昔ながらのアッサリしたイニシエ豚骨の老舗、志免町東公園台の三洋軒支店に初訪問。
屋台から始まり志免町にお店を構えた伝説の今は無きお店、三洋軒。 どれくらい伝説かというと、福岡市内で老舗の有名店である一九ラーメンや大分県で豚骨と言えばの宝来軒がそれぞれラーメンを学んだとされているお店です。
更にそこから派生した志免三洋軒と須恵三洋軒があり、直系で言うと元祖三洋軒として吉原名店街に娘さんが数年前まで営業されていましたが閉店(現在は六味亭の場所)、他はご親戚、のれん分けの元祖志免三洋軒久山店、元祖志免三洋軒よかろがあります。 志免三洋軒はどちらかと言えばアッサリ系で、須恵三洋軒はコッテリ系、同じラーメンから派生したお店でもその系統は分かれており、それぞれに人気があります。
その中で言うと今回の三洋軒支店は最初に生まれたのれん分け店で長い歴史があり、だけど味は志免三洋軒でも須恵三洋軒でもなく更にアッサリとしていて乳化していない懐かしいタイプの豚骨ラーメンで、こちらも長く地元の方から愛されているお店です。
そんな歴史があるお店なのですが、相当昔に無くなってしまった三洋軒の本店も今回の三洋軒支店も未食でして、ちょっと前に久山店で頂いて美味しかったこともあり、以前から食べに行きたいと思っていた三洋軒支店にようやく伺うことが出来ました。
場所は相当分かりにくい住宅街の細い道沿いにあります。 ナビは必須です。 お店の対面側少しずれた位置にある東公園台月極駐車場、こちらの4、5、6、7、8、11、12の合計8台(看板に8番の記載はありませんが8番に三洋軒支店のプレートは付いていますので間違いないです)をお店で借りてらっしゃいますので、そちらに車を停めてお店の前に。 ちなみに11番と12番は予備ということで、普段はお店の方が使用されているので他が空いてなくてここが空いていたら、という条件になります。
店内は入ってみると奥に長く、左側は厨房でその前にカウンター、右側に座敷があって昭和感満載。 テレビや漫画も置いてあります。
お冷はカウンター手前側にある冷水機でセルフ。 メニューは座敷側の壁に貼ってあります。 シンプルにラーメンとめしが基本で他のサイドメニューは無し。 ※単品のワンタンは有り トッピングも二種類、チャーシューメンとワンタンメン、どちらも人気ですし、ラーメンとめしのみの注文もよく頼まれています。
卓上にはゴマ、コショー、紅ショウガ、ラーメンのタレ。 ゆで玉子が1個50円で販売されているのが良心的ですね~。
今回はワンタンメン800円を注文。 昔からあるお店だけあって、営業用スープ釜と麺を茹でる茹で釜二つが並び、麺を釜で泳がせて平ザルで麺を取ってらっしゃいます。
やがて出てきたワンタンメン。 アッサリ乳化しておらず濃度は低め、独特の風味があり、やや甘味がありつつキレよくタレが効いたイニシエ系豚骨スープ。 このスープにはコショーがめっちゃ合います。 後、塩味がしっかりしているのでご飯にも合うんですよね。
具材はたくさんのチャーシュー、海苔、ネギが基本。 そしてトッピングのワンタンが入っています。
麺は昔ながらの低加水、表面にザラ感があってスープの持ち上げが良い中細麺。 普通で注文したらコシがしっかり出ていてこれが美味いんですよね~。
バラ肉チャーシューは切り置きなのでちょっと酸化臭はあるものの、この値段で脂身付きのチャーシューがたくさん入っているのは嬉しいですね。 ちなみにチャーシューメンになると表面に花が咲いたように一面のチャーシューになるので人気です。
そして餡たっぷりのワンタンは皮がトゥルントゥルン。 餡自体は薄味なんですがちょっとコショーが効いててラーメンによく合います。
麺を食べ切ったので替めんを注文。 こちらでは替玉のことを替めんと言いますが、長浜ラーメンで流行った替玉を博多ラーメンなど他の福岡の豚骨ラーメン店が取り入れようとした初期の頃はこの言い方が多かったイメージがあります。 釜で平ザルなのでふくちゃんとかと同じく、他の方が注文した際に一緒に便乗して注文することが多く(途中から麺を追加して茹でることが出来ない為)、他の方がラーメンを注文したタイミングでお願いして合間にゆで玉子を頂いて舌をリセット。
そして出てきた替めんはネギ付き。 ちょっとザラ感があるスープとの絡みが良い麺が替玉で頂くと更に美味しく、ゴマや紅ショウガも追加して完食・・・からの更に替めん普通を追加。 いやあ、この麺めっちゃ好きで懐かしい味です(^-^)
美味しくスープまで完食
アッサリしたイニシエ系豚骨のお店、お客様が多かったので三洋軒の話を伺えませんでしたけど、いつかその当時のお話をより詳しく聞いてみたいものです。
ごちそうさまでした
#三洋軒支店 #豚骨ラーメン #イニシエ系 #福岡ラーメン #ラ...
Read more親戚のお家に野菜の採りに行った帰りに訪問しました。
親戚の家から5km圏内の飲食店を検索したところ、マイレビ様も訪問されていたので、決めました。
マイカーだったら諦めてました(笑) 連れのKカーだったため余裕でした。
チャーシューメンをオーダー。 3分ほどで着丼です。
固めをオーダーしましだか、加水率が低いのか、中細麺は良い感じの固さをキープしてくれてます。 こくがありながらも以外とあっさりしているスープです。 具もチャーシュー、ネギに海苔がチャーシューの裏に隠れています。 自分には結構パーフェクトに近く、マジで美味しかったです! なんというか全体的なバランスが最高です!
一言、美味しいと呟いて、半分くらい食べたところで替え玉ならぬ替めんをオーダーしました。 タレを替めんにかけて、味変で胡椒、ゴマ、紅しょうがを投入。 いやー 美味しいです。
初めて訪問したお店ではスープまで飲み干すのですが、ほぼ一気でした。
連れも美味しいと言って完食していました。
昭和の雰囲気がプンプンするお店ですが、令和になっても現役です。
本当に美味しかったです。 またお邪魔し...
Read more午後2時ごろとちょっと遅めのお昼ごはんとなったため、即座に「大盛り」と注文。白濁スープに中太麺、チャーシュー、ネギ、乗り枚。単純でシンプルな飾り気のない「ザ・豚骨」ラーメン。 一気に頂きましたが、食後に胃袋から突き上げてくる濃厚な豚骨のにおいが、半世紀も前に味わった味を思い起こさせてくれました。 ここ、福岡県志免町の三洋軒支店のことを知ったのは、とある経済雑誌のネット情報でした。小学校2年まで過ごした大分県別府市の宝来軒(90年代に?閉店)が、源流は三洋軒に遡ると知り、居ても立ってもおられず、やってきた次第。 1年前に別府市に「ニュー宝来」が宝来軒の味を引き継いでいると聞き、2回訪ねて確認してきましたが、その時と同じ、胃袋から突き上げてくる豚骨の臭み、よく煮込んだことからくるまろやかさ、そして長年探していたものに再び出会えたかけがえのない喜びがないまぜになった感覚を味わえました。 三洋軒の流れはその他にも近隣の須恵町などに店が数店あるようなので、そこにも後日、訪れてみようと思っていますが、胃袋が感じた感覚は、記憶の奥底に潜んでいたものを引き上げ...
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