千葉の二郎インスパイア系のパイオニア的なちばからさん。千葉県内の二郎系としては、最古参くらいのお店ですね。創業者さんは京成大久保店の出身とのことで、インスパイア店ではありつつも、直系二郎のメソッドというものが取り込まれているようです。
なかなか行く機会がないままでしたが、ようやく訪問。 数年前に創業者の訃報もあってたいへん残念でしたが、お店は継続。おかみさんを中心に、残った皆さんで一生懸命頑張っておられるのだなと思います。ご存命の時に一度行ってみたかったなあ。
で、本店の立地ですが、最寄り駅は内房線五井駅か、小湊鉄道上総村上駅にはなるものの、いずれの駅からも距離があるので、車での訪問がよいでしょう。駐車場は店前にありますが、台数が少ないので、基本は店裏の駐車場を利用することになります。店の「向かい側」ではなく、「裏手側」の駐車場ですね。これ大事ですね。
赤いカラーコーンの立っているところがちばからの駐車場です!という案内があるのですが、そのカラーコーンがほとんどぶっ壊れたり飛んでいったりしているので、初見だと停めていいもんかどうか迷います。どうやら、駐車場に入って右手側一列は停められるようです。余裕があるときに、木札かなんか立ててくれるとありがたいですね。
店前にはプレハブの待ちスペースが設けてあり、ベンチに座ると、注文ルールなどのものものしい張り紙が目に飛び込んできます。が、当日は雨だったせいもあって待ち無しで、張り紙をざっと見てから入店。入口すぐ右手に券売機、左手に冷水器があります。
店内入って着席すると、視界に亡くなった創業者さんの肖像がどかんと。こういうのなんかぐっときちゃうな。
注文は食券制ですが、「先のお好み」と「後のお好み」が分かれていて、注文時には「先のお好み」と、卵や海苔などの現金トッピングが聞かれます。「先のお好み」は、麺の固さと、ヤサイやアブラなどの減量について。麺が上がって、基本の具材が加えられた後に、「後のお好み」をコールします。 コールはニンニクヤサイアブラカラメに加えて、ネギの追加も可能。「先」は麺の固さと各種減量、「後」は追加・増量、と思っておくといいと思います。ニンニクとネギはデフォでは入りません。
注文は、仮にまごついても店員さんがカリカリするようなことはなく、勝手のわからないお客さんにも丁寧に説明をしておられましたので、張り紙の多さと圧にビビりすぎなくても大丈夫そう。でも、繁忙時間帯なんかは、事前に張り紙を読んでシミュレーションしておくに越したことはないです。
注文は、らーめん豚一切れ、コールはヤサイアブラニンニクネギ。でも、たぶんこっちの声がこもっているせいで、ヤサイコールが通らなかった気がします。が、のちのち、ヤサイ通らなくてよかったと思うことになるのですけれども。
さて、ちばからさんの最大の特徴は、そのスープ。 脂は完全にエマルジョンされた乳化スープで、直系、インスパイア系の中でも乳化度合いがかなり高い部類。 とろりとしたスープは、豚のねっとりした甘みとほんのり酸味を感じるもので、醤油感が刺さってくるいつもの二郎のスープとは一線を画す味わい。ポタージュのように、固形分多めのハイブリックススープではなく、純粋に脂の乳化によってとろみがついたものなので、フレンチの世界に持っていったら、これはスープではなくソースだろ、と言われそうな気がします。
麺は自家製麺のようで、ワシワシ麺というよりは、太ゴシピロピロでもち感の強い、いわゆるデロ麺だと思います。下から引っ張り出すのが大変なやつ。握力持っていかれる。
ヤサイはキャベツの比率が結構多くて、甘くておいしいです。茹で加減はクタめ。豚は歯がいらないレベルのやつで、「一切れ」が分厚いですが、するする口に入ります。
これはもう、完全に個人的な感想ですけど、これは「二郎」とはやっぱちょっと勝手が違うというか。 暴力的なしょっぱさのスープで、大量のヤサイと麺とニンニクをぶち込んでいくというのが二郎のイメージで、スープを飲む、という感覚はあまりないのですが、ちばからさんの場合、やっぱスープを飲みたくなるのですよね。
そうすると、普段は二郎イコール、くらいの立ち位置のニンニクが、そこまで必須に感じないというか。スープを味わうには、ニンニクの辛味がちょっと邪魔に感じたし、どっしり重たいスープを楽しもうとすると、ヤサイ食べるのがきつくなる。 そのせいか、常連さんと思しき人も、ヤサイ少なめ、ヤサイ抜きの注文をする人も多く、他店に比べて、ヤサイマシとか全マシマシみたいな注文が少ないように思いました。あくまで、滞在していた時間だけの印象ですけれどもね。
濃厚スープがどっしり胃にたまるので、他店の同じ麺量のものと比べると、その1.5倍くらいの満腹感があります。最後の方はもう結構きつくなって、これヤサイを増さなくてよかったな、と心底思いました。
なので、楽しみ方は人それぞれであるという前提の上で、ヤサイよりネギがおすすめ。ニンニクも、抜きか少なめがおすすめかなと思います。
店内はアットホームな雰囲気で、変に元気すぎず、いい意味でユルい感じもあるので、あまり緊張することなく食事できます。常連さんは多いと思いますが、一見ひとり客でも気まずい感じがなくてよかったです。普段は行列必至ですが、時間帯によってはするっと入れることもあるので、そういう時を狙ってい...
Read more千葉県市原市西国分寺台1丁目にある、ラーメン二郎インスパイア系ど乳化スープのラーメンを提供する行列超人気有名店。 県内ラーメン雑誌掲載の常連店。食べログラーメン百名店にも2回選出。
今は亡き店主は、ラーメン二郎京成大久保店の出身。このラーメン、日々の試行錯誤でつくりあげた他に類を見ない逸品。今は、お弟子さん達がその一杯を守り続けています。
徒歩では小湊鉄道上総村上駅から線路沿いに戻り、突き当りを右折。1.4km程進み更科通りに入り更に100m先のT字路を右折。坂を700mのぼった左手にあります。徒歩25分程。
車では、館山道市原I.Cから大多喜、勝浦方面に。高速高架手前を左折。900m程進んだ細町橋脇交差点を右折し更科通りに。800m進んだガソリンスタンドのあるT字路を左折。坂を登りきった小僧寿司のある交差点を過ぎ2つ目の交差点の左手にあります。 駐車場は店前4台と店裏に10台程。赤いコーンが目印。人気店なので駐車待ちも覚悟が必要。
営業時間は11:30-15:00と18:30-22:00(日曜日は21:00まで)定休日は月曜日と火曜日。 お出かけの前にX(旧twitter)で営業情報の確認をお勧めします。
店主が亡くなってから、店内は改装され広くモダンな雰囲気に。 接客も丁寧。ピリピリした雰囲気はほぼありません。チョッピリさみしい。 カウンター12席に6人掛けと4人掛けテーブルが各1卓。
満席の場合はカウンター背面の中待ち、中待ち満席の場合は外のベンチかそれに続く行列最後尾に。 店入口前ベンチまで到達したら店入口右手の券売機でプラチケを購入。麺量はミニ220g、普通350g、特盛650g。お土産は1人分。個数分の「らーめん」プラチケを購入。
ベンチ先頭近くになったら店員さんの声がけで店内中待ちに。 中待ちでは、プラチケ掲示と先のお好みを聞かれる場合もあるので、「先のお好み」の準備を。
席に案内されたら、プラチケをカウンター上に置き、麺茹で前の「先のお好み」をコール。 麺の茹で加減に加え、デフォルトから麺量と野菜、油とカエシを減らすオプション。合わせて味玉やほうれん草、チーズ等の有料トッピングをオーダー。こちらの支払いは現金で。お土産もこのタイミングでプラチケを渡し伝えます。受取は食後に声掛けを。 水は給水機でセルフ、紙エプロンはその隣に準備。
「後のお好み」は、麺上げ前に店員さんから、◯番席の方、または先のお好み復唱の後、「お好みは?」の声掛けタイミングでオーダー。 野菜やニンニク、油とカエシ、ネギの中から追加するものと量を伝えます。量は追加するもののコールで増量、それより増やす場合はマシマシを付けます。少し増やす場合はちょいマシ。
今日は、ミニラーメンに節券。先のお好みは、「そのままで」(変更無し)。後のお好みは、ヤサイ・アブラ・カラメ・ネギマシマシ・ラー油。 スープはど乳化超濃厚豚骨で豚や他の食材の旨味が溢れ、とろみがあります。節を加えることで、更に旨味とコクが増します。思わず飲み干してしまいます。とても美味しい。 麺は小麦を感じる自家製平打ち麺。コシがあり、この濃厚スープに絡み、とても美味しい。テボで麺上げ。 チャーシューは、超厚切りでまさに神豚。脂身はトロトロ、赤身はホロホロでとても柔らかく噛むほどに旨みが溢れます。 トッピングのヤサイはキャベツ多めで甘みを感じるシャキシャキタイプ。追加したネギが全体のバランスを絶妙に演出。ラー油も良いアクセントに。
このラーメン、他に類を見ない絶品。くせになります。 最後まで美味しくいただきました。...
Read more2025/08/25追記 過去最低の出来でした。 油そばを食べたのですが、前回はラー油有りと無しを選べましたが、選べなくなりました。 豚は少し前に行った時にも感じましたが、豚そのものが変わったのか?って感じました。 以前はホロホロだった豚が細かい繊維質が詰まった様な豚に変わっていて、口の中でトロける感じが無くなりました。 味も安定していなくしょっぱい。 何よりショックだったのは、今まで一貫して安定していた麺が美味しくなかった事。 全部がブレブレでもはや何を食べているか分からなかったです。 味噌とか蕎麦とかどうでもいいのでちばからのラーメンを美味しく作って欲しいです。 2025/0404追記 定期的に通っていますが、段々ブラッシュアップしていると感じます。 神豚率も向上していて、特に今回は最高でした。 油そばも少し前からラー油入りか抜きか選べる様になっています。 釜場に誰が立つかによって麺の硬さが若干違いますが、大将が変わってから今までで1番美味しかったです。 にんにくも辛みと香りがあってとても良かったです。 ただ、少しずつ店内BGMの音が大きくなっているなぁと感じます。 私は大音量で音楽を聴くタイプですが、それでも少し気になるので、他のお客さんはうるさいと思ってるんだろうなーと思いました。 個人的にはラーメンにはネギとラー油マスト。 油そばはネギとラー油抜きが美味しいと感じます。 最近は油そばに割りスープがある事を告知してないですが、割りスープ自体はあるので濃い味に飽きたら後半の味変に良いです。 2024/06/06追記 飲食店なので長い髭はマスクして欲しいです。衛生的にとても気になります。
前回から5回いきましたが、豚はやはりブレが大きいです。5回中1回は硬くしょっぱかったです。残り4回は神豚では無いですが普通でした。
以前から一つ気になっているのは、油そば醤油の変化です。 以前は混ぜた時、醤油の香りがブワっとしてとても美味しかったのですが、今はなんか混ぜた時赤くなって醤油の香りがあまりしなくなりました。 好みかもしれませんが、今の油そばは最初のパンチはありますが、すぐに飽きます。 以前の方が醤油の香り、にんにくの香りが引き立ち、追いスープとの相性も良くて好きでした。 そこの部分も選べる様になって欲しいです。
2024/02/29追記 下記に書いた点が改善されました。 とても美味しかったです!
神豚じゃなくなりました。 以前は3回に1回くらいハズレ豚で2回は大当たりだったのですが、今は10回行って10回ハズレです。 まず、豚の中心部分が硬すぎる。豚全体の柔らかさが無くなりました。 味も以前よりしょっぱくなりました。
大将が亡くなってから味が落ちていましたが、段々と良くなって来ていると感じていただけにずっとこのままなのが残念です。
気のせいかも知れませんが、以前はもっとニンニクの辛味があった気がします。
従業員の人数が増えてる割には...
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