相模大野の鈴木ラーメン店は、ここラーメン激戦区でも古参と聞きます。以前ボーノに2店舗ありましたが、知る限り現在この1店舗が営業してる状態。人気店でありながら、それに甘んじることなくメニューにも次々新作を加える店主に、バイタリティやモチベーションの高さを感じます。
最近刺激的な体験をしたので 2つレポート。
(1) 肉煮干しを謳ってるので前に数回伺った時は、淡麗煮干780円や背脂煮干780円を注文してました。煮干し好きに嬉しい味です。
今回スモジが長蛇の列だったので鈴木ラーメンに変更、初めて(二郎インスパイア系と思われる)黒MAX880円を選択しました。
食べた感想。 見た目大体二郎。麺量200g~300g(大盛り400g)とボリュームも二郎並み。裏技か麺量は200か300か400のグラム単位でお願いできるそう。この日400に自信の無かった私は300gでお願いしました(ぴったりな量だった)。6分位で届いたラーメンには揚げニンニクどっさり。味は煮干しと魚介、すこし豚骨、かえし醤油も利いて美味しい。ニンニクの香味油馬油(マーユ)で覆われた麺顔はインパクト大で(cf.添付画像)確かにクセになる味でした。リピーターが多いのも頷けます。
近所のスモジは10分で食べないと店主が怒りますが笑、こちらはじっくり時間をかけて味わいながら楽しめます。麺は自家製平打太麺。あの二郎独特な麺のワシワシ感も感じます。結果スモジ770円と同じ満足感を得られました。お腹いっぱい。むしろ味的に濃厚な煮干しだしが利いてる分、黒MAX880円の方が好み。値段は110円高いけど、このクオリティと落ち着いて楽しめる雰囲気なら許容できます。
(2) 間を開けず2回目の訪問。というのも興味が湧きTwitterを見たらこの6月から店主がカレーに凝り始めた様子がツイートされてます。そこにアップされた調理過程の画像から、エビだしや貝だし他、自家調合したスパイスから作る本格的なカレーだと知り、ここはラーメンでなく、ポークカレー(ミニ)390円を選択。ラーメンと違い普通や大盛りは無く、サイドメニュー単体の注文。今思うとちょっと店に申し訳ない気がする。ここはラーメンを提供するラーメン店なんだもの。でも注文時、特に何も言われなかった。ありがとう。
食べた感想。 カレーが来た時その小ささ少なさに正直失望。子供サイズ?この少なさはないなと。そっかミニだった仕方ないと気を取り直してスプーンを握る。小さいながらラッキョと福神漬け、冷やして汗をかいたプチトマト、レタスが隅っこにあり、その完璧なビジュアルから店主の自信めいたものを感じます(cf.添付画像。画像は近接撮影なので分かりにくいかもですが現物は小さい)。で、一口食べると予想が当たり、とても本格的なカレーで物凄く美味しかった。3~4個入った豚肉も柔らかい。近所のココイチの3倍は絶対に美味しい。店主やるなーと思った次第。辛さがじわりとくるスパイシーさもあって結局味は大満足。
【総評】 黒MAX880円は二郎インスパイア系でありながら、近所のスモジに無い独特の個性・美味しさがあり、体調に合わせた麺量も選べてありがたい。また、ポークカレー(ミニ)390円は近所のココイチを完全に圧倒してます。味は松屋創業ビーフカレー490円系ですが、鈴木ラーメン店のポークカレー(ミニ)390円の方が遥かに美味しかった。カレーの味はこれだけで店を開けるレベルです。店主天才。ラーメン屋のカレーライスに生クリームが掛かってるの初めて見ました。
ポークカレー(ミニ)390円は券売機にもサイドメニューポジションにあり(cf.添付画像)且つ量も女性なら兎も角、成人男性には半人前。値段は倍でいいから一人前サイズを置いてほしい(ただそうなると松屋創業ビーフカレー490円に値段で負けるのが悩ましい)と思いました。
このカレーをサイドメニューに置くのは、基本ラーメン屋だからと店主が遠慮してるのかなと一瞬思ったけど多分違う。
私がいた時の店内客はみんなラーメンだけ注文し、個数限定というせいもあるのか、カレーライスだけを食べてるのは私1人でした(疎外感笑)。店の看板がラーメン屋なんだもの、そりゃ(店のカレーの味を知らなきゃ)入店した客は美味しいラーメン一択だよね。ラーメンとカレーライスを同時注文する客もいなかった。
黒MAXを完食できるお客さんたちはたくさん食べられる健康的?な人が多いから、現在のポークカレー(ミニ)390円だけの量では当然足りません。普通サイズのラーメン+ポークカレー(ミニ)の注文を店側は考えてるのでしょう。でもカレーライスが美味しすぎてラーメンと合わせるにはバランスが悪い。誤解しないで欲しいのは、ラーメンはラーメンで美味しい。ラーメン好きの心理としては、ラーメンはラーメン、カレーライスはカレーライスだけを純粋に楽しみたい。
こうしてどちらも美味しい場合、ラーメンのボリュームや味、その満足感、その美味しさと、カレーの香りや辛さ、その満足感、その美味しさとは、相容れません。
だって優劣でなく 求める美味しさのベクトルが違う。
オダサガの石山商店はラーメン店ですがラーメンが淡麗系なので、サイドメニューに香りを抑えたキーマカレーだか置いてました。あれはありかもしれません。
でも鈴木ラーメン店の黒MAXとポークカレーは両者とも「強烈なインパクトのある美味しさの強者」なので、個人の好みもあるでしょうが、ラーメンを食べた後、あるいは同時にカレーを食べるのは違う感じがしました。それ程に、鈴木ラーメン店のラーメンとカレーライスは、個性的で独立して美味しかった。
カレーの香りはラーメンの香りとは違い過ぎます。別々な日に個別に単体で楽しみたいから、普通サイズ、大盛りサイズのポークカレーが欲しいという感想です。
専門店級のポークカレー(ミニ)390円はもっと客に知られてほしいと思います。これ単体でメイン張れる。上記したよう例えばボーノに「鈴木カレー専門店」が入ってたら大人気店だった筈。カレー好きな人、ココイチ一択だった人は是非一度、肉煮干中華そば鈴木ラーメン店の暖簾をくぐってみて下さい。もっと食べたいと思うでしょう笑。
ということで 黒MAX880円か ポークカレー(ミニ)390円を それぞれ別々な日に食べに また伺います。
美味しいラーメンとカレーライス ごちそうさまでした。
プチ幸せに感謝。
【2020年06月20日記載】
ps
【2020年06月24日記載】追加情報
>肉煮干中華そば...
Read more相模大野駅北口から徒歩4分程度の好立地。 いつも並んでいる印象がある人気店。 平日開店前に8人程度並んでいる状態。 店内はカウンター席のみ。 10席くらいかと思います。 席間が広くて余裕がある配置。 入口入って奥にある券売機で食券を購入するスタイル。
■2025年訪問。 平日訪問。 開店時間前には既に10人程度並んでいました。 相模大野屈指の人気店。 基本的に店内待ちは出来ません。
店内でランチセット(1200円)の食券を購入。 食券に記載の3種類(※煮干中華・背脂煮干・しお)からラーメンを選択。 チャーシュー丼とのセットです。 店員さんに背脂煮干ラーメンをお願いしました。
・背脂煮干ラーメン ★×5 単品注文では950円。 スープをすするとちょうど良い塩気でとても美味しい。背脂は浮いているものの意外と脂っぽくなくコクがあります。 醤油と煮干の風味を感じました。 トッピングの玉ねぎのシャクシャク感、岩海苔の磯の香りも良いアクセント。 チャーシューはなかなかの厚切りでボリューム十分で美味しい。メンマも良い。 平打ちの自家製麺はつるつるしていて食べ応えがあります。 相模大野のラーメン屋さんは美味しいお店が多いですがコストとのバランスを考慮すると鈴木ラーメン店がトップではないかと思います。
・葱チャーシュー丼 ★×3.5 チャーシューを葱、ごま油で和えたものが白ご飯に乗ってます。定番のレシピで必ず美味しいやつです。ちょうどよい量で満足出来ました。 私的にはチャーシュー丼無しでラーメンを大盛りにするかトッピングを追加したほうが満足度は高い気がしました。
■2024年再訪問 今回は背脂煮干しラーメン950円とチャーシュー追加350円をチョイス。
背脂煮干しラーメンは煮干しがしっかりと感じられる醤油ラーメンっぽいスープ。元々のスープがさっぱりめなためか背脂が浮いていてもそんなにしつこくは無くて美味しいです。麺は平打ち中太麺。 トッピングはチャーシュー、岩海苔、メンマ、刻み玉ねぎ。 岩海苔は好き嫌いが別れそうですが私は好きです。 メンマは薄くて存在感が無いです。 チャーシューは厚みがそこそこあって肉々しい感じが良いです。柔らかくて美味しいです。 全体的に満足できました。 店内は清潔で好感が持てました。 ティッシュなどのゴミは券売機近くのゴミ箱に捨てましょう。ごちそうさまでした。
◆初回 にぼMAX。二郎的ラーメン。 大蒜が強すぎてあまり好みではない。 好きな方は好きな味...
Read moreニボMAX中盛り880円
2回目の訪問。2021年9月の土曜、12:05到着、7人待ちに接続。12:20頃入店。煮干し系人気店の二郎系メニューに挑戦。
券売機で食券購入し店員に渡す時に麺量を聞かれる。普通は茹で前200g。同料金で中盛り300g、大盛り400gにできるが当然お残し禁止。無料トッピングはない。6分ほどで着丼。
スープはやや濁ったもの。煮干しの旨味と香りが良好。醤油のかえしと動物系の出汁が穏やかに支えている感じ。豚背脂のコクと甘味もあっておいしい。
麺は幅4mmくらいの平打ちストレート。ツルツルで喉ごしが良い。若干柔らかめの茹で加減もスープと合っていておいしい。
野菜は二郎系の標準と同等かやや多めで、キャベツ率2割弱。ややシャキな茹で上がり。上に掛かった味付けアブラに細かい肉が入っていて、野菜と良く合う。
豚(ここではチャーシューと呼ぶべきか?)はロースで3枚。ほとんど脂身がなく固めなのでスープに沈めておいたがあまり柔らかくならず。味は普通。
途中でニンニクを混ぜ、お酢で甘味を出したりしながら10分ほどで完食。全体としてなかなかのもので、二郎系としては高めの値段だが納得できる。豚が少し残念で☆4つ。接客は良好。12:40退店時待ち4人。
背脂煮干しラーメン780円+玉ねぎ100円
初訪。2020年10月の土曜、開店時に到着、先客なし。コロナ対策は入り口にアルコール、席間に間仕切り。後客続々。13席あるが15分ほどで満席。
7分ほどで着丼。スープはたっぷりでおいしい。...
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