庄家 — Restaurant in Sakata

2023年4月、桜前線と共に帰郷した際に訪問。昔々、それこそ30年前に一度、家族で食事をした記憶がある。当時、子供の舌には十二分に美味かった記憶はあるものの、遠くから酒田に帰省して食べたいのはやはりラーメンと魚である。集まって飲みに行こうとなってもやはり中町周辺ばかりでなかなか機会はない。私自身生まれ育ったのはここよりも更に鳥海山の方の農村部、本来であれば近くて便利な場所なのだけれど、むしろそれゆえか機会はなかったのである。

さて、久々に暖簾を潜ってみた印象は、ただひたすら暗い、ということに尽きる。他に客はいなかったせいだけではない。客が来ないことに慣れてしまったような雰囲気は不安を掻き立てる。

不安を抱いたまま、一部屋だけ灯りの点いた奥の座敷に通される。そこはテーブル席の個室、テーブルの上には写真もない白黒で印刷された品書きが寂しく置かれ、壁にはつまみの品書きが幾つか貼られている。重ね重ね申し訳ないけれど、未だに不安の影は消えない。

焼き魚と刺し身の和定食か、それとも30年前に頂いたエビフライか、不安を抱きつつ色々迷った結果、2500円の「よくばり定食」を選択。当日は酒を飲まず食事だけのつもりだったので、どうせならと欲張ることにしたのである。

座敷には仄かにタバコの臭いが残っていたので尋ねてみると、灰皿を用意して頂けた。きっと宴会利用も多いのだろう。嫌いな方には申し訳ないが、個人的には有り難いことこの上ない。

さて、いざ料理が運ばれて来ると、それまでの不安は一気に吹き飛んでしまった。料理が運ばれて来たその時から、座敷はまるで旅館の一室である。それこそ少し良い旅館の部屋食だ。

刺身はタイにカレイにイカにアマエビ、更には帆立の貝殻に並べられたポン酢仕立てのフグ。焼き物は脂の乗ったカレイ。酢味噌を添えたホタルイカの小鉢に茶碗蒸し、そしてエビフライ。どれもこれも美味い美味い。正直なところ、刺身は期待していなかったのだけれど、そんな期待なぞまるっきり裏切られてしまったのである。

先述した通り、部屋がまるで旅館の一室なので、食後もゆっくりしてしまう。そんな中でタバコを吸えるのは非常に心地が良いのである。

支払いの際、大将がお見えだったので色々尋ねてみたところ、お店で使う魚はほぼ地物なのだそうだ。この日はエビフライのブラックタイガー以外全て地物とのこと。なんとなくは予想はしつつも、値段を考えるとまさかと思ってしまうのである。これは嬉しい誤算だ。

ランチなどはさぞ混むのだろうと思いきや、全くそんなことはないらしく、コロナ禍以来さほど客足は戻らないそうだ。実に勿体ないことではないか。ましてや夜でもこの金額で地物を美味しく頂けるのである、それも酒の肴ではなく食事として、である。こういった食事を酒を飲まずに楽しめるお店というのは実はなかなかないものだ、それが夜ならば尚更である。

夜でも酒を飲まなくても地域の美味しい食材を頂けるお店、それこそがこちらのお店の隠れた強みである。勿論お酒と一緒に頂けばもっと食事を楽しめるのだろうけれど、必ずしもそれができる日ばかりではないものだ。食材も大将の腕も確かなお店では尚更そうあるものではない。中町辺りに点在する歴史あるお店には引けを取るかも知れないけれど、ひっそりと地味な場所柄、隠れた名店と言...

彼の帰郷の際に何となく行ってみようで入ってみたお店。 肉より魚派な私にとっては嬉しいお店🌷🌷 メニューを見てどうせならと頼んだよくばり定食🐟 出てきてびっくり👀 まるで旅館の夜ご飯のようなラインナップ🌸✨ これで2500円とは、、、。驚きを隠せない👏 私の地元で食べたらまずこの値段で食べれないし、海なし県なのでこんな美味しい刺身は食べれない。😭 刺身、焼き魚、エビフライ、どれを取っても本当に美味しく幸せな夜ご飯でした✨ 是非沢山お客様がきますように🌸✨ また山形行った際は行き...

久しぶりに食べに行ったけど、まずご飯がうまい‼️今回、注文したのはヤング定食🍱お肉も刺身もうまい🍴😆✨ 味噌汁はホッとする味😊💕 他にも食べてみたいメニューたくさんあったのでまた行きたいですねー(*￣∇￣)ノ

これからの季節、鍋焼うどんの美味しい季節ですが、最近は頼む人が少なくなってしまったせいかお休み中ということだったが…？🤔...