浙江亭支店 — Restaurant in Suzaka

昔はよく行ったというラーメン屋である。

一度冷めてしまうと中々昔のように熱狂的になれない性格であるが故、昔は好きだったけど今は全く興味が無くなってしまう事が多々あり、興味が無くなってしまうと全く眼中にすら入らなくなってしまうのが困った性格でもある。

ここ浙江亭は昔はショッピングの前にあったのだが、そこは鰻の寝床のような細長くて暗くて汚い店舗で、学生の頃は月に２日程通ったものである。

あの頃はまだ丸長も須商の隣にあり、今のような強気な値段設定でもなく、丸長に行くか浙江亭に行くか、はたまたかねきに行くかなおはんに行くかと市内をぐるぐるしたものだ。

しかしそんな浙江亭も駅前通りの整備と共に移転してしまい、その時点でどこか遠くへ行ってしまったかのような無念さを覚え、自分の中では既に終わってしまった感があるラーメン屋になってしまった。

あれから20年以上。

すっかりその存在すら忘れてしまっており、何処に移転したかとか全く興味すらないまま年月は過ぎていた。

あの味は確かホームラン亭のような強烈なクセが強い味だったような？

はて、どんなラーメンだったかな？

散々食べたハズが全く思い出せない。

なかなか他店では無い唯一無二のラーメンだったハズだ。

思わぬ拍子でGoogleマップを見てみると、なるほど、学生の頃は遠く感じたが、わりと駅前通りからもそんなに遠くない場所に移転していたのだと知る。

う～む。

しかしラーメン写真を見ても味を思い出せない。

かといってわざわざ行くのも面倒な気がしてならない。

今でいう醤油豚骨なのだろうか？

醤油豚骨はオッサンになった自分としては苦手なジャンルでもある。

あのときの店のインパクトが強すぎて、味よりもカウンター下にあったエロ本とか、ゴキブリが床を走っていた記憶とか、そっちのほうばかりが思い出されており、むしろショッピングの前に在った時代の店にもう一度行きたいものだ。

よし、次須坂に行くときは必ず行こう。

ホームラン亭も行く気になれないままだったが、行ってみたらうまくて驚いた。

こっちのほうが通っていた分、懐かしい味に出会えるハズである。

写真を見ても全然思い出せないのだが、きっと思い出の味は甦るだろう。

須坂は近いようで遠く、最近のお気に入りは松葉屋の蕎麦である為、忘れがちでもあるのだ。

必ず行くリストに入れておきながら、訪問は実現するのだろうか。

と、書いたのが既に一年も前のことであった。

そしてついにこの日が来た。

12時ジャストに店に到着するが、すでに裏側の駐車場は満車である。

よく見ると赤い軽自動車のワイパーのところに 「後ろとめれます」 と書いてある。

そんなボーナスゾーンに車をとめて、裏口からの入店である。

入り口が表と裏にあるのだが、駐車場が裏だから必然的に殆どの人が裏口入店なのである。

店員はじいさんとばあさん。

確か20年前もじいさんとばあさんだった気がするが、じいさんとばあさんというのは駄菓子屋のように歳を取らないのだろう。

こち亀でも両さんが 「ワシがガキの頃からずっと婆さんのままだ」 と言っているがなんとなくわかる。

チャーシューワンタン麺を注文すると、一瞬かたまってしまったが、ものの５分程でやってきた。

次に来た客がチャーシュー麺を頼んだらチャーシューは売り切れだと言っていたので、最後のチャーシューが出てしまい一瞬フリーズしてしまったのだろうと思った。

さて、見た目とメニューを見て分かったのだが、ホームランとほぼ同じなのだ。

なるほど、醤油ラーメンは真っ黒醤油の中華そばではない。

やや豚骨っぽいやつなのだ。

どれいただきます。

うまっ！！！！

そうだ、うまいから通っていたのだ！！

懐かしいというかホームランの味に似ているうまさである。

麺のちぢれ加減もいい。

チャーシューのかたさもいい。

ちょっとしつこいしょっぱさのスープもいい。

うっめぇなぁこれ。はふはふフガフガとやってるうちにあっという間に完食だ。

大盛りにしなくても普通で充分の量でもある。

やっぱり思うのは最近のラーメン屋というのは完成しすぎててファッションのような気取った店ばかりで、方向性がみんな同じで飽きられてしまうのが良くわかる。

しかし野性的にうまいと感じる店はそういうのとは全く違ったものがある。

キラキラ系のインスタ映えする店で、たいしてうまくもない高いラーメンを食べてる自分に酔ってるだけで、汚い店に入る自分は一切許せないという風潮すらある中、そんな時代の流れに一切妥協しないのがこういう店なのだ。

もはやソウルフードとも呼べるべきの味である。

やはりこういう店はいつまでも頑張って頂きたいと思うばかりだ。

また須坂に来たら必ず寄ろうと固く誓って...

Stopped for taking lunch, a parking lot is available but for only several cars not so big.

3 old guys are handling this ramen shop, but, with great respect, they are working hardly and serving quickly. Regular ramen's soup is an original taste based on pork born soup, seems heavy but actually pretty light taste. thin and wavy noodle is what I prefer.

No English menu is available, cash only, smoking friendly in all time all table, it doesn't meet to...

セカストの裏にあり、店の前をよく通るから気にはなっていた。「不味くなかったらいいか」ぐらいに期待値を低く見積もり金曜日の昼の開店と同時に入店。なんとラーメンしかない。チャーハンもない。餃子は夜だけ。客がドンドン入ってくる。店を後にした時には席が9割埋まっていた。値段は安い。味は普通、不味くはないがすごい美味いわけではない。量も普通で、ガテン系には物足りないだろう。麺大盛り（＋100円）を注文する人が半分くらい。おばちゃん2人で切り盛りしている。ラーメンつくるおばちゃんと注文をとるおばちゃんそれぞれ役割分担がなされている。注文とるおばちゃんの方が歳は若く見え、動作も発声もしっかりだが、ラーメンを作るおばちゃんに何度も注文の確認をされていた。忘れっぽいというか頭に入りにくいのか、認知が覚束ない感じがした。混んでいる時はハッキリしっかり注文しないと別のものを出されるかもしれない。提供はかなり早くラーメンおばちゃんの手際の良さに感心する。客回転も速い。五目ラーメンをいただいたが次は普通...