祭神は、足仲彦大神(あしなかつひこのおおかみ=仲哀天皇)です。 副祭神は、天照皇大神・八幡大神・春日大神・吉富大神(738年の創建者)です。
境内社の成末神社は、仲哀天皇荒魂を祀っています。 木が生えて、どれが御神体石か分かりにくくなっていますが、神社の中でも一番重要な祠になると思われます。
境内社の粟島神社の御祭神は少彦名命です。 大国主神の国土経営に協力しましたが,伯耆国淡島で粟茎に弾かれて常世国に行きました。農業・酒造・医薬・温泉の神として信仰されています。
春は境内の桜が美しく「桜まつり」が開催され、夜間はライトアップされます。 夏の7月31日・8月1日には、大保地区のお祭が行われ、盛り上がります。 大晦日は年越しの初詣の参拝客でとても賑わい、神酒やぜんざいを振る舞っていただけます。
神社名となっている「大保(おおほ)」という地名は、かつてあった筑後久留米藩の御原郡(みはらぐん)大保村に由来します。 明治11年(1878年)大保村、津古村、横隈村、三沢村、力武村が合併して三国村となり、大保村は消滅しました。 明治29年(1896年)三井郡(みいぐん)三国村となりました。 昭和30年(1955年)小郡町・三国村・味坂村・御原村・立石村が合併し、改めて小郡町が発足しました。 昭和47年(1972年)小郡町が市制施行して小郡市となりました。
「大保」の由来は、近くにある小郡官衙遺跡の所在地が筑紫王朝(倭国)の「太保(だいほ)府」であるとする説と、近くにある御勢大霊石神社の宮司の父が右大臣藤原師輔で、この右大臣の唐名が大保(だいほ)だったことに...
Read more御勢大霊石神社 延喜式神名帳筑前国四社一小社 神社御紋 平安末期まで菊花菱紋 祭神一座 足仲彦大神(一四代仲哀天皇) 相殿四座 天照皇大神、八幡大神、春日大神、吉富大神(長栖の長者で七三八年社殿創建)
当神社は元来、御井・御原両郡十九ヵ村の産土神で、明治時代までは、祭祀料を神納されていた。
由緒 神功皇后二年(二〇二)創建、社記・伝説によれば第十四代仲哀天皇は熊襲征伐に当り、橿日宮の本陣より此の地に軍を進められ大保の里が白州で清浄であったので天神地祇を祀り仮陣地とし軍を指揮された。隅々近臣を従え志気を鼓舞するため戦線を廻られた折、敵の毒矢に当られて此の地にて崩御された。皇后は時恰も激戦中で志気の沮喪をおそれ深く秘して仮に御殯葬申し上げた。 熊襲征伐後軍を纒めて御崩御を布告し、御霊柩を橿日宮に移して発喪された。その後三韓征伐に於て御魂代の石を軍船に乗せ、その石に仲哀天皇の御鎧及び兜を着せて征途につかれ、戦勝後凱旋されて、その石を天皇の御霊代として、大保の郷の殯葬の地に宮柱太敷立て斉き祀られ御勢大霊石と崇められた。 今、社前にある石がこれで御剣・御衣も納められ御本體所と称する。御勢は夫にて皇后よりの尊親の称である。
境内末社 ○粟島神社(又の名淡島神社) 御祭神 少彦名命 例祭九月十三日 創建は不詳であるが和歌山市加太に鎮まります御分霊を当地に勧請する。 御祭神は医薬の祖神であり、殊に婦人の平癒、安産、子授け等、又交通、航海安全の守護神として崇められる。
○成末神社 御祭神 御勢大霊石大神荒御魂 無格社成末神社として龍頭内に祭祀されたのを明治四十一年六月十六日合祀許可のうえ移築。
○秋葉神社(又の名愛宕神社) 御祭神 火之加具土神
○牛天神社 御祭神 保食大神 由緒御創建は不詳であるが、別名宇迦之御魂神とも云うも「ウカ」「ウケ」は古くから食物を意味し、稲は食物の中であり、生命元である。
○恵比須神社 ○猿田彦神社
境外末社 ○白鳥神社 父君の神霊白鳥と化し天に昇り、願くは白鳥を得て陵域の池に養はむ。当社も是を模して池を造り白鳥を飼いし所なり。総称して、白鳥島と言伝へたり。現在は年一度の御神幸は途絶えているが古昔は例大祭の御神幸の下宮として使われし所也。
その他 勅使御館之跡 社頭を距つる事五丁程戌亥の方にあり。勅使下向の折招請の御館を造った処である。
御祭礼日 一月一日 歳旦祭 二月 初午節分祭 二月六日 粥占い祭 四月十五日 石祭 七月三十一日~八月二日 大祓、茅輪神事、獅子舞、夏祭 九月十三日 粟島神社例祭 十一月十五日 七五三祭 十二月十四日 例大祭 以上
平成十一年吉日 御勢大霊石神社
御本殿等 ○本殿六坪、幣殿十五坪、拜殿十坪。 ○欽明天皇、天武天皇、宇多天皇、鳥羽天皇、高倉院の御宇再興。 ○文明二年、領主筑紫貞門再建。 ○天正十四年、兵火に罹り社殿、宝物等悉く焼失す。 ○天和二年、領主有馬伊豫守豊範、正殿拜殿再建(現在の御本殿也)。 ○其の後、造営材木は旧久留米藩より、雑費は御井、御原両郡割符を以て仕来り也。 ○明治六年三月十四日、県社に列せらる。 ○平成元年、御創建二十五年毎(一七七五年)の式年大祭斎行、氏子、産子等の淨財を以て御本殿、渡殿の修覆工事完成。 ○平成四年、台風十七号及び十九号の被害により拜殿の修復工事完成。 ○平成二十四年御本殿渡殿の銅板葺き替え及び修覆工事完成。 ○平成二十五年御創建(一八〇〇年)式年大祭斎行。
神社パンフレットより
ーーーーーーーーーーーーーーーー とても清々しい神社さんです。 巨木、古木の...
Read more本日オススメする神社仏閣【いいコレ】スポットは、福岡県小郡市大保にある『御勢大霊石神社(みせたいれいせきじんじゃ)』
御勢大霊石神社は、主祭神は足仲彦大神(あしなかつひこのおおかみ=仲哀天皇)で、その妻である神功皇后ゆかりの神社です
なぜ、神功皇后ゆかりの神社と言われているのは諸説ありますが、 神社の始まりは神功皇后2年(202年)、第14代仲哀天皇が熊襲(肥後国球磨・大隈国曽於地方の豪族)征伐に当たり、天皇の仮の御所として、この地に行宮(あんぐう)を設けました。
ところが天皇が戦線を巡視した時に毒矢に当たり、この地で崩御したと言われてます。
妻の神功皇后は兵士の士気の衰えることを恐れて喪を秘し、熊襲征伐の後、香椎の宮で発喪(死を公表)しました。
その後、朝鮮出兵にあたって、御魂代の石を軍船にのせ仲哀天皇の鎧と兜を着せて征途につき、 戦勝後凱旋すると、その石を天皇の御魂代として、また朝鮮半島を守る不動石として祀ったと伝えられています。
この石は、御勢大霊石(みせたいれいせき)として社前に祀られ、立石の場所が天皇殯葬(ひんそう)の地と言われています。
社名にある「御勢」の「勢(せ)」とは「夫(せ)」の意味で、神功皇后が仲哀天皇のことを「せの君」と呼んでいたことが由来だと言われています。
拝殿前の左側に、存在感ある大きな御神木があります。
この子孫繁栄御神木は、 御霊石に支えられ、楡欅(にれけやき)、もちの木、榊の三本の木が三身一体となって合体し、非常に雄大な姿をしています。子孫繁栄、良縁結び、家内安全に御利益があるそうです。
更に、この聖地に植栽されている松の木は〝臥龍松″といい、天へと昇龍(昇運)してる縁起のいい松です。
そんな御勢大霊石神社は、延喜式(えんぎしき)内社 筑後四社の1つとされ、由緒ある神社です。
P.S. 延喜式内社筑後四社の残り筑後三社は、高良玉垂命神社(高良大社)と、伊勢天照御祖神社(高良大社の境内社)と、豊比咩神社...
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