実は比叡山延暦寺にとって最も重要な施設であり、伝教大師は生前、この戒壇を延暦寺が持つことを熱望していたが、残念ながらその勅許が降りたのはその死後のことだった。 正式な僧になることは「戒律」を授かることだが、当時は守るべき戒律の数が多い鑑真が日本にもたらしたものを奈良の戒壇で受けねばならなかった。延暦寺の僧も同様、当時奈良の大寺院と対立していた最澄からは我慢のならないものだった。いわば弟子の資格試験の合否を敵対勢力に握られているようなもの。また、イデオロギー的にも所謂奈良の「小乗戒」ではなく、自分が主張する、もっと戒律の緩やかな「大乗戒」を弟子に授けたい。戒壇なくして比叡山延暦寺の、真の宗派自立はありえなかった。
少し前のものだろうが落書き、というか名前や相合傘を外壁の板を傷つけて書いた悪質なイタズラがひどい。重要文化財だからあと何十年、何百年も自分の名前が恥を晒し続けることに気づいていない時点でアホとしか言いようがない。最近は中国人の観光客のマナーをよくあげつらうけど、少し前の日本人もこの程度だったんだから...
Read more戒壇院は、比叡山延暦寺・東塔エリアにある重要な施設の一つで、「受戒(じゅかい)」、すなわち仏教徒としての戒律を正式に受ける場所です。 天台宗では、ここで「菩薩戒(ぼさつかい)」を受けることが伝統とされ、僧侶にとっては非常に神聖な儀式の場でもあります。
比叡山の東塔エリアにある戒壇院は、派手さはないものの、心が引き締まるような神聖な雰囲気が漂っていました。ここは仏教徒としての戒律を授かる場所であり、一般の参拝者にとっても「仏の道に帰依する」という意味で大きな意味を持つ場所です。堂内は非常に静かで、足音が響くほどの静寂。装飾も控えめで、まさに“厳粛”という言葉がぴったりです。観光というより、自分を見つめ直す「修行の場」に身を置いた感覚になります。人も少なく落ち着いていて、心を整えたい時にはぴったりの場所でした。建物自体の造りも素朴ながら力強く、比叡山の精神性を象徴しているように感じました。華やかさよりも“本質”に触れたい方には、ぜ...
Read more比叡山ドライブウェイを通って車で行きました。この道路は有料道路でした。12月~2月までは、朝9時からしか営業されていないので要注意です。 比叡山延暦寺といえば、織田信長の焼き討ちで焼失したことが有名ですが、現代の発掘調査によって、その焼き討ち以前に大半が荒廃してなくなっていたことや浅井軍による放火による焼失もあったそうです。 この地に行って感じたことは、政治と宗教の関係についてでした。白河法皇も「賀茂河の水、双六の賽、山法師、是ぞわが心にかなわぬもの」と。ここで言う「山法師」とは、比叡山延暦寺の僧兵のことでした。為政者にとって、扱いにくい存在であり続けた結果が焼き討ちとなって現れたのでしょうか。 こんなことを感じる...
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