Without a doubt, Appare is our favorite izakaya in Kanazawa—and it’s way better than Daigo if you're considering your options, not to mention even better than their sister shop めしや 魚界人 裏片町店. The atmosphere is fun, and the food is top-notch!
A must-order here is the sashimi boat. The staff delivers it in the most unique way—literally with a boombox playing music! We got the One Piece "We Go" song, which was an absolute treat since it’s my favorite anime and opening theme. Talk about luck!
Also, do not miss their crab miso bread—it was so good we ordered seconds. And even the sakes were impressive—smooth and flavorful, perfectly complementing the meal.
Appare is the kind of place where great food, fun vibes, and great memories come together. If you're in Kanazawa, this...
Read moreExcellent izakaya / restaurant! We were greeted warmly upon entering, and the entire staff did an outstanding job throughout the night even though we did not speak any Japanese. They even helped us with the menu and provided guidance and explanations wherever needed. The atmosphere is lively and the food was spectacular, be it the succulently grilled nodoguro and yellowtail collar, baked sweet potato, flavourful sea snail and oden, or the fried eggplant in dashi. We also loved the creative take on Kanazawa curry with the fried spring roll, or the Noto pork cutlet in a rich and dark, almost chocolatey sauce! The drink menu is extensive and should offer something for everyone. We would recommend the place...
Read more【人生最期の食事を求めて】魚とおでんと店の喧騒に飲み込まれる片町の夕刻。
ひがし茶屋街の一角から三味線の音がそこはかとなく耳に届いたかと思うと、町家の玄関の庇に巣を作った燕が頭上をかすめた。 欧米系の外国人観光客の姿が見受けられたものの至って少なく、ある意味で心地よい閑散具合と思えた。 午前中のひがし茶屋街は思いのほか平穏としている。 統一感を保った外観はもちろん色彩にも統一感の配慮がなされ、和の伝統の趣を保ち続けている。 幻想文学の急先鋒的存在の小説家泉鏡花、純真な心を歌い上げた詩人室生犀星、自然主義文学の集大成徳田秋聲といった日本近代文学の礎を作った文人たちを生み出した土壌を踏み締めながら、私はひたすら彷徨った。
朝に食した回転寿司の満腹感が残っているが、しばし休憩するために抹茶を飲んで鋭気を取り戻し、金沢城公園や金沢21世紀美術館を巡った。 さらに香林坊で休憩がてらコーヒーを喫し、そして片町に抜けるとさすがに空腹を覚えた。 16時近くだった。
どの街の繁華街も日中の表情は空虚な仮面を被っている。 ネオンもなくひと気のない繁華街は、没個性的で無表情で味気ない。 とはいえ空腹で仕方なかった。 片町のほぼ中央に位置するビルの一角で“16時から飲めます”とともに、“船盛りと金沢おでん”と書かれた看板が目に止まった。 仄暗いビルの地下に伸びる階段を降りてゆく。 次々と店に入っていく若い客の歩調に合わせて私も足を踏み入れた。
案内された席は、広々とした店内の奥のほうにある金沢おでんコーナーと対峙するカウンター席だった。 正面のおでん鍋には、数多の串がまるで機械に針を打つように見える。 すでに額に汗を滲ませたおでん担当の男性スタッフが唐突に器を差し出してきた。 おでん出汁の味見用だという。 薄すぎず濃すぎない絶妙のバランスを確認しているうちに全てを飲み干した。 口内をリセットするように生ビール(638円)をひと口飲み、あらためて「金沢おでんの盛り合わせ8種(梅貝なし)」(1,848円)を選んだ。 さっそく目前で手際よくおでんが盛られてゆく作業をビールを飲みながら眺めていると、大きな器が手渡された。 その一品一品は想像以上の大きさだが、私の食欲は刺激を受けて増幅し続ける。 竹の子、シュウマイ、車麩、赤巻、牛すじ、つくね、大根、糸こんにゃくというラインナップはどれも申し分ないが、 その中でも竹の子とシュウマイの食感と味が新たなビールを催促した。
と、突然騒々しい音楽が厨房側から起こったかと思うと、 「船が出るど!」 という若々しい男性スタッフのけたたましい絶叫が店内全体に反響した。 その男性スタッフは刺身の船盛りを慎重に持った緩慢な足取りで注文された席へ運んでゆく。 落ち着いて食と向き合いたい者にとって、このようなイベントはいささか不快ではあるが、その他の客はおそらくこのイベントを求めているのだろう。 そう考えてしまうほど、このイベントは不定期ながらも唐突に幾度も催され続けた。
気を取り直してメニューを見ると、北陸唯一の地鶏に目が止まった。 「福地鶏の炭焼き」(1,408円)が1,078円という販促キャンペーンに乗じ、さらに本日の焼き魚である「アヤギバチメの塩焼き」(1,480円)を注文することにした。
その間にも、“船盛りの出港”が次々と続いては店内は喧騒に包まれ、その他の客たちはその光景を眺めて喜々としている。
福地鶏の炭焼きが到着した。 その風貌は宮崎地鶏の炭火焼きほどではないものの全身に褐色を纏い、レモンの上に載った柚子胡椒との相性は食べずとも想像できた。 噛み応えも味わいもどこか宮崎地鶏に似てはいるが、それほどの苦みはなくて食べやすい。
「黒霧島」(550円)のロックに切り替えてヤナギバチメの塩焼きを待ち伏せた。 唐突に現れたヤナギバチメは、一見獰猛な表情で私を見ている。 しかしそれとは裏腹にその白い身は実に柔らかく繊細で、みょうがと大根おろしを絶妙な量で食べ続けると、黒霧島は滞りなく消えてゆく。
概して、この店の料理もサービスも満足度は高い。 なのに、その不規則の騒音はどうにも私から落ち着きを奪ってしまう。 繁華街というエリア特性上それは仕方なかろう。 まだ飲み足りない、という想いを引き摺ったままこの店を背にした。
外は薄闇に支配されようとしていた。 ネオンと人混み、そして複数人の客引きが片町の交差点に交わる只中を、私は切り裂くように...
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